ヘッドウォータースが第一生命のAI-OCRシステムを開発、帳票認識・文字認識の精度が約2割向上
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株式会社ヘッドウォータースは、第一生命保険株式会社の新たなAI-OCR基盤について、設計および開発を担当したと発表しました。
新AI-OCRシステムが第一生命の業務基盤を刷新
第一生命保険株式会社では、保険金や給付金の支払いをはじめとする各種手続きにおいて、2020年7月からAI-OCRを活用した業務自動化を進めてきました。従来のAI-OCR基盤が、ハードウェアの保守期限を迎えたことから、持続的な業務効率化および将来の拡張性を見据えた、基盤更改が求められていた状況です。
こうした背景を踏まえ、オンプレミス型の基盤を、クラウド環境へと刷新する方針が決定されています。中核技術には、Microsoft Azure上のAzure OpenAIと、Azure Document Intelligenceが採用されました。
AI-OCR基盤更改における主な支援内容
株式会社ヘッドウォータースは、第一ライフテクノクロスと連携し、1年という限られた期間の中で、AI-OCR基盤全体の設計および開発に取り組みました。業務要件を踏まえ、実運用を見据えたシステム構成を設計しており、帳票認識をはじめとする文字認識や確認、結果反映までをEnd-to-Endで連携させた実運用向けの基盤です。主な支援内容は次の3点です。
- Azure OpenAIとAzure Document Intelligenceを中核としたシステム構成の設計
- Human in the Loopのインターフェースを備えた構成
- 実務において継続的に活用可能なOCRワークフロー構築
生成AIおよびAzure AI Serviceを、業務で最大限に活用しつつ、人による確認を適切に組み込んだ設計となっています。クラウド化によってランニングコストは約2分の1に削減されており、精度向上とコスト削減の両立を実現した基盤構成です。
新AI-OCRシステムの開発概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ヘッドウォータース |
| 対象企業 | 第一生命保険株式会社 |
| 稼働開始日 | 2026年4月24日 |
| 主な中核技術 | Azure OpenAI、Azure Document Intelligence |
| 主な数値成果 | 帳票認識・文字認識の精度が約2割向上、ランニングコストが約2分の1に削減 |
| 対象業務 | 保険金・給付金の支払いや各種契約手続き |
| 今後の方針 | 業務特性に応じたAI実装を推進 |
trends編集部の一言
今回のAI-OCR基盤更改は、帳票認識・文字認識の精度が約2割向上し、ランニングコストが約2分の1に削減されたという、具体的な数値で成果が示された事例です。オンプレミス環境からクラウド環境への移行がもたらす効果を、実績として、明確に裏付けている点が注目されます。
1年という限られた開発期間の中で、既存業務との連続性に配慮しながら、本番稼働まで到達した実行力も見逃せません。AIが自動処理を行いながらも、判断が必要な場面では人が関与する、Human in the Loopの設計は、透明性やアカウンタビリティを重視する業界で関心が高まっています。
References
- ^ PR TIMES. 「第一生命の生成AI活用した新AI-OCRシステム設計・開発を担当し、読み取り精度20%向上と運用コスト約50%削減を実現 | 株式会社ヘッドウォータースのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000312.000018045.html, (参照 26-04-30).
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