株式会社Agxは、建設業や製造業、倉庫業などの現場向けに提供している熱中症対策IoTサービス「ThingBridge VISION(TBV)」に、AIを活用した新機能を追加しました。
ThingBridge VISIONの義務化対応を背景にした2つのAI新機能
2025年の改正労働安全衛生規則の施行に伴い、事業者には熱中症の重篤化防止に向けた体制整備や手順作成、関係者への周知が義務付けられました。従来の温湿度計やIoTによるデータの可視化だけでは課題が残されていました。
管理者が画面を常時監視できない点、広大な現場全体への迅速な周知が難しい点、安全管理記録の作成に手間がかかる点といった問題です。今回追加されたAI新機能は、こうした課題への直接的な応答として設計されています。現場の「データを取るだけ」の運用を超え、判断支援や自動通知、記録整理までを一体的にカバーします。
ThingBridge VISIONのAIリスク判定機能とAIレポート出力機能
1つ目のAIリスク判定機能は、現場の温湿度センサー等から取得したWBGT(暑さ指数)などのデータをAIが定期的に分析し、リスク上昇時や一定時間ごとにダッシュボード画面へ表示・担当者へアラートを発信する仕組みです。事務所に常設したモニターやスマートフォンの管理画面にリスクレベルを表示するほか、メール通知やLINE WORKSやTeams、SlackなどのビジネスチャットへのAPI連携による自動通知にも対応しています。
管理者が画面に張り付く必要がなくなりました。既存の連絡フローを活かしたまま、現場作業者への迅速な注意喚起が可能です。
2つ目のAIレポート出力機能は、蓄積された現場環境データとリスク傾向をAIが自動で整理・分析し、安全管理レポートをPDF形式で自動出力します。週次で自動生成されるレポートの内容は、総合評価や熱中症リスク分析、天候影響分析、エリア別環境、推奨アクション、来週のリスク予測です。
日次・週次の安全衛生記録としてそのまま活用できるほか、ヒヤリハット発生時には客観的な環境データの振り返りや再発防止策の検討にも役立てられます。
ThingBridge VISIONのサービス概要と販売パートナー募集
TBVは月額1万円程度(初期費用・機器費用は別途見積もり)から導入できる熱中症対策IoTサービスです。Webブラウザから稼働するため専用ソフトのインストールは不要で、ITツールに不慣れな現場担当者でも直感的に操作できる設計となっています。温湿度センサーは、電池駆動かつBluetooth対応のため現場への電源配線工事は不要で、Bluetoothルーター(ゲートウェイ)の設置にAC100V・コンセント1口のみ必要です。
今回の機能追加と合わせ、建設や製造、倉庫業界に強みを持つ企業を対象とした販売パートナーの募集も開始しています。パートナー参画にあたっては、「高まる義務化への明確なソリューション」「月額1万円〜という導入ハードルの低さ」「導入後の継続利用によるストック型収益モデルの構築」という3つの観点でメリットが整理されています。デモアカウントの発行・提案用資料・営業同行(オンライン含む)などの支援も無償で提供され、1現場からの「お試し導入」の提案も可能です。
ThingBridge VISIONの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社Agx |
| 所在地 | 東京都台東区 |
| 代表者 | 徳山竜喜氏 |
| サービス名 | ThingBridge VISION(TBV) |
| カテゴリ | 熱中症対策IoTサービス |
| 対象業種 | 建設業や製造業、倉庫業などの現場 |
| 料金 | 月額1万円程度(初期費用・機器費用は別途見積もり) |
| AI新機能 | 熱中症リスク判定機能・AIレポート出力機能 |
| 通知連携 | LINE WORKS・Teams・Slack 等(API連携) |
| 設置要件 | AC100V・コンセント1口(配線工事不要) |
| 設立 | 2015年 |
| 企業サイト | https://agx.jp/ |
trends編集部の一言
2025年の法改正によって熱中症対策が「測る」から「周知や記録、分析が重視される運用」へと変わった点は、業種を問わず現場を持つ企業にとってインパクトのある変化です。業界全体としては、安全管理の記録・報告業務をどこまでシステムに委ねられるかという問いはこれまでも繰り返されてきたテーマであり、蓄積データをAIが自動でレポート化する仕組みは、その問いへの一つの実装例として位置づけられます。
「ツールの存在を知っている管理者」と「実際に日々の記録・周知フローに組み込んで使いこなしている管理者」との間には、想像以上の開きがあるのではないでしょうか。月額1万円〜という価格帯と、配線工事不要・既存チャットツールとの連携対応という導入ハードルの低さは、現場DXの最初の一歩として検討材料になりそうです。
徳山竜喜氏が述べるように、熱中症対策は「データ取得」から「実効性」のステージへ移っています。マーケティング業界の文脈に置き換えると、定例レポートの作成・配信を自動化する流れと構造的に近く、業務フローへの組み込みやすさが導入の可否を左右するという点でも共通した示唆を含む動きと読み取れます。
References
- ^ PR TIMES. 「株式会社Agx、熱中症対策IoTソリューション「ThingBridge VISION」へのAI機能追加を発表 | 株式会社Agxのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000038068.html, (参照 26-06-21).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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