ECマーケティング株式会社は2026年4月17日、MA/CRMツール利用者159名を対象とした自主調査の結果を公開しました。
MA/CRMツール調査で判明した成果不振の構造的要因
導入前に期待した成果が「あまり得られていない」と回答した層に、最大の理由を単一回答で聴取したところ、最多は「人材・スキルの問題」で41.4%を占めました。次いで「社内体制の問題」や「営業連携の問題」が各17.2%と続き、「ツールの問題」を選んだ回答者は0%という結果です。
営業部門によるMA/CRMデータの「活用状況」と「成果達成度」のクロス分析では、「積極的に活用している」企業の86.2%が「想定以上の成果が得られている」と回答しました。一方で「ほとんど活用していない」企業では、未達の割合が51.9%に達しており、営業連携の有無が格差の分岐点として明確に示されています。
MA/CRMツール調査の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 調査対象 | MA/CRMツール利用者159名 |
| 回答者属性 | 国内20代~60代の有職者 |
| 調査期間 | 2026年3月2日~3月10日 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 調査機関 | ECマーケティング株式会社 |
trends編集部の一言
MA/CRMツールの成果不振要因として「人材・スキル」が最多で「ツール」が0%という結果は、日々の業務改善でツール選定に悩む場面が多い身として非常に実感のある数字でした。自分自身もノーコードツールを導入した際に設定作業で手一杯になり、肝心のシナリオ設計まで手が回らなかった経験があるため、成果の鍵が「機能の充実度」ではなく「運用設計の質」にあるという指摘には納得させられます。
営業連携の有無で成果達成度に大きな差が出ている点は、マーケティング部門だけで完結しがちな施策運用を見直す材料になりそうです。社内でリードデータの活用フローを整備し、営業チームとの接点を具体的に設計し直す取り組みを検討している担当者にとっては、数値で裏付けられた説得材料として活用できる調査結果ではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「利用中MA/CRMツール、「3年以内にAIが代替」と6割が予測 | ECマーケティング株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000029038.html, (参照 26-04-17).
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