AI駆動開発協会は、非エンジニアを対象にしたオンライン検定「AIビジネススキル検定」の受験受付を開始しました。
AIビジネススキル検定が登場した背景
ChatGPTをはじめとする生成AIは、多くのビジネスパーソンに使われるようになりました。その一方で、「AIを使える」と言っても、どの程度の業務改善力があるのかが分かりにくいという課題が現場に残っています。
文章作成や要約だけで終わる人と、業務フローを見直してAIに任せられる仕事を切り出せる人との差が見えづらい状況です。社員のAI活用レベルを測る共通基準がないという点も、AI推進の担当者が抱える悩みとして、挙げられています。
近年はClaude CodeやCursorのようなAI開発ツール、AIエージェント、外部ツール連携、社内文書を活用したRAGなど、AI活用の範囲が広がっています。非エンジニアが自分でコードを書く必要はありませんが、AIにどの作業を任せるべきか、出力をどう検証するかを理解していなければ現場への定着は難しくなります。機密情報の扱いへの理解も、実務上の不可欠な要素です。
AIビジネススキル検定の出題領域と受験概要
AIビジネススキル検定では、AIを業務で活用するうえで必要な基礎知識と実務理解を体系的に問います。主な出題領域は次の通りです。
- LLMの仕組みと経済性、モデルの使い分け
- クラウドAIとローカルAIの違い
- 機密情報・個人情報の扱い、ハルシネーション対策
- RAG、AIエージェント、外部ツール連携の実務理解
- AIに任せる業務と人が判断すべき業務の切り分け
受験はオンラインで、いつでも申し込み・受験が可能です。出題形式は選択式で、合格者にはAI駆動開発協会の公式認定証が発行されます。履歴書や職務経歴書、LinkedInプロフィールなどへの記載を通じて、AI活用スキルを客観的にアピールできます。
企業向けには団体受験にも対応しており、AI活用研修や社内DX推進と組み合わせることで、社員ごとの理解度を把握し、次に学ぶべき領域を明確にできるでしょう。AI駆動開発協会のAI駆動開発研修を受講した企業には、受講者全員の検定受験が無料で提供されました。
AIビジネススキル検定の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 検定名 | AIビジネススキル検定 |
| 提供団体 | AI駆動開発協会 |
| 対象 | 営業、企画、管理職、マーケティング、バックオフィスなど非エンジニア全般 |
| 受験形式 | オンライン受験(いつでも受験可能) |
| 出題形式 | 選択式 |
| 認定証 | 合格者に公式認定証を発行 |
| 企業向け対応 | 団体受験、AI駆動開発研修受講者への無料提供 |
| 詳細・申込 | https://aidd.jp/certification/ |
trends編集部の一言
「AIを使える」という言葉の内実に大きな幅があるという課題は、マーケティング業界でも広く指摘されているテーマです。ツールを触ったことがある人と、業務フローに組み込んで成果につなげられる人との差は外から見えにくく、採用や人材配置の判断を難しくしてきました。こうした状況に対して、検定という形でスキルを可視化しようとする動きは、業界を問わず、注目される取り組みです。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、AIを使ったリサーチや資料作成・コピー生成など、非エンジニアが担う場面はすでに多く存在します。Claude CodeやAIエージェントへの理解が非エンジニア職にも求められ始めているという指摘は、マーケターにとっても無縁ではなく、業界全体として「AI活用の習熟度をどう測るか」という問いが共通の課題になりつつあるといえます。LinkedInプロフィールに記載できる公式認定証という形式も、スキルの可視化手段として業界横断で広がる可能性があります。
References
- ^ PR TIMES. 「非エンジニア向け「AIビジネススキル検定」提供開始。コードを書かないAI人材の実務力を証明 | サイバーフリークス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000178737.html, (参照 26-05-23).
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