株式会社ミロクリエは、設備保全クラウド「ミロクルカルテ」の現場密着型AIオプションサービス「ミロクルAI保全ナビ」を機能統合により大幅リニューアルし、2026年7月1日より提供を開始すると発表しました。
ミロクルAI保全ナビの機能統合リニューアルの背景と設計思想
当初、「ミロクルAI保全ナビ」と「ミロクルAI音声入力(α版)」は、それぞれ独立したオプションとして、構想されていました。しかし「ミロクルAI音声入力(α版)」を顧客に試用してもらう中で、両機能を別々に使うのではなく、ひとつの仕組みとしてつなげることで真価を発揮するという事実が見えてきました。
株式会社ミロクリエが掲げる開発思想は、「人を代替するAI」ではなく「人の知見を活かし、人の判断を支えるAI」です。現場で精度高く整えられた記録があるからこそ、AIによる類似トラブルの提示や対応支援も的確です。「記録」と「判断」の両輪が揃って初めて、現場の負担軽減と判断スピードの向上が両立するという考えが、今回のリニューアルの根幹にありました。
ミロクルAI保全ナビの2つの新機能
リニューアル後の「ミロクルAI保全ナビ」は、「記録の入口」と「判断の出口」を担う2つの機能で構成されます。主な機能は次の2点です。
- 音声入力ガイド機能(「ミロクルAI音声入力(α版)」を統合・記録の入口)
- 作業支援チャット機能(従来の「ミロクルAI保全ナビ」機能・判断の出口)
音声入力ガイド機能では、スマートフォンやタブレットに話しかけるだけで記録が残せます。AIがその場で不足項目や追加すべき情報をガイドし、入力漏れや表記ゆれをリアルタイムで補完しました。
作業支援チャット機能では、「ポンプから異音がする」といった現場の自然な問いかけに対し、過去の修理履歴や対応記録をAIが分析し、類似事例や初動対応のヒントを対話形式で即座に提示します。熟練者がそばにいなくても、若手が迷わず動ける環境が整うのが特長です。
2つの機能が統合されることで、「音声で記録」→「AIが補正・ガイド」→「AIチャットが現場をアシスト」という一連の流れが、ひとつのオプションの中で完結しました。現場の声で残された記録が整えられ、次の現場の判断を支える知識に変わる好循環が生まれます。整った記録が増えるほど、AIによる現場アシストの精度も育っていく設計です。
ミロクリエの展示会への同時出展と会社概要
株式会社ミロクリエは、2026年7月15日(水)〜17日(金)に東京ビッグサイトで開催される「メンテナンス・レジリエンス2026」および「TECHNO-FRONTIER2026」の両展示会に同時出展します。リニューアル後の「ミロクルAI保全ナビ」を両展示会で実機初公開し、操作感の体験と具体的な活用事例を紹介する予定です。
「TECHNO-FRONTIER2026」の「IoT7つ道具パビリオン」内では、IoT7つ道具セミナーも開催されます。タイトルは「AI時代、設備保全DXの「正解」はどこに?——「もっと上手くやれそう」を、現場と経営の両方で叶える。既存アプローチの先にある課題と、ミロクルカルテが描くこれからの保全DXのかたち」で、定員は40名です。
開催日時は7月15日(水) 12:30~12:50と7月16日(木) 15:00~15:20で、いずれも無料で参加できます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ミロクリエ(高知県南国市) |
| 代表取締役 | 井戸 隆雄氏 |
| 設立 | 2019年8月 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| サービス名 | ミロクルAI保全ナビ |
| 提供開始日 | 2026年7月1日 |
| カテゴリ | 設備保全クラウド「ミロクルカルテ」向け現場密着型AIオプションサービス |
| 主な機能 | 音声入力ガイド機能・作業支援チャット機能 |
| 展示会出展 | メンテナンス・レジリエンス2026・TECHNO-FRONTIER2026(7月15日(水)~17日(金) 10:00~17:00) |
| セミナー定員 | 40名(IoT7つ道具セミナー・参加無料) |
| URL | https://mirocrea.co.jp/ |
trends編集部の一言
「記録が残らない」「ノウハウが属人化する」という課題は、設備保全の現場に限らず、業界横断で長年指摘されてきたテーマです。設備保全業界全体としては、デジタル化の進展により記録の蓄積手段は整いつつある一方で、蓄積した記録をその場の判断にどう活かすかという「記録と判断の接続」が課題として残る傾向にあります。「記録の入口」と「判断の出口」をひとつのサービスで結ぶ設計は、その構造的な課題に応える方向性といえます。
今回のリニューアルで注目されるのは、音声入力で蓄積された記録が、そのままAIチャットの回答精度を高めていくという好循環の設計です。同種サービスの流れとしては、記録と知識ベースを分離して運用するアプローチが主流でしたが、入力から判断支援までをひとつのオプション内で完結させる仕組みは、設備保全DX市場における現場定着を促す設計への注目が高まる傾向を示しています。
References
- ^ PR TIMES. 「「音声で記録」から「AIで判断支援」までをひとつに──設備保全クラウド「ミロクルカルテ」、新生「ミロクルAI保全ナビ」を機能統合でリニューアル! | 株式会社ミロクリエのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000100728.html, (参照 26-06-15).
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