KENTEM(株式会社建設システム)は、新製品「写管屋クラウド AIアシスト」を2026年6月15日(月)にリリースすると発表しました。
写管屋クラウド AIアシストによる現場の写真整理支援
工事現場では、撮影した写真を工種や種別ごとの正しいフォルダに振り分ける作業が発生します。振り分け情報を持たないデジタルカメラで撮影した写真や現場独自のフォルダ構成への対応は、担当者にとって手間のかかる業務です。「写管屋クラウド AIアシスト」は、こうした課題に対し、AIが最適な振り分け先の候補と判断理由をテキストで提示する仕組みを提供します。
保存先が間違っている工事写真に対しても、AIが写真の内容を解析し、複数の候補を提案します。担当者は、理由を確認しながら、振り分け先を選択でき、確認後の手動変更も可能です。振り分けミスを防ぎます。
写管屋クラウド AIアシストの主な特長
「写管屋クラウド AIアシスト」の特長は次の4点です。
- 写真・黒板情報・分類ツリー・工程情報ファイルをもとに高精度な振り分け先を提案
- 振り分け先候補と判断理由をテキストで同時表示
- 現場ごとの独自フォルダ構成ルールにも対応
- 入力情報をAIの学習モデルに利用しないため、公共工事でも安心して使用可能
特に情報セキュリティの面では、入力した情報はAIの学習モデルに利用されません。他社への回答に情報が混入するリスクを防ぐため、公共工事の現場でも安心して導入できます。
写管屋クラウド AIアシスト製品概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | KENTEM(株式会社建設システム) |
| 代表者 | 代表取締役社長 重森渉氏 |
| リリース日 | 2026年6月15日(月) |
| 製品名 | 写管屋クラウド AIアシスト |
| カテゴリ | アプリ |
| 主な機能 | 生成AIによる工種分類の自動提案、判断理由のテキスト表示、複数候補からの選択 |
| 対応情報 | 写真の内容・黒板情報・分類ツリー・工程情報ファイル |
| セキュリティ | 入力情報はAIの学習モデルに利用されない |
| 設立 | 1992年7月2日 |
| 企業URL | https://www.kentem.jp/ |
| 事業内容 | 建設業向け施工管理ソフトウェアの開発・販売 |
trends編集部の一言
生成AIの画像認識技術と土木の専門知識を組み合わせ、現場固有のフォルダ構成ルールへの対応まで含めた工種分類自動化は、建設DX業界の文脈で見ると注目に値します。建設DX業界の流れとしては、現場作業のデジタル化が進む一方で、写真管理のような細粒度な分類業務はルール複雑性ゆえに自動化が遅れがちでした。候補と判断理由を同時提示して人が確認する設計は、その課題に対する実務的なアプローチとして、業界全体の作業プロセス転換の動向としても注目されます。
入力情報をAIの学習モデルに利用しない点を明示しているのも見逃せません。業務系AIツールの普及において、セキュリティへの懸念は導入障壁として業界横断で語られてきたテーマです。公共工事のような機密性の高い現場での導入障壁を下げる設計は、同種サービスでは十分に対処できていないケースが多く、建設DX領域における業務系AI普及の事例として業界全体の動向としても示唆を含みます。
References
- ^ PR TIMES. 「新製品「写管屋クラウド AIアシスト」をリリースします | 株式会社建設システムのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000046790.html, (参照 26-06-03).
