株式会社SUPERNOVAは2026年6月1日(月)、生成AIサービス「Stella AI for Biz」においてAI OCR機能の提供を開始しました。
Stella AI for Biz AI OCR機能の詳細と設計思想
業務現場では、紙の議事録やスキャンPDF、手書きメモを「編集可能な文書として再利用したい」というニーズが日常的に発生しています。しかし既存のAI OCRは、開発者向けのAPI型か、請求書などの帳票特化型が中心で、一般の業務ユーザーがそのまま使えるツールは限られていました。本機能は、こうした課題に応えるかたちで開発されました。
操作は、ファイルのアップロードから整形済みWordファイルのダウンロードまで、実質2クリックで完結します。テンプレート選択や項目設定、API連携の開発は一切不要です。生成AIを使ったことがないユーザーが、はじめてでも使えることをめざして設計されています。
文字起こしの結果は、見出し・段落・箇条書きなどの文書構造を保持したMarkdown形式に整形され、そのままWord形式(.docx)に変換されてダウンロードされます。手作業での後整形は不要です。想定される活用シーンを以下にまとめました。
- 紙の議事録・配布資料を電子化し社内共有用ドキュメントとして再利用
- スキャンPDFや画像で受領した参考資料を編集可能なテキストに変換
- 手書きメモ・ホワイトボード写真の議事録化
- 印刷物・書籍の一部を社内資料に転記する作業の効率化
サービス内のクレジットを消費して利用する形式のため、追加のオプション料金は不要です。
Stella AI for Bizと京セラ複合機との連携機能
京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社(代表取締役社長:池田 幸生氏)経由で申し込んだ場合、京セラの複合機(「Kyocera Cloud Capture」「Kyocera Cloud Print and Scan」対応機種)と連携して、よりシームレスにAI OCR機能を利用できます。複合機でスキャンしたPDFファイルをアップロードの手間なくそのままWord形式へ変換し、クラウド上に保存する一連の流れを自動化できます。
本連携機能は2026年7月1日(月)より提供開始予定です。詳細は、京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社のプレスリリース(2026年6月1日付)に記載されています。
Stella AI for Biz AI OCR機能の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社SUPERNOVA |
| 対象サービス | Stella AI for Biz |
| 提供開始日 | 2026年6月1日(月) |
| 操作ステップ | 3ステップ(アップロード → 文字起こし → ダウンロード) |
| 出力形式 | Markdown形式整形 → Word形式(.docx)ダウンロード |
| 料金 | 追加オプション料金不要(サービス内クレジット消費) |
| 京セラ連携提供開始 | 2026年7月1日(月)予定 |
| セキュリティ | ISO/IEC 27001取得・プライバシーマーク取得 |
| 認定 | デジタル化・AI導入補助金2026認定事業者 |
| 代表取締役 | 木本 東賢氏 |
| 設立 | 2024年1月11日 |
| 所在地 | 東京都港区虎ノ門2 丁目2 番1 号住友不動産虎ノ門タワー19F |
trends編集部の一言
「3ステップで完結」「実質2クリック」という設計の具体性は、業種を問わず響くポイントです。マーケティングの現場でも、外部から受け取ったスキャンPDFや手書きメモをテキスト化する場面は頻繁に発生しており、既存ツールの「開発者向けAPI型」か「帳票特化型」という二択に直面するケースが多く見られます。
業界全体として、生成AIの活用が「API経由でシステムに組み込む層」と「日常業務でそのまま使いたい層」に分断されてきた傾向があります。その間を埋める、ノーコードかつ汎用的なOCRツールというポジションは、業界全体の動向として注目を集めるテーマです。京セラ複合機との連携によって、スキャンからWord保存まで自動化できる点は、オフィス環境をそのまま活かせる設計として、業務効率化ニーズとの親和性が高いと言えます。
References
- ^ PR TIMES. 「「Stella AI for Biz」でAI OCR機能を提供開始 | 株式会社SUPERNOVAのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000138218.html, (参照 26-06-01).
