SEO分析ツールを提供するAhrefs Pte. Ltd.(本社:シンガポール)は、2026年4月16日にAIエージェント「Agent A(エージェントエー)」の提供を開始しました。
Agent Aが解決するマーケティング業務の非効率
SEO担当者やマーケティング責任者の多くは、キーワードリサーチツールでデータを抽出し、競合分析ツールで被リンクを調査するなど、複数のツール間を行き来する作業に時間を割いてきました。スプレッドシートでブリーフィングをまとめる手間も加わり、戦略立案に集中する時間が圧迫される状況が続いていました。
Ahrefsは世界最大級のウェブデータを保有し、SEO分析ツールとして180カ国以上で利用されてきましたが、業務フローへの組み込みにはユーザー自身の設計と手作業が必要でした。Agent Aは、「自分の業務に特化したマーケティングアプリを、コードなしで自作できる」という発想から開発されたAIエージェントです。
Agent Aの主な機能と活用領域
Agent Aは、汎用的なAIチャットボットとは異なり、Ahrefsのデータ基盤と直接統合された専用AIエージェントです。対話形式の指示だけで、マーケティングアプリやダッシュボード、自動化ワークフローをノーコードで構築・運用できる点が最大の特徴です。
- ノーコードでのアプリ構築
- 170兆ページ超のデータ活用
- ワークフロー学習による自動化
- 24時間365日の常時監視対応
- 主要マーケティングツールとの連携
繰り返し行うワークフローをAgent Aに学習させれば、週次の競合レポート作成やサイト監査などの定型業務を自動化でき、構築したアプリはチームメンバー全員が追加コストなしで利用可能です。Google アナリティクスやGoogle Search Console、WordPress、Shopifyなど既存のマーケティングスタックとも接続し、統合データに基づいた提案を行う仕組みとなっています。
Agent Aの対応ユースケースと概要
| ユースケース | 内容 |
|---|---|
| コンテンツカレンダー | 検索意図分析に基づく優先度付き計画 |
| 競合被リンク監視 | 被リンク変化の追跡と機会通知 |
| ブリーフィング自動化 | キーワード入力で構成案を自動出力 |
| カニバリ検出 | 自社サイト内の競合KW特定と改善 |
| テクニカルSEO監査 | 技術的健全性の優先順位付きレポート |
| 未リンクメンション | 被リンク未設定の言及ページを検出 |
trends編集部の一言
日々の業務でキーワード調査から競合分析、レポート作成までを複数ツールで回している身としては、「対話だけでアプリを自作できる」というコンセプトに実用的な可能性を感じます。施策ごとにスプレッドシートのテンプレートを都度つくり直す手間がボトルネックになりやすいため、定型的なレポートやダッシュボードをノーコードで組み立てられる仕組みは業務フローの見直しにつながりそうです。
特に170兆ページ超のウェブインデックスデータをアプリ内に直接組み込める点は、外部データの取得・整形という作業コストを削減する上で大きな意味があります。SEOやコンテンツマーケティングの実務で「ツール間の接続」に課題を抱えている担当者にとっては、既存のワークフローのどの部分をAgent Aに置き換えるかを具体的に検討してみる価値がありそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「【Ahrefs エイチレフス】AI エージェント「Agent A」提供開始。対話だけで自分専用のマーケティングアプリを構築 | Ahrefs pte. ltd.のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000157671.html, (参照 26-04-17).
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