株式会社immedioは、AIインサイドセールス「immedio」のフローチャートルーターに「AI差配ノード」を追加しました。
immedioの条件分岐設計が抱える運用課題
インサイドセールスの差配設計は、組織の成長とともに、複雑化していきます。条件が増えるほどフローチャートは膨れ上がり、やがて作成した担当者にしか読めない設計図になってしまいます。その結果、ルール変更のたびにエンジニアへの依頼が必要になったり、担当者の異動によって差配ロジックが引き継げなくなったりといった現場課題が生まれてきました。
immedioはこれまで、フローチャートルーターを通じて、リードの属性や行動履歴、SalesforceやHubSpotといった外部CRMデータに基づく自動振り分けを提供してきました。一方で、現場の差配判断には複数条件の組み合わせや項目ごとの重み付け、文脈に応じた例外処理といった「人間的な判断」が含まれることが少なくありません。条件分岐ノードを積み重ねるほどフローチャートが複雑化し、運用上の保守負荷も高まっていました。
immedioの新機能「AI差配ノード」が提供する3つの価値
「AI差配ノード」は、フローチャートルーター内の1ノードとして配置し、テキストエリアに自然言語のプロンプトを記述するだけで差配ロジックを定義できる機能です。リード情報や差配先は専用のタグ表記でプロンプト内に組み込めます。各部門が得られる価値は次の3点です。
- マーケ担当:プロンプトの書き換えだけで複雑なルールを即日反映
- IS担当・マネージャー:ノーコードでルール更新し属人化リスクを解消
- DX推進・情シス担当:AIが差配理由を出力しブラックボックス化を回避、ロジックの継続的な改善にも活用可能
たとえば「役職にCEOまたはCTOが含まれ、かつ従業員規模が一定以上なら優先差配」「自社ドメインからのテスト送信は差配をブロック」「複数項目を点数化し、合計スコアで担当チームを切り替える」といったロジックを、1ノードに集約できます。単純・確定的な分岐は従来通り条件分岐ノードで、複合条件やスコアリング、例外処理はAI差配ノードでと、組み合わせた運用が可能です。
immedio「AI差配ノード」概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | AIインサイドセールス immedio |
| 新機能名 | AI差配ノード |
| 機能概要 | 自然言語のプロンプト1つで差配ロジックをノーコード定義 |
| 主な用途 | スコアリング差配・複合条件の判定・例外処理・差配スキップ |
| 連携CRM | Salesforce・HubSpot |
| テスト機能 | 本番投入前にAIによる差配理由を確認しながらプロンプト調整が可能 |
| 開発元 | 株式会社immedio |
| 所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1丁目19−9 第一暁ビル 4F |
| 代表取締役 | 浜田英揮氏 |
| 設立 | 2022年4月1日 |
trends編集部の一言
「ルール変更のたびにエンジニアに依頼する」というサイクルは、マーケティングの現場でも広く見られる課題です。インサイドセールス領域全体としては、現場担当者がコードを介さずにロジックを更新できる仕組みへの需要が高まっており、開発側との調整コストを削減しながら施策の実行スピードを維持したいというニーズは業界横断で語られてきました。自然言語でロジックを記述し、担当者が即日更新できるという設計は、その流れに対応する一つのアプローチと読み取れます。
「条件分岐を積み重ねると、やがて作った本人にしか読めなくなる」という問題は、MA施策のシナリオ設計でも起きがちです。差配理由をAIが出力してブラックボックス化を防ぐ仕組みは、属人化対策として、インサイドセールス組織における知識の継承や運用品質の安定化を促す動きとして注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「自然言語で差配ロジックを設計、IS・マーケ担当者が即日更新できる。AIインサイドセールス「immedio」、フローチャートに「AI差配ノード」を追加 | 株式会社immedioのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000301.000106428.html, (参照 26-06-18).
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