IT支援各社が中小企業の情シスを外部委託で担う、料金と範囲で人とAIの分担を選べる
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社内に専任のIT担当者を置けないまま、パソコンの不調やアカウントの管理が総務の担当者に集まっていないでしょうか。情シスの仕事を外部委託すれば日常の対応を任せられますが、任せる範囲によって月額の料金も対応できる時間帯も変わります。
この記事では、情シスを外部委託するサービスの料金と対応範囲に加え、夜間や休日の運用監視の考え方や社内の問い合わせ対応を担うAIの役割まで詳しく解説します。情シスの担当者を置きにくい中小企業の経営者や総務の方は、ぜひ参考にしてください。
- この記事の材料:発表7件
- 発表主体:株式会社クヒト、株式会社アッフェルハンザ ほか3件
- 出典の最終掲載:2026.09.11
この記事がまとめた発表
- [1] 中小企業向けIT支援「社内IT+(プラス)」を提供開始。AIに聞ける時代だからこそ、人に相談できる安心を。
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[2] 社内にIT担当がいない中小企業へ、月額50,000円〜で「いつでも聞ける技術者」を。「IT顧問(社内SE委託)」の料金プランを公開し本格展開。株式会社アッフェルハンザ。画像:株式会社アッフェルハンザの発表資料より(PR TIMES)
- [3] IT人材不足や夜間・休日の運用負荷に対応 DGフューチャーテックインディア(デジタルガレージグループ)、月額98,000円からの「グローバルIT運用監視サポートパッケージ」を提供開始
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[4] PKSHA、SBI損保へ「PKSHA AI FAQ Assistant」を提供し社内ヘルプデスクの高度化および従業員体験の向上を実現画像:SBI損害保険株式会社の発表資料より(PR TIMES)
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[5] 情シス業務の人手不足をリーズナブルに解消するスポット情シスサービス「OPTiM Biz 情シス代行」を提供開始画像:発表資料より(PR TIMES)
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[6] 月額2万円から企業のIT・Web業務を支援。IT支援・伴走サービス「&PRO(アンドプロ)」を提供開始画像:株式会社ウェルビーイングスの発表資料より(PR TIMES)
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[7] 情シスAI「zooba」、連携SaaSを従来比約2倍の220件以上へ拡充画像:株式会社zoobaの発表資料より(PR TIMES)
情シスの相談窓口を外部委託する月額サービス
社内にIT担当者がいない会社では、パソコンの不調やベンダーとのやり取りが、詳しい社員ひとりに集まりがちです。相談の窓口ごと月額で引き受けるサービスは、以下の通りです。
- 月額5万円から相談できる社内IT+
- 1か月単位で契約できるIT顧問
- 月額2万円で伴走する&PRO
いずれのサービスも初回の相談を無料で受け付け、実際の作業が必要になったときの費用は個別に見積もるとしています。担当者が会社の利用環境を確認したうえで対応する点も共通します。
月額5万円から相談できる社内IT+
クヒトは2026年8月20日に、専任のIT担当者を置きにくい中小企業向けのIT支援サービス「社内IT+(プラス)」の提供を開始しました。相談内容の整理から設定作業やベンダーとの調整まで、人が担当すると説明しています。[1]
提供内容と料金の主な条件は、以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額料金 | 5万円(税抜)から個別見積 |
| 初回相談 | オンラインで60分程度まで無料 |
| 訪問エリア | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
| 別途見積 | 機器代や時間外の緊急対応 |
料金は会社の規模や端末数、拠点数などを確認したうえで個別に見積もると説明しています。PCのキッティングなどの単発の作業にも、個別に応じると案内しました。
情報収集や整理ではAIを活用し、企業ごとの事情を踏まえた判断や回答の検証、相談者への説明は人が担うとしています。AIと人を対立させるのではなく、双方の特性を生かす支援にすると位置づけました。
1か月単位で契約できるIT顧問
アッフェルハンザは、社内にIT担当者がいない中小企業や施設に向けて、社内SEと情シスの外部委託を月額で引き受けるIT顧問の料金プランを公開しました。契約期間は1か月単位で、PC台数や拠点数、訪問頻度に応じて個別に見積もるとしています。[2]
公開された料金プランは、以下の通りです。
| プラン | 対象規模 | 月額料金 |
|---|---|---|
| ライト | PC数台〜10台程度 | 50,000円〜 |
| スタンダード | PC10〜30台程度 | 100,000円〜 |
| 多拠点・専門ソフト | 複数拠点や業種専用ソフト | 応相談 |
| スポット | 1回だけの現状診断 | 応相談 |
