株式会社PR TIMESは2026年5月29日(金)、タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」のローカルMCPサーバーおよびCLIツールを公開しました。
JootoがAIツール連携向けローカルMCPサーバーとCLIツールを公開した背景
生成AIの活用は、会議内容の整理やTODOの抽出にとどまりません。タスクの作成や更新、進捗確認、優先度の整理、必要な対応の提案など、人が行っていた業務進行そのものを支援する方向へ広がりつつあります。AIが業務を支援するためには、業務の背景、担当者、期限、進捗、過去のやり取り、業務手順などの情報を参照できることが重要です。
一方で、こうした情報やAI活用のノウハウが個人のチャットやメモに分散していることで、AI活用が属人化し、チーム全体で共有・再現しづらくなるケースも少なくありません。Jootoは、人にとってシンプルでわかりやすいだけではなく、AIにとっても業務状況を理解しやすい基盤となることを目指してきました。今回の公開は、その具体的な第一歩として位置づけられています。
ローカルMCPサーバーとCLIツールの仕組みと活用方法
今回公開したローカルMCPサーバーおよびCLIツールは、AIツールとJootoを接続し、Jooto上のタスクやプロジェクト情報をAIツールから参照・操作しやすくするための接続手段です。MCPは、AIツールが外部サービスとつながるための仕組みです。
Jooto用のローカルMCPサーバーを利用することによって、AIツールは許可された範囲でJootoと連携できるようになります。プロジェクトやタスク、担当者、期限、進捗、コメントなどの情報を参照できます。
CLIツールは、Jootoをコマンドで操作するためのツールです。MCPと同様に、AIツールからJootoを操作する際の連携手段として活用できます。
Claude Desktopや社内で利用しているLLM、CLI型AIツールなどに接続することによって、Jooto上の業務状況を参照できる形になりました。タスク作成や進捗確認、対応事項の整理といった作業をAIツールから支援できるようになります。
具体的な活用例は次の2点です。
- 会議メモからJooto上にタスクを自動作成し、チームで確認できる状態にする
- 今週期限のタスクのうち進捗が止まっているものを整理し、優先度の高いタスクを把握する
AIツールが整理・提案した内容をJooto上のタスク作成や更新につなげることによって、個人のAI活用をチーム全体で確認・実行できる形にしやすくなります。MCPサーバーはhttps://github.com/PRTIMES/jooto-mcpから取得可能です。CLIツールはhttps://github.com/PRTIMES/jooto-cliから取得できます。
今後の展開とJootoが目指すAI時代のタスク・プロジェクト管理基盤
Jootoは今後、AIツールとの接続環境の拡充、サービス内へのAI機能の拡充、人による判断・マネジメントを支援する機能強化の3方向で開発を進めていく方針です。AIツールとの接続については、今回公開するローカルMCPサーバーおよびCLIツールに続き、対応するAIツールや連携範囲を順次拡張していく予定です。
サービス内のAI機能については、タスク作成支援、チェックリスト作成、進捗の要約、遅延や抜け漏れの検知、会議内容からのタスク化などの拡充を進めます。また、ブラウザ拡張機能として提供しているJooto Timerについても、タスク・プロジェクト管理とAIツールを連携できるようにアップデートしていく予定です。
人による判断・マネジメントを支援する機能では、仕事の総量、進捗、滞留、確認事項などを把握しやすくする機能・体験を強化します。
株式会社PR TIMES執行役員兼Jooto事業部長の山田 真輔氏は、「AIが整理した情報を担当者や期限、進捗に結びつけ、人の判断と意思を最後の実行までつなぐ『人とAIをつなぐタスク・プロジェクト管理基盤』を目指す。本日公開するローカルMCPサーバー/CLIツールは、その第一歩」と述べています。また、Jooto事業部プロダクト開発責任者の平野 貴嗣氏は、「AIを新しい業務として追加するのではなく、普段のタスク管理やプロジェクト管理の延長線上で活用しやすくするための取り組みであり、今後も専門知識がなくても活用できる実務的なAI体験を提供していく」としています。
なお、AI時代のタスク・プロジェクト管理のあり方と、MCP・CLIツールの活用方法について解説するオンラインセミナーが、2026年6月11日(木)11:00〜12:00にZoomで開催される予定です。詳細・申し込みはhttps://tayori.com/q/jootoseminar/で確認できます。
Jooto ローカルMCPサーバー・CLIツール公開概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社PR TIMES(東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ8F) |
| 証券コード | 3922(東証プライム・名証プレミア) |
| 代表取締役 | 山口 拓己氏 |
| 設立 | 2005年12月 |
| 公開日 | 2026年5月29日(金) |
| 公開ツール | ローカルMCPサーバーおよびCLIツール |
| 対象サービス | タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」 |
| MCPサーバー取得先 | https://github.com/PRTIMES/jooto-mcp |
| CLIツール取得先 | https://github.com/PRTIMES/jooto-cli |
| Jootoユーザー数 | 50万人を超える(2026年4月時点) |
| 有料利用企業数 | 2500社(2026年4月時点) |
| セミナー日時 | 2026年6月11日(木)11:00〜12:00(オンライン・Zoom) |
trends編集部の一言
50万人を超えるユーザーと有料利用企業2500社という規模のタスク管理ツールが、MCPという接続手段を介してAIツールと連携できるようになった点は、業界全体にとって注目すべき動きです。これまでAIが整理した情報はチャットの中にとどまりがちでしたが、タスク管理ツールとAIがつながることで、「AIの提案が組織の実行につながる」という流れが構造として生まれました。
マーケティング業界では、AIを使って施策の優先度を整理しても、その結果をチームのタスクに落とし込む工程が課題になるケースも見られます。業界全体としては、AI活用が個人の生産性向上にとどまらずチームの実行力向上へとつながる仕組みの整備が課題とされてきました。担当者や期限、進捗に紐づいた形でAIの提案がチームに共有される今回の構造は、同種サービスにおけるAI連携の方向性を示す事例として注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「Jooto、AIツールとタスク・プロジェクト情報をつなぐローカルMCPサーバー/CLIツールを公開 | 株式会社PR TIMESのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001668.000000112.html, (参照 26-06-01).
