common株式会社が集荷・配送向けAI配車サービス『ルートコンパスAI』を提供開始、計画時間を約8割削減
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common株式会社は、集荷・配送のルート計画を自動で作成するAI配車ルート最適化サービス『ルートコンパスAI』の提供を開始しました。
『ルートコンパスAI』が熟練担当者の判断を再現する仕組み
『ルートコンパスAI』は、熟練担当者が3時間かけていた日次の集荷・配送計画を、AIが数十秒で自動作成します。配車計画にかかる時間を約8割削減できました。
主な機能と特徴は次の4点です。
- 輸送費・労務費・拠点作業費・遅延ペナルティを統合評価し総コストを毎日最小化
- 改善基準告示の各基準を計画に組み込み法令を満たした計画のみを出力
- 複数拠点・複数の集荷先と配送先・自社便と取引先手配便の混在をそのままモデル化
- 熟練担当者の暗黙のルールをデータとして整理・反映し業務を標準化
当日の変更にも短時間で再計画が可能です。担当者が不在でも一定品質の計画を維持でき、後任育成や業務引き継ぎの負担も軽減します。
『ルートコンパスAI』開発の背景と対象事業者
2024年4月の改善基準告示の改正により、ドライバーの拘束時間・運転時間に上限が設けられました。同じ物量を運ぶために必要な車両・人員が増加しています。従来通りの配車計画では、法令遵守と輸送効率の両立が困難になっています。
集荷先や配送先、拠点が複数にまたがり、締切時刻や車両の制約が絡み合う配車計画は複雑さが高く、特定の熟練担当者の経験と勘に依存してきました。担当者の不在や退職が事業継続上のリスクとなっており、計画の多くがExcelと手作業で運用され、当日の数量変更やトラブル時の組み直しに多くの時間を要しています。
こうした課題は自動車物流に限らず、メーカーの部品調達や卸・小売の店舗配送など、集荷・配送を伴うあらゆる業種に共通する課題です。同社の代表取締役石川毅志氏は、「自動車物流に限らず、集荷・配送に課題を抱えるあらゆる事業者の皆様の力になれれば幸いです」と述べました。
ルートコンパスAIの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | ルートコンパスAI(Route Compass AI) |
| 提供企業 | common株式会社 |
| カテゴリ | AI配車ルート最適化サービス |
| 対象事業者 | 集荷・配送のルート計画を行うすべての事業者(物流事業者、メーカー、卸・小売 ほか) |
| 提供形態 | SaaS(主要ブラウザ対応、API連携可能) |
| 想定利用部門 | 配車・運行管理、物流企画、経営企画、営業、生産・出荷部門 ほか |
| 主な削減効果 | 配車計画にかかる時間を約8割削減。熟練担当者が3時間かけていた日次計画を数十秒で自動作成。 |
trends編集部の一言
熟練担当者が3時間かけていた作業を数十秒に短縮するという数値は、物流業界に限らず強いインパクトがあります。マーケティングの現場でも、施策の優先順位づけや予算配分の計画作業は特定のベテランに依存しがちで、「その人がいないと回らない」という状況は業種を問わず共通の課題です。
2024年問題という法令上の制約が重なっている点も、このサービスの注目ポイントでした。コスト最小化と法令遵守を同時に自動で満たす設計は、マーケティング業界の文脈に置き換えると、複数の媒体ルールや予算上限を自動でクリアしながら、最適な広告配分を出してくれる仕組みに近いと言えます。Excelと手作業で運用される現場が多い中、API連携可能なSaaSとして提供される点も、既存フローとの接続を考えるうえで業界横断的に注目される動きではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「集荷・配送のルート計画を AI が自動化する『ルートコンパスAI』を提供開始 | common株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000070006.html, (参照 26-07-10).