顧問契約には、チャットや電話での相談、ベンダーとの窓口代行、月1回のIT定例会が含まれます。新しいシステムの開発や大規模なネットワーク工事は、別途見積もりとしています。
社内SEを1人雇用すると、給与に社会保険料や採用費、教育費を加えて年間600万〜800万円程度の負担が生じると同社は説明しました。PC数台から数十台の規模では現実的ではないとして、詳しい社員に頼る形と専任の雇用の間を埋めると位置づけています。
月額2万円で伴走する&PRO
ウェルビーイングスは、企業のIT・Web業務を継続して支援する伴走サービス「&PRO(アンドプロ)」の提供を開始しました。専属のIT PROが窓口となり、課題の整理から専門人材の手配や進行管理までを担当すると説明しています。[6]
月額2万円(税抜)の基本料金に含まれる支援は、以下の通りです。
- 専用チャットでのIT相談
- 課題整理と要件定義
- 専門PROのアサインと進行管理
月内の相談回数に制限はなく、依頼する内容が決まっていない段階から相談できるとしています。制作や開発などの実作業が発生した月だけ個別に見積もり、発注のない月の費用は基本料金だけです。
IT・Web人材を自社で採用する場合と異なり、固定の人件費や採用費を抱えずに必要な領域へリソースを充てられるとしています。制作や開発が終わったあとも継続して相談できる点を、サービスの特徴として挙げました。
情シスの運用業務を月額で代行するサービス
情シスの運用業務を外へ移す形には、ヘルプデスクや端末管理をまとめて引き受けるものと、サーバの監視を引き受けるものがあります。運用を月額で引き受けるサービスは、以下の通りです。
- 月8時間目安から使うOPTiM Biz情シス代行
- 夜間や休日も定額のIT運用監視
いずれのサービスも、対応する時間や範囲を決めたうえで月額の料金が決まります。自社に残す判断の仕事と、外へ出す定型の仕事を分けて考えると比べやすくなります。
月8時間目安から使うOPTiM Biz情シス代行
オプティムは2026年9月8日に、中堅・中小企業の情シス向けの「OPTiM Biz 情シス代行」の提供を開始しました。ヘルプデスクや端末管理、アカウント管理などの情シス機能を、必要な時間と範囲に応じて提供するとしています。[5]
公開されている3つのプランは、以下の通りです。
| プラン | 月額料金(税抜) | 業務量目安 |
|---|---|---|
| ライト | 135,000円(初月153,000円) | 8時間/月 |
| ベーシック | 207,000円(初月237,000円) | 13時間/月 |
| プロ | 576,000円(初月682,000円) | 40時間/月 |
業務量の目安は情シス業務の目安時間であり、実働が目安に満たない場合も料金は減額しないとしています。作業スタッフへの指示や進捗管理は同社の担当窓口が担うため、利用企業が個々のスタッフを管理する必要はないと説明しました。
従業員100名規模で月55時間相当の情シス業務のうち、40時間を外部委託した場合に年間480時間の業務時間を創出できるという試算も示しています。試算は同社が想定したモデルケースであり、効果は企業規模や対象業務、運用状況によって異なるとしています。
夜間や休日も定額のIT運用監視
DGフューチャーテックインディアは、クラウドとオンプレミス環境に対応した「グローバルIT運用監視サポートパッケージ」の提供を開始しました。サーバやアプリケーションの監視を、同社の運用担当者が支援するサービスです。[3]
料金と監視体制の主な条件は、以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額料金 | 98,000円(税別)から |
| 監視規模 | 1シフト8時間でサーバ1〜5台 |
| 時間帯 | 深夜・休日も追加料金なし |
| 通知 | SlackやTeamsへ即時通知 |
| 拡張 | 最大100台までメニュー化 |
緊急のアラートが出たときは、日本語と英語に対応する運用担当者が状況を確認してから通知すると説明しています。システムからのアラートをそのまま転送しない運用によって、誤検知や見逃しを防ぐとしています。
2026年9月1日から12月31日まで、サーバ1台またはアプリケーション1つを対象にした2週間の無料トライアルを実施すると発表しました。上限に達し次第終了とし、本契約へ移行した場合は初年度の月額費用を10%割り引くとしています。
情シスの問い合わせ対応を担うAI
社内から寄せられる問い合わせは、制度に詳しいベテランの社員へ集まりやすく、担当者の負担として残りがちです。問い合わせ対応をAIに任せる動きは、以下の通りです。
- SBI損保が導入したAI FAQ
- SaaS220件超と連携する情シスAI
AIが答える範囲と、人が判断する範囲を先に決めておくと、任せ方を見直しやすくなります。承認の手順や証跡の残し方も、あわせて確認しておくと運用を整えやすくなります。
SBI損保が導入したAI FAQ
PKSHA Technologyは、SBI損保の社内の問い合わせ対応にAI統合パッケージ「PKSHA AI FAQ Assistant」を導入したと発表しました。休暇制度のように条件で回答が枝分かれする質問は、一問一答型のFAQでは対応が難しかったと説明しています。[4]
連携している3つのAI SaaSの役割は、以下の通りです。
| 製品 | 役割 |
|---|---|
| PKSHA FAQ | キーワードで探すFAQ |
| PKSHA ChatAgent | 分岐シナリオで絞り込み |
