株式会社サイバーリレーションズは、中小企業向け生成AI研修プラットフォーム『マナクエ』の提供を開始しました。
『マナクエ』が備える研修設計の3つの仕組み
『マナクエ』は、従来の動画視聴型研修とは異なる体験設計を採用しました。受講者は「街パート」でナビ先生から学習目的をインプットし、「レッスン」でプロンプトの型を習得したうえで、「試練・ボス戦」で業務課題モンスターに対してプロンプト設計で挑む流れです。冒険体験を通じた構成により、受講者が自発的に学習を進める仕組みが実現されました。
カリキュラムは、以下の3階級で構成されています。
- 初級:プロンプト基本・文章作成・情報整理・ハルシネーション対策など各級10カリキュラム
- 中級:部門業務に近い活用・レビュー・改善・チーム展開
- 上級:業務改革・設計・管理・応用プロジェクト
各級10カリキュラム、合計約36時間の学習量で、生成AI活用の基礎から実務応用まで体系的に習得できる設計です。基礎から上級まで段階的に積み上げていく構造となっています。
『マナクエ』の助成金活用を見据えた証跡管理機能
『マナクエ』は、人材開発支援助成金「事業展開等リスキリング支援コース」での活用を見据えた証跡管理機能を標準搭載しています。受講者ごとの閲覧・滞在ログの自動記録、テスト履歴の蓄積、QR検証・改ざん検知設計に対応したPDF修了証の発行、管理者による全受講者の学習進捗・修了状況の一元管理を備えた設計です。
経営者にとっては助成金活用を視野に入れた研修投資の計画が立てやすくなります。人事担当者には受講進捗と証跡の管理負荷を大幅に削減できる点が、受講者にはAI教師「ナビ先生」のソクラテス式対話による実践的な学習体験が、それぞれ主なメリットとされています。
『Mieru AI』との2プロダクト体制で中小企業のAI活用を支援
同社のもう一つのプロダクトである『Mieru AI』は、スプレッドシートや分散したSaaSの業務データを一つに統合するAI業務OSです。AIエージェントが確認・作成・登録・通知まで業務を遂行し、CRMや請求、会計・勤怠・在庫・ナレッジを横断して、現場は既存のスプレッドシートフォーマットをそのまま使いながら経営管理品質を引き上げます。
『マナクエ』でAIを学んだ人材が、『Mieru AI』でAIが動く業務環境を活用するという流れが、株式会社サイバーリレーションズが描く2つのプロダクトによる支援モデルです。同社は「AIを学ぶ」「AIで業務を動かす」の2軸で中小企業のAI活用を支えるとしています。
『マナクエ』および『Mieru AI』の機能概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供元 | 株式会社サイバーリレーションズ |
| 本社 | 福岡県福岡市 |
| 代表 | 岩下 航大氏 |
| プロダクト① | 『マナクエ』(生成AI研修プラットフォーム) |
| カリキュラム構成 | 3階級・各級10カリキュラム・合計約36時間 |
| 主な機能 | ゲーム型学習・証跡管理・PDF修了証発行・進捗一元管理 |
| 対応助成金 | 人材開発支援助成金「事業展開等リスキリング支援コース」 |
| プロダクト② | 『Mieru AI』(AI業務OS) |
| 対応業務領域 | CRM・請求・会計・勤怠・在庫・ナレッジ |
| マナクエURL | https://manaque.jp |
| Mieru AI URL | https://mieru-ai.jp |
trends編集部の一言
「AIを学ぶ」と「AIで業務を動かす」を自社プロダクト2つで完結させる設計は、業界全体としても珍しいアプローチです。研修と業務ツールが別ベンダーになりがちな現状を考えると、一気通貫でサポートできる体制は中小企業の導入ハードルを下げる構造と言えます。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、AIツールの導入後に「使いこなせる人が一部に偏っている」という状況は業界横断で共通の課題として語られてきました。ゲーム形式で段階的に実務活用まで習得できる設計と、助成金申請に対応した証跡管理の組み合わせは、AI研修市場における費用対効果の説明コストを下げる一つの基準となる動きと捉えられます。
References
- ^ PR TIMES. 「AIプロダクトを開発するサイバーリレーションズ、生成AI研修プラットフォーム『マナクエ』を正式リリース──AI業務OS『Mieru AI』と合わせ、中小企業のAI活用を「学ぶ」から「動かす」まで支援 | 株式会社サイバーリレーションズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000176635.html, (参照 26-05-30).
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