株式会社Ippu Senkinは、青和信用組合に導入済みのオンプレミス型生成AIアシスタントについて、機能拡張を実施しました。
株式会社Ippu Senkinのオンプレミス型生成AIアシスタントを3項目で機能拡張
青和信用組合は、東京都葛飾区や江戸川区、足立区を主な営業活動地域とするコミュニティバンクです。株式会社Ippu Senkinが提供するオンプレミス型生成AIアシスタントを、全組合員約120名が利用できる体制で運用してきました。今回の機能拡張は、その利用状況の検証を踏まえた次のステップとして実施されました。
今回の拡張は、「使えるシステム」から「業務に根付くシステム」へと進化させることを目的としています。最新LLMモデルへの対応により、これまで以上に幅広い業務シーンでの活用を目指します。
オンプレミス型生成AIアシスタントの最新LLM対応・基盤増強・LLM-OCR機能
今回の機能拡張の内容は、次の3点です。
- 最新LLMモデルへの対応(複雑な質問への対応力・回答精度の向上)
- サーバー増強による同時利用時の安定性強化
- LLM-OCR機能の追加(紙・PDFの文脈理解型データ化)
なかでも注目されるのが、新たに追加されたLLM-OCR機能です。従来のOCRとは異なり、文脈を理解して高精度に読み取れます。
決算書やローン申込書の内容確認・データ入力、入出金記録の確認など、これまで職員が手作業で行っていた業務への活用を想定しています。LLMモデルの更新と合わせて、幅広い業務シーンでの活用環境が整いました。
青和信用組合×株式会社Ippu Senkin 機能拡張概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社Ippu Senkin(東京都中央区) |
| 導入先 | 青和信用組合(東京都葛飾区) |
| 対象サービス | オンプレミス型生成AIアシスタント |
| 拡張内容 | 最新LLMモデル対応・サーバー増強・LLM-OCR機能追加 |
| 利用規模 | 全組合員約120名 |
| 青和信用組合 設立 | 1952年11月6日 |
| 株式会社Ippu Senkin 設立 | 2024年5⽉1⽇ |
| 青和信用組合 URL | https://www.cb-seiwa.co.jp/ |
trends編集部の一言
全組合員約120名への展開後に利用状況を検証し、その結果を踏まえて機能拡張へ進むという段階的なアプローチは、生成AI導入の実務において注目される設計です。業界全体としては、全社展開後の定着度を測る検証サイクルを設け、次の投資判断につなげる動きが重要性を増しています。
特にLLM-OCR機能の追加は、金融機関特有の書類処理業務への直接的な応答と言えるでしょう。マーケティング業界の文脈に置き換えると、定型フォーマット外のデータを文脈理解で処理する仕組みは業種横断で広がりを見せており、生成AIを段階的に業務へ定着させる動向として業界全体でも関心が高まっています。
References
- ^ PR TIMES. 「青和信用組合の生成AIアシスタントをアップデート | 株式会社Ippu Senkinのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000154651.html, (参照 26-07-07).