| PKSHA Knowledge Stream | 文書を取り込みFAQを生成 |
社員はキーワードで探すときはFAQを、具体的な解決策を知りたいときはチャットを使い分けていると説明しています。導入後は担当者への直接の問い合わせにかかる工数が減り、FAQが分かりにくいという回答も減少傾向にあるとしています。
SBI損保は、困ったら担当者に聞くのではなく、まずFAQを確認する文化を全社に根付かせる方針を示しました。定型的な対応をAIと分担しながら、人が判断の必要な業務に集中できる環境を整えたいとしています。
SaaS220件超と連携する情シスAI
zoobaは、情シスAI「zooba」で連携するSaaSを、従来の約120件から220件超へ広げたと発表しました。2026年9月時点の件数で、開発・インフラや人事・労務、ID管理などの領域で100件以上を追加したとしています。[7]
追加した主な領域と件数は、以下の通りです。
- 開発・インフラで40件以上
- 人事・労務で15件以上
- ID管理・セキュリティで10件以上
SaaSが増えるほど、台帳の更新漏れや退職者アカウントの停止漏れが起こりやすくなると説明しています。連携できる範囲が広がると、管理台帳の外にあるSaaSが減り、余っているライセンスの回収も進めやすくなるとしています。
zoobaは回答にとどまらず、設計されたルールと承認の手順に沿って、アカウントの発行や停止まで実行すると説明しました。取得できる情報や実行できる操作は、アプリや連携方式によって異なると注記しました。
情シスの外部委託先を選ぶときの確認点
情シスの外部委託では、月額の金額だけではなく、料金に含まれる作業の範囲まで見比べておくと判断しやすくなります。契約前の無料相談や現状の診断、無料トライアルを用意するサービスもあります。[1][2][3]
委託先を比べるときの確認点は、以下の通りです。
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 対応時間帯 | 夜間や休日の扱い |
| 契約の単位 | 最短の契約期間 |
| 料金の範囲 | 別途見積もりになる作業 |
| 窓口の役割 | 実務まで担当するか |
| AIと人の分担 | 判断と検証を担う側 |
| 試せる仕組み | 無料相談や試用の有無 |
たとえば夜間や休日の対応は、定額で監視するサービスと、営業時間外の緊急対応を別途見積もるサービスで扱いが分かれます。自社のシステムが止まったときに誰がいつ気づくのかを決めてから、料金を比べると選びやすくなるでしょう。
AIに任せる範囲も、社員の質問に答える段階と、アカウントの発行や停止まで実行する段階では必要な準備が変わります。承認の手順や証跡の残し方を確認しておくと、任せる範囲を段階的に決めやすくなります。[4][7]
出典
- ^ PR TIMES. 「中小企業向けIT支援「社内IT+(プラス)」を提供開始。AIに聞ける時代だからこそ、人に相談できる安心を。」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000180658.html, (参照 26-09-24).
- ^ PR TIMES. 「社内にIT担当がいない中小企業へ、月額50,000円〜で「いつでも聞ける技術者」を。「IT顧問(社内SE委託)」の料金プランを公開し本格展開。株式会社アッフェルハンザ。」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000189962.html, (参照 26-09-24).
- ^ PR TIMES. 「IT人材不足や夜間・休日の運用負荷に対応 DGフューチャーテックインディア(デジタルガレージグループ)、月額98,000円からの「グローバルIT運用監視サポートパッケージ」を提供開始」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000189048.html, (参照 26-09-24).
- ^ PR TIMES. 「PKSHA、SBI損保へ「PKSHA AI FAQ Assistant」を提供し社内ヘルプデスクの高度化および従業員体験の向上を実現」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000269.000022705.html, (参照 26-09-24).
- ^ PR TIMES. 「情シス業務の人手不足をリーズナブルに解消するスポット情シスサービス「OPTiM Biz 情シス代行」を提供開始」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000133293.html, (参照 26-09-24).
- ^ PR TIMES. 「月額2万円から企業のIT・Web業務を支援。IT支援・伴走サービス「&PRO(アンドプロ)」を提供開始」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000114664.html, (参照 26-09-24).
- ^ PR TIMES. 「情シスAI「zooba」、連携SaaSを従来比約2倍の220件以上へ拡充」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000113531.html, (参照 26-09-24).







