ハコベル株式会社は生成AIを活用した帳票データ入力自動化システム「AIデータコンバーター」を開発し、社内の運送手配マッチングサービス業務における検証で、作業時間の80%削減に成功しました。
物流業界の帳票入力負担に応えた「AIデータコンバーター」の開発背景
物流業界では、法改正への対応や経営環境の変化を背景に、業務効率化に向けた様々な取り組みが進められています。一方で輸配送や商品発注に関する各種帳票の多くが依然としてFAXで連携され、受注側の担当者がシステムへの手入力を行っており、現場の負担の大きさが指摘されてきました。
これらの帳票には、荷物の積み地・降ろし地、数量、輸配送のスケジュールなど重要な情報が含まれ、日々大量に処理されます。正確かつ効率的な自動入力を実現することによる業務負担軽減の期待効果が大きいと考え、ハコベル株式会社は「AIデータコンバーター」の開発に至りました。
AIデータコンバーターの4つの特長
「AIデータコンバーター」の主な特長は以下の4点です。
- カレンダー形式など物流業務特有のフォーマットに対応
- マスタデータの引き当て機能や固定値補完機能による不足情報の補完や形式補正をAIが代替
- 項目の割り当てをAIが自動実施し都度調整が不要
- CSV出力で配車や基幹システム、WMSへの連携にも対応
従来のOCRでは判別が難しかったカレンダー形式の帳票にも対応しており、発注側の業務フローを変えることなく、受注側の入力業務とデータ整備を大きく効率化できます。帳票に記載されていない情報の整理まで代替できる設計となっています。
物流業界では取引先ごとに帳票フォーマットが異なることが多く、従来のOCRでは「どの部分からどの情報を読み取るか」を都度指定する必要がありました。「AIデータコンバーター」は、読み取った情報から物流業務における「意味」を見つけ出し、都度設定や人の手による情報修正なしにスムーズな導入を可能にしました。
AIデータコンバーターの提供開始時期と企業概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 開発元 | ハコベル株式会社 |
| サービス名 | AIデータコンバーター |
| カテゴリ | 帳票データ入力自動化システム |
| 主な機能 | 帳票の自動読み取り・CSV変換や不足情報補完、WMSへの連携にも対応 |
| 削減効果 | 業務所要時間80%削減(1日あたり約75分→15分) |
| 販売開始予定 | 2026年6月 |
| 所在地 | 東京都中央区八丁堀2-14-1住友不動産八重洲通ビル1・3F |
| 設立 | 2022年8月1日 |
| 代表取締役社長CEO | 狭間 健志 |
| 企業URL | https://corp.hacobell.com/ |
trends編集部の一言
1日あたり約75分かかっていた業務が15分に短縮されるという8割削減の数字は単なる効率化を超え、担当者の業務構造そのものが変わることを意味します。物流DX領域では、FAX帳票をはじめとするアナログ書類の処理が長年デジタル化の壁となってきました。
業界全体としてはOCR活用が進んできた一方で、フォーマット多様性への対応がボトルネックとして残存してきた経緯があります。マーケティング業界の文脈に置き換えると、定型的なデータ入力・転記作業がコア業務の妨げになっているという課題は業界横断で語られてきたテーマであり、AIが「意味」を解釈してフォーマット差異を吸収する設計は、業界全体のアナログ業務との向き合い方に一つの方向性を示す動きと読み取れます。
特に、発注側の業務フローを変えずに受注側だけで導入できる設計は、DX推進における実装難易度の観点からも注目される取り組みです。
References
- ^ PR TIMES. 「ハコベル、生成AI活用の「AIデータコンバーター」で社内の帳票データ入力業務時間の80%削減に成功 | ハコベル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000156.000106200.html, (参照 26-05-15).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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