GVA TECH株式会社は、弁護士向け裁判書類作成AIシステム「ベンパル 書面作成」において、Google Driveとの外部ストレージ連携を開始しました。
ベンパル 書面作成の外部ストレージ連携拡充と証拠解析容量アップデート
「ベンパル 書面作成」は、訴状や答弁書、準備書面など訴訟に関する各種書面の作成を生成AIで支援する、弁護士向けの裁判特化AIシステムです。証拠解析から書面作成までの一連のプロセスを支援することを目的としており、訴訟実務における証拠・記録の読解や整理に要する負担の軽減を通じて、弁護士が人にしかできない判断や業務により注力できる環境づくりを支援します。
多くの法律事務所においてGoogle Driveは、日々の業務インフラとして、深く定着しています。しかし、弁護士業務でAIを活用しようとすると、「データの二重管理」や「移し替えの手間」という実務上のハードルがありました。GVA TECH株式会社は、弁護士が日常的に使用している既存のツールはそのままに、シームレスにAIを活用できる環境こそが真の業務効率化につながると考え、すでに連携済みのBoxおよびSharePointに加え、新たにGoogle Driveとの連携を実装しました。
今回のアップデートの主な内容は次の4点です。
- Google Driveとの外部ストレージ連携を開始
- 証拠解析の処理容量を50ファイルから約150ファイルへ拡大
- 主張整理表・時系列表などの作成機能を拡充
- 通知書面(受任通知・内容証明郵便)の作成に対応
Google Drive連携により、法律事務所のDrive内に保存されている証拠資料や各種データを、ローカル環境にダウンロードすることなく直接「ベンパル 書面作成」で指定・選択し、AIによる解析や書面作成へ移行できます。証拠解析容量の拡大によって、証拠の数が膨大になる大規模な訴訟案件や複雑な事実関係の整理が必要な事案においても、ツールを分けることなく1つのワークフローで完結します。
ベンパル 書面作成が訴訟実務を一気通貫でカバーする書類作成機能
書面作成機能の拡充では、「主張整理表」の作成に対応しました。アップロードされた主張書面の中からAIが法律上の争点(要件事実)に対応する原告・被告双方の主張、認否、証拠等を自動で抽出し、該当する記載箇所もピンポイントで抜き出します。従来のように手作業で該当箇所を探し、分析・確認していた膨大な時間を大幅に削減できました。
「時系列表」では、双方の主張書面や提出された証拠の記載内容を自動で時系列順に整理します。事実の前後関係を一元的に把握できるだけではなく、相手方の反論箇所や関連する論点の指摘までAIが自動で行います。
「準備書面」の作成時には、AIが生成した「主張整理表」をそのまま次の書面作成に取り込むことが可能です。これまでの双方の主張や立証の経緯をAIが踏まえた上でドラフトを起案する設計となっています。さらに、受任通知や内容証明郵便などの「通知書面」の作成にも新たに対応しました。
同アップデートにより、通知書面から事実関係の整理(時系列表)、訴訟移行後の対応(主張整理表・準備書面)まで、紛争実務を一気通貫でサポートできるようになりました。
ベンパル 書面作成 アップデート概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | GVA TECH株式会社(東京都港区虎ノ門3-4-7 虎ノ門36森ビル 8階) |
| 対象サービス | 弁護士向け裁判書類作成AIシステム「ベンパル 書面作成」 |
| 新規連携ストレージ | Google Drive(既存:BoxおよびSharePoint) |
| 証拠解析容量 | 従来の50ファイルから3倍の約150ファイルへ拡大 |
| 作成・拡充された書類 | 主張整理表、時系列表、通知書面(受任通知・内容証明郵便) |
| 代表取締役 | 山本 俊 |
| 設立 | 2017年1月4日 |
| 資本金 | 409百万円 |
| 上場市場 | 東京証券取引所 グロース市場(証券コード:298A) |
| 企業URL | https://gvatech.co.jp/ |
trends編集部の一言
証拠解析容量が50ファイルから約150ファイルへと3倍に拡大されたという数字は、大規模訴訟案件を扱う法律事務所にとって、実務上の具体的な訴求ポイントです。業界全体としては、AIツールの導入が進む一方で「既存ワークフローへの組み込み」が課題として残るケースが多く、今回のGoogle Drive連携はその障壁を直接取り除く設計と言えます。
マーケティングの現場でも、ツール間のデータ移し替えや二重管理の手間は生産性を下げる要因として、よく話題に挙がります。「使い慣れたストレージはそのままに、AIだけをシームレスに差し込む」というアプローチは、リーガルテック領域に限らず業界横断で広がりつつある設計思想です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、MAツールや広告管理ツールの乱立による二重管理コストは長年語られてきたテーマであり、既存インフラを置き換えずにAIを差し込む構造は、業界全体の導入障壁を引き下げる動きとして注目しておく価値があります。
References
- ^ PR TIMES. 「弁護士向け裁判書類作成AIシステム「ベンパル 書面作成」がGoogle Driveと連携!証拠解析容量も3倍の約150ファイルへ大幅アップデート | GVA TECH株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000449.000033386.html, (参照 26-07-09).
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