株式会社同潤舎は2026年4月、賃貸不動産のプロパティマネジメント(PM)業務に特化した、実務特化型SaaS「PM-Dora Si(ピーエムドーラ エスアイ)」の販売を開始する予定であることを発表しました。
PM-Dora SiがExcel運用を維持したままPM業務をクラウド化
不動産PM業務では現在も、「月次レポート作成」や「請求・出納管理」をはじめ、証票整理やオーナーへの報告といった業務の多くが、Excelや紙を中心に運用されています。入力ミスや二重作業、属人化による業務のブラックボックス化、情報共有の遅れなど、慢性的な課題が発生している状況です。
限られた人員で業務を回す中小規模の事業者にとって、実務負荷の軽減と標準化を両立するDXが求められています。PM-Dora Siは、従来のDXツールのように業務そのものを作り替えるのではなく、現在使用している帳票やフォーマットを活かしながら、クラウド化を実現する設計を採用しています。
PM-Dora Siの主な機能と概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | PM-Dora Si |
| 提供開始予定 | 2026年4月 |
| 販売対象先 | 中小規模不動産会社、PM会社 |
| Excel互換性 | 帳票のインポート・エクスポートに対応 |
| 一体管理 | 月次レポートや請求書・送金明細、証票管理を一元化 |
| マルチアクセス | 社内外の関係者が同一データへアクセス可能(特許取得済) |
| 金融機関連携 | 担保評価や税務対応に活用しやすいデータ環境を提供 |
| 提供元 | 株式会社同潤舎(東京都千代田区) |
trends編集部の一言
不動産PM業務でExcel帳票を使い続けている現場は多いと聞きますが、既存の運用フローを維持したまま導入できるSaaSという切り口は、実務担当者にとって心理的なハードルを下げる設計だと感じました。「現行フローをどこまで変えるか」が導入時の最大のボトルネックになりやすい中で、既存帳票をそのまま活用できるアプローチは、導入初期の現場負担を減らす上で合理的です。
マルチアクセス機能が特許取得済という点や、金融機関・士業との連携まで想定している点は、周辺のステークホルダーを巻き込んだデータ活用を見据えた設計だと読み取れます。賃貸管理業務のDXを検討している中小規模のPM会社や、金融機関との情報連携に課題を感じている実務担当者にとって、比較検討の候補に入れておく価値がありそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「「PM-Dora Si」販売開始 Excel文化を変えずにDXを実現、金融機関とのデータ連携にも対応 | 株式会社同潤舎のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000179218.html, (参照 26-04-17).
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