ハコベル株式会社は、生成AIを活用した帳票データ入力自動化システム「AIデータコンバーター」の提供を開始しました。
AIデータコンバーターの4つの特長
「AIデータコンバーター」は、物流関連業務に特化して設計されています。ユーザーは、受領した帳票をアップロードするだけで、任意のカラム設定のCSV形式で出力できます。主な特長は次の4点です。
- カレンダー形式など物流業務特有の荷主ごとフォーマットに対応
- マスタデータ引き当てや固定値補完による不足情報の補完・形式補正
- AIによる項目の自動割り当てで読み取り対象箇所の都度調整が不要
- CSV出力により配車システム・基幹システム・WMSへの連携に対応
特長の中でも、カレンダー形式への対応は注目に値します。「カレンダーの日付についている⚪︎印が積み日を指す」「その直近のV印が卸日に該当する」といった言語情報でない形式や省略の多いフォーマットにも対応し、データとして取り扱えます。
従来のOCRでは、帳票フォーマットごとに読み取り対象箇所を都度指定する必要があり、この設定負荷が導入の課題となっていました。「AIデータコンバーター」は、読み取った情報から物流業務における「意味」を見つけ出し、都度設定や人の手による情報修正なしにスムーズな導入を実現しました。また、「重量」として、記載されている情報が車格を意味するケースなど、単純な項目置き換えでは読み取れない情報にも対応しています。
CSV出力による連携設計も特徴のひとつです。追加開発の負担軽減につながる設計で、予算が限られた企業において、自社の運用に最適なシステムやツールを組み合わせ、無理なくDXを実現しやすくなります。
AIデータコンバーターの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | ハコベル株式会社 |
| サービス名 | AIデータコンバーター |
| カテゴリ | 帳票データ入力自動化システム |
| 主な機能 | 帳票情報の自動読み取り・CSV形式変換 マスタデータ引き当て・固定値補完 AIによる項目自動割り当て |
| 対応連携先 | 配車システム・基幹システム・WMS |
| 導入実績 | β版活用で帳票データ入力業務時間を8割削減 |
| 代表取締役社長CEO | 狭間 健志氏 |
| 設立 | 2022年8月1日 |
| 所在地 | 東京都中央区八丁堀2-14-1 住友不動産八重洲通ビル1・3F |
| URL | https://corp.hacobell.com/ |
trends編集部の一言
β版の段階で業務時間を8割削減できたという数値は、業種を問わずインパクトのある結果です。マーケティングの現場でも、取引先からのデータをフォーマットに合わせて手入力・整形する作業は意外と工数を取られており、こうした「読み取り→変換→連携」の自動化はマーケティング領域でも類似課題として広く見られます。
物流業界では、荷主ごとに異なる独自フォーマットが長年の慣行として根付いており、標準化が難しい領域です。従来のOCRが「フォーマットごとの都度設定」という壁に当たってきた背景を踏まえると、AIが意味を読み解いて自動で項目を割り当てるアプローチは、業界特有の課題への実践的な応答として注目されます。
CSV出力でWMSや基幹システムへの連携を実現する設計は、予算が限られた企業が多い物流業界において、DX推進のハードルを下げる仕組みとして業界全体から注目を集めました。マーケティング文脈に置き換えると、ツール間のデータ連携コストを下げる仕組みは、組織規模に関わらず、現場の意思決定を速める効果があると言えます。
References
- ^ PR TIMES. 「ハコベル、物流業務での帳票情報入力を自動化する「AIデータコンバーター」を提供開始! | ハコベル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000106200.html, (参照 26-06-01).
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