株式会社ギブリーは、企業のAIネイティブ化を支援する「Givery AIスキル標準 /2026」および「Givery AIスキルアセスメント」の提供を開始しました。
Givery AIスキル標準 /2026提供の背景にある企業の課題
近年、AIとの協働を前提に業務や組織、意思決定を再設計する「AIネイティブ」な組織を目指す企業が増えています。Claude Code、Codex CLIなどの高度AIツールの全社導入が、業種・規模を問わず急速に広がりました。
しかし、ツールを導入するだけでは、成果創出にはつながりません。従量課金によるコストの肥大化、情報漏洩などのセキュリティリスク、従業員間の活用格差といった課題が生じています。これらを解決するには、セキュリティ・ガバナンス整備に加え、「AIを正しく活用できる人材・組織」が必要です。
適切な施策を実施するためには、従業員のAIスキルを客観的に可視化する基準が欠かせません。明確な基準があれば、誰がどこまでAIを使いこなせるかを定量的に把握でき、スキルギャップを埋める個別最適な施策や社内AI推進の候補者発掘につながります。
「Givery AIスキル標準 /2026」と「Givery AIスキルアセスメント」の詳細
「Givery AIスキル標準 /2026」は、従業員一人ひとりに求められるAIスキルを全100項目・全7レベルで定義した業界水準のAIスキル標準体系です。AI入門レベル(Lv.1)からCAIOレベル(Lv.7)まで、職種・役割ごとに必要なスキルを体系化しています。育成計画策定やツール配布判断、人的資本開示など、経営の意思決定に使える共通言語として機能します。
「Givery AIスキルアセスメント」は、次々に進化し続けるAI技術やツール、概念に対応し、定期的に更新される設計です。生成AIパスポート・G検定・DS検定など国内主要AI資格の出題範囲をカバーしつつ、実務的なケース問題やエンジニア向けのAI活用実践力、組織変革・推進力まで、網羅的にAI活用力をアセスメントできます。
アセスメントは、対象者に応じて3種類のコースが用意されています。以下の通りです。
- 全職種共通(全50問):LLMの仕組みからAIガバナンス・セキュリティ・プロンプト設計まで、全社員が習得すべきスキルを実務ケースで評価
- 開発者向け追加オプション(全30問):Claude Codeなどのコーディングエージェント活用・RAG構成設計・MCPサーバ構築・エージェンティックワークフロー設計などを測定
- マネージャ・AI推進者向け追加オプション(全20問):AI推進施策の企画・チェンジマネジメント・AI戦略の立案と意思決定力を測定
アセスメント実施後は、受験者ごとのカテゴリ別スコアと強み・伸びしろを可視化した個人スキルレポートと、部門・職種別のスキル分布をヒートマップ形式で示す組織AIスキルマップが提供されます。推進キーパーソン(Lv.3〜4)の発掘やMicrosoft CopilotやGoogle Gemini、ChatGPT EnterpriseなどのAIツール配布対象の選定判断にも活用可能です。
学習プラットフォーム「Track LXP(Learning Experience Platform)」との連携により、社内研修やeラーニング、LIVEセミナー・実践研修を横断したリスキリング計画を一気通貫で実行できます。再アセスメントによる学習効果測定まで対応し、育成ROIをデータドリブンに可視化しました。
「Givery AIスキル標準 /2026」監修者コメント
本スキル標準の監修を担当した岡崎 直観氏(日本語特化大規模言語モデル「Swallow」開発者・東京科学大学情報理工学院情報工学系 教授・株式会社ギブリー技術顧問)は、AIの進化の速さと人に求められる能力の変化を日々実感していると述べています。高性能な生成AIやAIエージェントを気軽に使える一方、使いこなすために必要な知識・スキルは高度化しており、スキル標準を更新し続けることを一企業が単独で担い続けるのは容易ではないと岡崎 直観氏は指摘しました。
本スキル標準について岡崎 直観氏は、基礎的なリテラシーから高度な活用・推進力までを最新の技術動向を踏まえて体系的に整理した内容であり、技術的な観点から妥当性があると評価しています。各企業がこうした基盤を共通の指針として活用できることは、組織全体でAIを使いこなす力を育てるうえで大きな意義があると述べました。
「Givery AIスキルアセスメント」と株式会社ギブリーの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ギブリー |
| サービス名 | 「Givery AIスキル標準 /2026」および「Givery AIスキルアセスメント」 |
| スキル標準 | 全100項目・全7レベル(AI入門Lv.1〜CAIOレベルLv.7) |
| アセスメント構成 | 全職種共通(全50問)・開発者向け追加オプション(全30問)・マネージャ・AI推進者向け追加オプション(全20問) |
| キャンペーン | 先着30社限定で50%OFF(2026年7月31日まで申込の企業が対象) |
| 通常価格 | 全職種共通:¥8,000 / 受験 開発者向け追加オプション:+¥2,000 / 受験 マネージャ・AI推進者向け追加オプション:+¥2,000 / 受験 |
| キャンペーン価格 | 全職種共通:¥4,000 / 受験 開発者向け追加オプション:+¥1,000 / 受験 マネージャ・AI推進者向け追加オプション:+¥1,000 / 受験 |
| 連携プラットフォーム | Track LXP(導入企業数650社以上・スキル人材データ100万件以上) |
| 所在地 | 東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル8階 |
| 代表者 | 代表取締役社長 井手 高志 |
| 設立 | 2009年4月28日 |
| 資本金 | 50,000,000円 |
| URL | https://givery.co.jp/ |
trends編集部の一言
導入企業数650社以上・スキル人材データ100万件以上という実績を持つ株式会社ギブリーが、AIスキルの標準体系とアセスメントをセットで提供し始めた点は注目に値します。業界全体としては、スキルを定量データとして、可視化する仕組みへの需要が業種を問わず高まっており、「ツール配布の判断基準」を整備する動きが企業のAI推進領域における共通課題として浮上してきました。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、Claude CodeやMicrosoft CopilotなどのAIツールを全社展開した後に活用格差が生まれるケースは広く見られます。「誰に、どのツールを、どのプランで配布すべきか」という投資判断を、感覚ではなくスキルデータに基づいて下せる設計です。これは企業のAI推進領域における有効なアプローチと言えるでしょう。
References
- ^ PR TIMES. 「ギブリー、企業のAIネイティブ化に必要な個人のAIスキルを定義した「Givery AIスキル標準 /2026」を発表、さらにAIスキルアセスメントの提供を開始 | 株式会社ギブリーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000391.000002454.html, (参照 26-06-26).
