株式会社ナレッジセンスは、法人向け生成AI「ChatSense」のNotebook機能において、BoxからファイルをソースとしてNotebookに直接取り込み、そのままスライド化まで進められる連携機能を今月中にリリース予定であることを発表しました。
ChatSenseのNotebook機能とBox連携の詳細
ChatSenseのNotebook機能は、資料をソースとして追加し、資料内容をもとにAIへ質問できる資料QA機能を備えています。要約やブリーフィング、スライド(Studio)生成まで一連の操作で完結できる点が特徴です。実業務での活用が広がる中、Boxを社内資料の中心的な保管場所として運用している企業からは「毎回ダウンロードしてアップロードし直すのが手間」「Boxの部署フォルダをそのままAIの入力源として使いたい」といった声が多く寄せられていました。
今回のBox連携機能では、Box上のファイルをローカルへのダウンロード・再アップロードなしに、Notebookのソースとして直接取り込めます。企業のBox運用体系を変えることなく、AI活用のためのソース準備の手間を大幅に減らせる設計です。Boxに保存された提案書や議事録、調査資料などを読み込み、資料QAからスライド生成まで2分程度の操作で提案資料や社内報告資料の下書きを用意できる体験を目指しています。
ChatSenseのBox連携機能の主な特徴
今回発表されたBox連携機能の主なポイントは次の2点です。
- Boxファイルを直接Notebookのソースに取り込み、ローカル操作を不要にする
- 資料QAや要約、ブリーフィング、スライド(Studio)生成までをBox資料を起点に完結
Boxに保存された社内資料を取り込んだNotebookでは、質問・対話による資料QAから始まり、要約やブリーフィング、さらにはスライド(Studio)生成まで一連の流れとして実行できます。提案資料や社内報告のパワポを2分程度で下書きするといった業務も可能です。
ChatSenseおよび株式会社ナレッジセンスの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ナレッジセンス |
| 対象サービス | ChatSense(法人向け生成AI) |
| 新機能 | Notebook機能のBox連携(今月中にリリース予定) |
| 主な機能 | Boxファイルの直接取り込み 資料QAや要約、ブリーフィング スライド(Studio)生成 |
| 目標所要時間 | 2分程度の操作で提案資料・社内報告資料の下書きを用意する体験を目指す |
| 導入実績 | 東証プライム上場企業を含む500社以上 |
| 代表者 | 代表取締役CEO 門脇 敦司氏 |
| 本社 | 東京都港区六本木七丁目18番18号 住友不動産六本木通ビル2階 |
| 設立 | 2019年4月10日 |
| 事業内容 | 「ChatSense」および生成AIテストサービス「Ozone」などの企画・運営 生成AIを活用したDX戦略コンサルティング 社内外向けのソリューション開発 |
trends編集部の一言
「毎回ダウンロードしてアップロードし直すのが手間」という声は、クラウドストレージとAIツールが分断された環境で生じる「ちょっとした摩擦」が現場での活用定着を妨げている実態を示しています。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、既存のファイル管理体系を変えずにAIを接続できる設計は、ツール導入の入口にある「準備コスト」を取り除く動きとして業界全体で関心が高まっているテーマです。Box連携によってその摩擦が取り除かれ、2分程度でパワポの下書きまで完結するという体験設計は、業務効率化のアプローチとして注目に値するものでした。
2022年秋のサービス開始以来、500社以上への導入実績を持つChatSenseが、「資料の保管場所」という上流工程にまで連携範囲を広げた点にも、サービスの進化の方向性が見えます。今後、他のクラウドストレージサービスへの対応拡張がどう進むかも、継続して注目したいところです。
References
- ^ PR TIMES. 「Boxの社内データを2分でパワポ化、法人向けAI「ChatSense」の新機能 | 株式会社ナレッジセンスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000347.000073671.html, (参照 26-07-07).
