株式会社ランプがRitel(リテル)を提供開始、飲食・小売の顧客データを統合しAIが販促施策の提案から実行まで支援
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株式会社ランプは、飲食・小売業界に特化したAIプラットフォーム「Ritel(リテル)」の提供を開始しました。
Ritelが支援する飲食・小売の販促課題
飲食・小売の現場では、店舗運営や接客、商品づくりなど日々の業務が多岐にわたります。顧客分析やリピート促進、販促企画、効果検証といった売上に直結する業務に十分な時間を割きづらいのが実情です。
顧客接点は店舗やECやLINE、アプリ、Webなどへ多様化しており、顧客データや購買履歴がチャネルごとに分断されることで「誰に・何を・いつ届けるべきか」が見えにくくなっています。施策の継続運用が難しくなるという課題も生まれています。
株式会社ランプが顧客へのインタビューを重ねるなかでは、次のような声が多く寄せられてきました。
- AIへの関心は高いが、顧客データが分断されており活用しきれていない
- 販促や分析の必要性は分かっていても、日々の店舗運営に追われて継続できない
- メールやLINEなどの配信コストが高まり、顧客接点を十分な頻度で持ちづらい
- シーズン商品や自信作があっても、必要としているお客様に届けきれていない
こうした課題に対し、株式会社ランプはテイクアウト予約受付・管理システム「テイクイーツ」を通じて全国の飲食店やスイーツ店、食物販店の店舗運営で培った知見をもとに、Ritelを開発しました。販促運用が止まることで生じる機会損失に対し、RitelはAIによって継続的な販促運用を支援します。
Ritelの4つの主な特徴
Ritelは、飲食・小売ならではの要件を踏まえた機能設計が特徴です。主な特徴として次の4点があります。
- バラバラの顧客データを一元統合し「テイクイーツ」とも自動連携
- AIによる施策提案と1クリック承認で継続的な販促運用を支援
- 天候・季節・イベントを掛け合わせた飲食・小売特化の分析と打ち手提案
- メールやLINE、プッシュ通知などのチャネルを活用した実行と効果測定
顧客データの統合では、POS、テイクアウト、EC、アプリ、予約システムなどに分散したデータをRitel上で一元管理できる設計です。「テイクイーツ」とは追加開発なしで連携でき、「誰が・いつ・何を買ったか」という購買データをもとに、顧客理解と販促施策の精度向上を支援します。
施策提案の面では、分析や施策設計、配信設定、効果測定、改善案の検討までがAIの支援対象です。担当者は、AIが提案した販促内容を確認し、承認ボタンをクリックするだけで実行できます。
Ritelは、AIが勝手に販促を実行するのではなく、人の確認・承認を前提とした設計です。現場の判断を尊重しながらAIが分析・提案・運用を支えることで、安心して活用できる仕組みを目指しています。
分析の面では、購買データに加え、天候、季節、イベント、商品カテゴリ、来店・購入タイミングなど、飲食・小売ならではの要素を掛け合わせる仕組みです。季節商品、観光シーズン、地域イベント、帰省・贈答需要といった需要の波を捉えながら、商品を必要としているお客様に届ける販促を支援します。
Ritel(リテル)の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ランプ |
| サービス名 | Ritel(リテル) |
| カテゴリ | 飲食・小売特化のAIプラットフォーム |
| 対応チャネル | メールやLINE、プッシュ通知、アプリなど |
| データ統合対象 | POS、EC、テイクアウト、アプリ、予約システムなど |
| 自動連携 | テイクイーツ(追加開発なし) |
| 主な機能 | 顧客データ統合・AIによる施策提案・1クリック承認・効果測定 |
| 本社所在地 | 京都府京都市下京区七条通烏丸東入真苧屋町214番地 京都駅第5ビル5F |
| 設立 | 2017年2月 |
| 資本金 | 9億6千万円(資本準備金含む) |
| 代表者 | 河野 匠氏 |
| URL | https://lamp.jp |
trends編集部の一言
日本政府観光局(JNTO)によると2025年の訪日外国人旅行者数は約4,268万人(42,683,600人)と年間過去最高を更新し、観光庁「インバウンド消費動向調査」では訪日外国人旅行消費額に占める買物代が27.0%、飲食費が21.9%と、飲食・買物合計で消費の約半分を占めています。この数字は、飲食・小売が単なる購買の場ではなく、日本の観光体験そのものを左右する接点になっていることを示すものです。マーケティング業界の文脈に置き換えると、チャネル分断による顧客データの分散と施策継続の難しさは業種を超えて共通の課題として語られてきたテーマであり、AIプラットフォームによるデータ統合と半自動運用はその解決アプローチとして業界全体で注目される動きと読み取れます。
Ritelが「AIによる自動実行」ではなく「人の承認を前提とした半自動運用」を設計の軸に置いた点は、マーケティング業界の文脈においても示唆的です。AIに任せた施策が意図しない内容で配信されるリスクへの懸念は業界横断で共有されており、「承認ボタン1クリックで実行」という設計は、AIへの信頼を段階的に育てながら運用を継続するアプローチとして業界全体の議論に位置づけられます。
訪日外国人旅行者が再訪時や帰国後にも店舗・ブランドとつながり続ける状態を目指すという展望は、地域の飲食・小売が担うポテンシャルをあらためて感じさせるものです。今後の機能拡張として予告されている「需要と供給を結びつけて現場の無駄を抑える領域」にも、今後の展開として注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「「自信作がちゃんと売れる」状態をAIで支援 飲食・小売特化のAIプラットフォーム「Ritel(リテル)」提供開始 | 株式会社ランプのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000033995.html, (参照 26-07-10).










