株式会社ナレッジセンスは、2026年6月29日、法人向けAIエージェント「ChatSense」のブラウザ操作エージェント機能「Cowork」において、ブラウザ操作への対応を強化したことを発表しました。
Coworkのブラウザ操作強化の詳細
確認ダイアログやポップアップ、カレンダーピッカーなど、画面状態に応じて挙動が変わるブラウザ操作にも安定して対応できるよう強化しました。従来のRPAでは止まりやすかった工程も、Coworkに任せて最後まで進めやすくなります。
申請・承認や登録、更新など、入力と確認が頻繁に発生する社内システム業務でも、作業を途中で止めずに自動操作を任せられます。
従来のRPAは、画面レイアウトの変更で動作しなくなる「壊れやすさ」、シナリオの設定・管理ができる人材が限られる「属人化」が課題でした。Coworkは、AIが状況を判断しながら自律的に動作するため、画面の小さな変化にも対応しやすく、属人化を抑えながら基幹業務の自動化を進められました。
「RPA大手4社で実現できなかった操作が、Coworkでは一瞬でできた」というユーザー企業からの声も寄せられています。
ChatSenseは、セキュリティの高い環境や社内データの追加学習機能など法人向けの強みが注目され、東証プライム上場企業を含む大手企業等、500社以上に導入されています。Coworkは2022年秋のサービス開始以降、月額課金制で1名から、1ヶ月のみの利用も可能です。
Coworkの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ナレッジセンス |
| 本社 | 東京都港区六本木七丁目18番18号 住友不動産六本木通ビル2階 |
| 代表者 | 代表取締役CEO 門脇 敦司氏 |
| 設立 | 2019年4月10日 |
| 対象サービス | 法人向けAIエージェント「ChatSense」のブラウザ操作エージェント機能「Cowork」 |
| 主な機能 | ポップアップ確認・カレンダー入力等の状態変化操作への対応強化 社内システムの入力・確認業務の自動化 RPAの属人化・壊れやすさを自律型AIで補完 |
| 利用形態 | 月額課金制(1名・1ヶ月から利用可能) |
trends編集部の一言
RPAが画面レイアウトの変化で止まってしまう「壊れやすさ」は、業種を問わず聞かれる悩みです。マーケティング業界の文脈に置き換えると、広告管理画面やレポートツールの仕様変更で自動化スクリプトが動作しなくなるという課題は、業界横断で語られてきたテーマと言えます。画面状態を判断しながら自律的に進められる仕組みは、業務領域を超えた応用可能性を示す動きと捉えられます。
「設定・管理できる人材が限られる属人化」という課題も、業界全体でみれば自動化ツールの運用において繰り返し語られてきたテーマです。担当者が変わるたびにシナリオの引き継ぎに苦労するケースは少なくなく、属人化を抑えながら自動化を進められる設計は、業界を問わず検討する企業が増えていくでしょう。
ポップアップやカレンダー入力のような細かな画面操作への対応強化は、地味に見えて実務上のインパクトが大きい部分です。同種サービスでは、RPAとAIエージェントをどう組み合わせて使い分けるかが論点になりつつあり、今後の活用方法の動向が注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「RPAの属人化問題を解決するAIサービス「Cowork」、より柔軟なブラウザ操作を可能に | 株式会社ナレッジセンスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000343.000073671.html, (参照 26-07-01).
