ブレインズテクノロジー株式会社は、企業内検索システム「Neuron ES」においてAIと社内データを安全につなぐ標準プロトコル「Model Context Protocol(MCP)」に対応したMCPサーバー機能の提供を開始しました。
Neuron ESのMCP対応の背景と課題
多くの企業でMicrosoft 365 Copilotの導入が進み、生成AIを活用した業務効率化への取り組みが加速しています。その一方で、企業内にはオンプレミスのファイルサーバーやWebサーバー、データベースなどに重要な情報が蓄積されており、「AIが本当に活用してほしい情報にアクセスできない」という課題が存在してきました。
「Neuron ES」は、10年以上にわたり企業内に分散した膨大なデータを横断検索・全文検索できる企業向け検索システムとして活用されてきました。今回のMCP対応により、Neuron ESが「AIと社内データをつなぐ基盤」となることで、既存のIT資産を活かしたまま高度な生成AI活用を可能にします。
MCP対応で実現するNeuron ESの3つの提供価値
今回のMCPサーバー機能により、Microsoft 365 CopilotとNeuron ESを組み合わせて利用できる主な機能は、以下の通りです。
- SharePoint以外のBox・Googleドライブ・Dropbox・DBも含む社内横断検索
- 各データストレージのアクセス権限を継承した安全なAI回答生成
- Teams・Outlook・Word・Excel・PowerPointからシームレスな社内ナレッジアクセス
ユーザーに閲覧権限のない文書は、AIの回答生成対象から自動的に除外される仕組みになっています。SharePointにとどまらず、オンプレミスおよびクラウドを問わず企業全体のデータが検索対象となる設計です。Microsoft 365 Copilotは、社内全体のナレッジ活用基盤へと進化します。
Neuron ES関連セミナーと講演者
ブレインズテクノロジー株式会社は、MCP対応に関する関連セミナーを2026年7月1日(水)に開催します。東京コンファレンスセンター・品川での現地参加とZoomによるオンライン参加の両形式で実施され、現地定員は50名です。
講演者は、日本マイクロソフト株式会社 Head of Microsoft Innovation Hub Tokyo / Director・業務執行役員の榎並 利晃氏、東京貿易ホールディングス株式会社 DXアドバイザーの益田 瑞文氏、ブレインズテクノロジー株式会社 取締役の林 琢磨氏です。詳細およびお申し込みは公式イベントページから確認できます。
Neuron ESおよびブレインズテクノロジー株式会社の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | Neuron ES |
| カテゴリ | 企業内検索システム |
| MCP対応概要 | Microsoft 365 Copilotからオンプレ・クラウド問わず社内データを自然言語で横断検索可能 |
| 検索対象 | ファイルサーバー・Webサーバー・SharePoint・Box・Googleドライブ・Dropbox・データベース等 |
| セキュリティ | 既存アクセス権限を継承・閲覧権限外文書は回答生成から自動除外 |
| 関連セミナー | 2026年7月1日(水)14:00〜18:30・東京コンファレンスセンター・品川/Zoom |
| 会社名 | ブレインズテクノロジー株式会社 |
| 代表者 | 濱中佐和子 |
| 本社 | 東京都港区 |
| 設立 | 2008年8月8日 |
| 提供サービス | Impulse、Neuron ES、Chat EI |
| 商標登録 | Enterprise Intelligence(エンタープライズ・インテリジェンス)第5472937号(2012年3月登録) |
trends編集部の一言
「AIが本当に活用してほしい情報にアクセスできない」という課題は、企業規模を問わず、広く共有されているものです。マーケティングの現場でも、社内に蓄積された過去の施策データや競合調査資料が複数のストレージに散在しており、AIツールから直接参照できないという課題が頻発しています。業界全体としては、Copilot導入後も「使える情報の範囲が限られている」という声が依然として多く、MCP対応はその構造的な課題への一つの回答と言えそうです。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、顧客データや過去のクリエイティブ資産、社内ガイドラインなどが横断検索の対象になれば、AIによるコンテンツ生成や戦略立案の質の向上につながる可能性があります。同種サービスではアクセス権限管理が導入障壁になりやすく、既存のアクセス権限をそのまま継承する設計思想は業界全体でも注目されそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「Neuron ES、MCPサーバー対応によりMicrosoft 365 Copilotからオンプレ・クラウド問わず“AI検索”を可能に | ブレインズテクノロジー株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000014739.html, (参照 26-06-01).
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