
PR TIMESより
丸紅I-DIGIOグループがリチェルカと代理店契約締結、次世代AI-OCR「RECERQA Scan」の取り扱いを開始
株式会社リチェルカは2025年9月5日、丸紅I-DIGIOグループの丸紅情報システムズ株式会社と代理店契約を締結したと発表した。この契約により、非定型書類に特化した次世代AI-OCRサービス「RECERQA Scan」の取り扱いが丸紅情報システムズにて開始される。
RECERQA Scanは生成AIを活用し、読み取り箇所の設定なく多様な帳票を高精度かつ即時にデータ化できるクラウド型AI-OCRサービスとなっている。従来のOCRでは困難だった取引先ごとにレイアウトが異なる注文書・納品書・見積書などの非定型書類のデータ化において高い効果が期待できる。
導入企業における検証では50フォーマット・2068項目の非定型帳票で認識率98%を達成しており、座標指定や学習を事前に行うことなく請求書・見積書・注文書・納品書・健康診断書・不動産資料・カタログなどのさまざまなレイアウトを自動認識する。読み取りたい項目を日本語で指定するだけで言葉の意味やレイアウトを判読して必要な情報を取得するため、従来型AI-OCRでは読み取れなかった明細の正確なデータ化にも成功している。
【PR】プログラミングや生成AIを無料で学べる「コードキャンプフリー」
RECERQA Scanの代表的ユースケース
| 対応部門 | ユースケース | 自動化内容 |
|---|---|---|
| 営業部 | 注文書・発注書の入力作業の自動化 | 取引先ごとにレイアウトの異なる注文書を自動で読み取り、商品コードや取引先コードへの置換も自動化 |
| 営業部 | 納品書と発注データのチェック作業を自動化 | 取引先ごとにレイアウトの異なる納品書を読み取り、発注内容との消込業務を自動化 |
| 購買部 | 見積明細のデータベース化による仕入コスト管理 | 明細単価の情報をデータ化し、過去の見積履歴を検索できるデータベースを構築 |
| 保険 | 健康診断書のデータ化 | 医療機関ごとにレイアウトが異なる健康診断書の読み取りを自動化 |
| 商社 | 製品カタログのデータ化で見積作成を高速化 | 企業ごとに異なる製品カタログをデータ化し、顧客からの見積り依頼時に容易に検索できるデータベースを構築 |
trends編集部の一言
RECERQA Scanの生成AI技術を活用したアプローチは、従来のAI-OCRが抱えていた非定型書類の読み取り精度という課題を根本的に解決する優れたソリューションといえる。特に取引先ごとに異なるレイアウトの書類処理に悩む企業にとって、座標指定や事前学習なしに98%の認識率を実現する技術は、業務効率化と人的コストの削減に大きく貢献するはずだ。
丸紅I-DIGIOグループという大手商社系ICT企業との代理店契約により、より多くの企業への普及が期待できる点も非常に意義深い。表記揺れ補正や商品名・取引先名のコード自動変換機能により人手でのチェック作業を削減し、生成AIによる要約・翻訳・計算機能まで提供することで、単なるデータ化を超えた包括的な業務支援を実現するだろう。
References
- ^ PR TIMES. 「丸紅I-DIGIOグループが次世代AI‐OCR「RECERQA Scan」の取り扱い開始 | 株式会社リチェルカのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000105773.html, (参照 25-09-08).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
git configで設定情報を確認・表示する方法
「Pythonはやめとけ」と言われる理由と学習するメリット
Ubuntuのversionを確認する方法
Geminiで画像を生成する方法|ChatGPTとの比較結果も紹介
ITやプログラミングに関するニュース
Azure SQL Managed InstanceがVector型Public Preview対応開始、AI駆動アプリケーション開発の効率化を実現
GoogleがGmailアプリにGeminiサマリーカードを導入、メール要約の自動表示機能が利用可能に
ZenchordとNottaが共同開発したAIイヤホンZenchord 1をMakuakeで先行公開、音声認識から議事録作成まで自動化
Ideinが音声解析AIサービス「Phonoscape」の提供を開始、対面接客現場での会話データ活用が可能に
Microsoftが.NET 10 Preview 4でdotnet run app.cs機能をリリース、プロジェクトファイル不要でC#実行が可能に


