株式会社公募ガイド社は、コンテスト・公募運営DXプラットフォーム「Kouboプランナー」に、コンテスト運営の効率化を支援する3つのAI機能を実装したことを発表しました。
Kouboプランナーが対応するコンテスト運営の現場課題
SNSやWebメディアの普及により、コンテストや公募はこれまで以上に多くの応募者へリーチできるようになりました。一方で、応募数の増加は主催者に新たな課題をもたらしています。
応募条件を満たしているかの確認やレギュレーション違反作品のチェック、郵送応募のデータ入力といった業務は依然として、人手に依存しており、応募数が増えるほど事務局の負担も大きくなります。特に数千件規模の応募が集まるコンテストでは、一次審査や事務局業務だけでも多くの時間とコストを要しました。株式会社公募ガイド社は、こうした運営現場の課題を解決するため、AI技術を活用した新機能を開発しました。
Kouboプランナーの3つのAI機能
今回実装された3つのAI機能の概要は、以下の通りです。
- AI審査:複数の「AI審査員」が大量応募の一次スクリーニングを支援する機能
- AI-OCR:郵送応募票を一括取り込みしてデータ化する機能
- 公式ページ・告知LP自動生成:コンテスト情報入力だけでWebページを公開できる機能
それぞれの機能は異なる運営課題に対応しており、組み合わせることでコンテスト運営全体の効率化が期待できます。
AI審査ーコンテストごとに「AI審査員」を構築して一次審査を支援
AI審査機能では、コンテストのテーマや作品ジャンルに応じてAI審査員を作成できます。短文作品や長文作品、アイデア作品、画像作品など幅広いジャンルに対応し、「テーマ性」「オリジナリティ」「技術力」などの観点から作品を評価する機能です。
あらかじめ用意された評価テンプレートを利用できるほか、審査基準や評価観点を自由に編集することも可能です。また、複数のAI審査員を組み合わせることによって、多面的な評価を行えます。
応募条件を満たしていない作品やテーマから大きく外れた作品をAIがあらかじめ省くことで、大量応募時の一次審査負荷を軽減し、審査員はより有望な作品の評価に時間を割けるようになります。エンタープライズプラン向けの機能です。
AI-OCRー郵送応募を最大100ファイルまで一括データ化
学校向けコンテストやアート系コンテストでは、現在も郵送応募が広く利用されています。AI-OCR機能では、郵送で届いた応募票や応募情報を一括で読み取り、応募データとして自動登録できる仕組みです。手書き文字にも対応しており、一度につき最大100ファイルまで取り込めます。
従来のAI-OCRとは異なり、どのような応募フォーマットでも面倒な設定なしに取り込みが可能です。データ化された応募情報はKouboプランナー上で管理されるため、オンライン応募と同様に検索や集計、審査に活用できます。
AI審査機能と組み合わせることによって、郵送応募作品に対しても一次スクリーニングを実施できます。エンタープライズプラン向けの機能です。
公式ページ・告知LP自動生成ーライトプランから利用可能
Kouboへの掲載情報を入力するだけで、公式ページや告知LPを自動生成できる機能です。デザインやカラーを選択できるほか、自動生成された文章は自由に編集できます。
専用サイト制作のコストや工数を抑えながら、コンテストの募集要項などの情報がまとまったWebページを公開できました。「チラシやPDFはあるが、Webにページを作るのは大変」「SNSでだけ告知しているが、情報をまとめたページがほしい」といったニーズに対応しており、ライトプラン(無料)から利用できます。
Kouboプランナーのサービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | Kouboプランナー |
| カテゴリ | コンテスト・公募運営DXプラットフォーム |
| 提供元 | 株式会社公募ガイド社 |
| 所在地 | 東京都港区 |
| 代表取締役 | 浅田邦裕氏 |
| 新機能数 | 3つのAI機能 |
| AI審査・AI-OCR | エンタープライズプラン向け |
| 公式ページ自動生成 | ライトプラン(無料)から利用可能 |
| サービスサイト | https://planner.koubo.jp/about |
| プラン比較 | https://planner.koubo.jp/about/plan |
trends編集部の一言
数千件規模の応募を人手で一次審査する現場の負担は、コンテスト運営に限らず、想像以上に大きいものでした。マーケティング業界の文脈に置き換えると、キャンペーン応募の一次確認や郵送ハガキのデータ入力に人手を割いている状況は業界横断で共通する課題です。AI活用による省力化への関心が高まる動向とも重なります。
特に注目されるのは、AI審査とAI-OCRを組み合わせることで、郵送応募にも一次スクリーニングを適用できる点です。「デジタル化されていない応募はAI活用の対象外」という前提を崩す設計は、アナログ業務が多く残る運営現場での段階的なDX導入を後押しする動きとして、業界全体としても注目される取り組みと言えます。
References
- ^ PR TIMES. 「「コンテスト運営、まだ手作業ですか?」 コンテスト運営のボトルネックを解消するAI機能を『Kouboプランナー』に実装 | 株式会社公募ガイド社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000013001.html, (参照 26-06-13).
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