ジンベイ株式会社は、生成AI型AI-OCR「GenOCR」においてSAML認証およびMicrosoft Entra IDによるSSO(シングルサインオン)への対応を発表しました。
GenOCRにおけるSAML認証とMicrosoft Entra ID連携によるSSO対応の詳細
今回の対応により、GenOCRはSAML 2.0に準拠したSSOと、Microsoft Entra ID(旧Azure Active Directory)との連携によるSSOを利用できるようになりました。企業が利用するIdP(Identity Provider)と連携することによって、ユーザーは普段使用している社内アカウントでGenOCRにログインできます。
特にMicrosoft Entra IDを全社的に導入している企業では、既存のアカウント基盤をそのまま活用してGenOCRにシングルサインオンすることが可能です。新たなIDやパスワードを発行・管理する必要がなく、企業のセキュリティポリシーに沿った認証フローのもとで、安全かつスムーズにサービスを利用できます。
本対応によって、期待される効果は次の4点です。
- 自社IdPによる一元的な認証管理でパスワードリスクを低減
- 普段の社内アカウントでログインでき個別管理が不要に
- 入退社に伴うアカウント管理をIdP側で一元化し情報システム部門の負荷を軽減
- 既存の認証基盤を活用でき厳しいセキュリティ要件の組織でも導入しやすく
同機能の導入によって期待されるこれら4つの効果は、サービスごとに個別のIDとパスワードを管理する運用が抱えていた課題、すなわちパスワードの使い回しや管理漏れといったリスクに直接応えるものです。SSO対応は、そうした課題解決の手段として機能します。
ジンベイ株式会社の継続的なセキュリティ強化への取り組み
ジンベイ株式会社は、生成AIプロダクトを安心して利用できる環境づくりに継続的に取り組んでいます。その一環として、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001(ISMS)」の認証を取得しました(認証番号:IR0303)。
取得した認証は、気候変動対応の要求事項を含む最新版規格「JIS Q 27001:2025(ISO/IEC 27001:2022+Amd 1:2024)」に準拠しています。今回のSSO対応は、こうしたセキュリティ強化の取り組みの一環に位置づけられたものです。
GenOCRおよびジンベイ株式会社の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | GenOCR(ジンベイ GenOCR) |
| サービス種別 | 生成AI型AI-OCR |
| 読み取り精度 | 99%以上(同社内検証結果に基づく) |
| 最低価格 | 月額2.5万円(無償トライアルあり・クラウド版のみ) |
| 新機能 | SAML認証・Microsoft Entra IDによるSSO対応 |
| 対応規格 | SAML 2.0 |
| セキュリティ認証 | ISO/IEC 27001(ISMS)取得(認証番号:IR0303) JIS Q 27001:2025(ISO/IEC 27001:2022+Amd 1:2024)準拠 |
| 提供企業 | ジンベイ株式会社 |
| 代表者 | 代表取締役 上田 英介 |
| 所在地 | 神奈川県横浜市西区北幸一丁目5番10号 JPR横浜ビル 8階 |
| 設立 | 2024年5月24日 |
| 事業内容 | AI・システム開発、コンサルティング、および関連するサービス |
trends編集部の一言
大企業やセキュリティ要件の厳しい組織が社内SaaSの認証を統合管理したいというニーズは、業界を問わず高まっています。マーケティング業界の文脈に置き換えると、MAツールやCRMのように複数の顧客データ関連ツールを並行運用する場面では、SSOへの対応がサービス選定の現実的な基準になりつつあるのが現状です。
ISMS認証取得に続く今回のSSO対応は、セキュリティ強化を段階的に積み上げていく姿勢として業界全体の動向と照らしても注目に値します。認証管理の一元化は導入可否に直結するテーマとして広く認識されており、月額2.5万円という価格帯のサービスがエンタープライズ水準のセキュリティ要件に対応してきた点は、中堅企業の導入検討材料として、価値があるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「生成AI型AI-OCR「GenOCR」、SAML 認証および Microsoft Entra ID による SSO に対応 ― ユーザーのセキュリティ強化と利便性向上へ | ジンベイ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000125.000143568.html, (参照 26-06-24).
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