シー・システム株式会社は、2026年6月18日、「AI JIMY Paperbot」に独自AIエージェント作成機能を追加リリースしました。
AI JIMY PaperbotにおけるAIエージェント作成機能追加の背景と課題
「AI JIMY Paperbot」はこれまで、RPAと生成AIを搭載したAI OCRツールとして、帳票処理・データ入力業務の自動化を幅広く支援してきました。処理過程では、文字列変換AIエージェント「AI JIMY Converter」を活用し、表記ゆれの補正や必要情報の抽出・整理を行うことで、多様な帳票の確実なデータ化を実現しています。
しかし現場での運用が進む中で、「取引先ごとにフォーマットや記載ルールが異なり、汎用のAIエージェントでは対応しきれない」という要望が増加しました。備考欄や明細行など記載箇所はある程度決まっているものの、取引先によって、書き方はさまざまであり、特定情報の正確な抽出において既存の汎用機能では限界がありました。
AI JIMY Paperbotの新機能の主な特長
今回追加された機能の主な特長は次の4点です。
- 「取得したい情報」を自然な言葉で記述するだけで、業務に即したオリジナルのAIエージェントを作成・登録できる
- 取引先ごとに異なるフォーマットや抽出ルール、複雑な判断ロジックにも対応した柔軟な処理が可能
- 生成AIの自然言語理解を活用した、文脈を理解した高精度な情報抽出を実現
- AIや機械学習の知識がない担当者でも直感的に操作できるシンプルなUI設計
想定される実用例としては、備考欄に記載される文章の中から納入先の会社や工場、部署名を抽出する用途があります。また、一列内に混在する品名と品番をそれぞれ分別して出力する用途も挙げられるでしょう。
AI JIMY Paperbotの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | シー・システム株式会社 |
| 代表者 | 森下康夫氏 |
| 所在地 | 大阪府大阪市北区梅田2丁目5番6号 桜橋八千代ビル4階 |
| 設立 | 1983年3月18日 |
| サービス名 | AI JIMY Paperbot |
| サービス概要 | AI OCRとRPAを統合したデータ入力自動化ツール |
| リリース日 | 2026年6月18日 |
| AI JIMYシリーズ利用状況 | アカウント登録数5,000以上、アクティブユーザー数3万人(2026年1月時点) |
| 関連サービス | AI JIMY Converter(200以上のAIエージェントによるAI文字列変換ツール) AI JIMY Flowmaker(業務の流れを可視化する業務可視化エージェント) |
| URL | https://aijimy.com/p/paperbot/ |
trends編集部の一言
「取引先ごとにフォーマットが違いすぎて汎用ツールでは対応しきれない」という声は、BtoBマーケティングの現場でも広く聞かれます。パートナーや代理店ごとにレポートのフォーマットが異なり、毎回手作業で読み替えている状況は珍しくありません。マーケティング業界の文脈に置き換えると、「ツール側がルールを覚える」という発想の転換は、AI OCR領域に限らず業界横断で注目される動向と捉えられます。
プロンプトを記述するだけでAIエージェントを自作できる設計は、専門知識のない担当者が自律的にカスタマイズできる点で、導入後の定着率にも影響しそうです。アカウント登録数5,000以上、アクティブユーザー数3万人という規模感も踏まえると、今後の機能拡張である帳票全体へのプロンプト対応にも注目しておく価値がありそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「AI OCRに独自AIエージェント作成機能を搭載。取引先ごとに異なる帳票や抽出ルールに柔軟に対応 | シー・システム株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000051419.html, (参照 26-06-19).
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