株式会社システムエグゼは、自治体の資料開示業務における個人情報・機密情報の黒塗り・墨消し作業をAIで効率化する「データマスキングサービス」の提供を開始しました。
手作業による黒塗り・墨消し作業を削減し、開示対応に伴う負荷の軽減や作業品質の平準化に貢献するサービスです。インサイトテクノロジーとのパートナーシップにより、本サービスの提供を開始しました。
データマスキングサービス提供の背景
自治体の資料開示請求では、個人情報や機密情報を非公開にするため、黒塗りや墨消しといったマスキング作業が発生します。一見すると単純な作業に見えますが、実際には非開示箇所の判断や法令・条例に基づく確認、再確認、記録管理まで求められるため、担当者の負荷が大きくなりやすい業務です。
開示件数が増えるほど手作業の比率が高まり、処理時間の長期化や判断基準のばらつき、ミスの発生、説明責任への対応といった課題が顕在化します。こうした課題を踏まえ、株式会社システムエグゼはお客様が資料開示業務に割く時間を短縮し、本来注力すべき業務に集中できる環境づくりを目指していました。
今回の「データマスキングサービス」は、こうした課題に応える形で開発されています。
データマスキングサービスの仕組み
「データマスキングサービス」は、Oracle Cloudをベースとした「EXE-Cloud」と、AIで個人情報や機密情報を自動抽出する「Insight Masking」を組み合わせています。PDFに含まれる個人情報・機密情報を自動検知し、黒塗りや墨消しを施したPDFを生成する仕組みです。
主な機能は、以下の通りです。
- PDF内の個人情報・機密情報の自動検知
- 黒塗り・墨消し済みPDFの自動生成
- ルール設定とメモ機能による判断基準の標準化
- 墨消し後の文字置換処理
個人情報や機密情報を含む文書を外部へ提出する際、目視確認には膨大な工数がかかり、判断基準も担当者ごとにぶれやすくなります。本サービスは、ルール設定とメモ機能によって、非開示箇所の判断基準の標準化とノウハウ共有を進められる点が特徴です。
墨消しに加えて文字置換にも対応しており、墨消し後のテキストの置換処理まで一連で処理できます。サーバのクラウド運用や管理についても、株式会社システムエグゼが一貫して対応する設計です。
データマスキングサービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社システムエグゼ |
| 本社 | 東京都中央区 |
| 代表者 | 大場 康次氏 |
| サービス名 | データマスキングサービス |
| 基盤技術 | EXE-Cloud(Oracle Cloudベース) |
| マスキング技術提供 | 株式会社インサイトテクノロジー「Insight Masking」 |
| 提携時期 | 2025年10月 |
| 主な利用シーン | 情報開示請求資料・報告資料・顧客提出資料の秘匿化 |
trends編集部の一言
自治体の資料開示業務における黒塗り・墨消し作業を、AIとマスキング技術の組み合わせで効率化する取り組みは、行政分野以外の現場にも示唆があります。情報管理分野全体では、外部提出資料から個人情報や機密情報を除去する作業に時間を取られ、判断基準が担当者ごとにぶれやすいという課題が共通して語られてきました。
判断基準の標準化やノウハウ共有を仕組みとして残せる点は、業界を問わず、情報管理の品質を担保するうえで参考になる発想です。同種サービスでは検知・マスキングの単機能提供にとどまる例も多く、墨消しから文字置換まで一連の処理を任せられる設計は、資料提出を伴う業務全般における工程統合の方向性を示す動きと捉えられます。
References
- ^ PR TIMES. 「自治体の資料開示業務をAIで効率化する「データマスキングサービス」を提供開始 | 株式会社システムエグゼのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000044120.html, (参照 26-07-01).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
【Git】remote設定を変更する方法
【VBA】コメントアウトを設定する方法
マークダウンで改行する方法
【CSS】notで複数の件を除外する方法
x86とx64の違いを分かりやすく解説
GitLabとGitHubの違いを解説
パソコンのメモリの目安を用途別に選ぶ方法
Linuxで環境変数を確認する方法
CapsLockキーを解除する方法
UbuntuのIPアドレスを確認する方法
ITやプログラミングに関するニュース
ウィブル証券がMCP対応金融データAPIに23の新エンドポイントを追加、企業財務やETF構成銘柄をAIで分析可能に
AI顧問が専任CAIO設置率4%の中堅企業に選択肢を提示、採用に頼らずAIの専門知見を確保
株式会社キャスターがAIアシスタントの新サービスを提供開始、Slackによる24時間365日受付と人による品質担保を両立
株式会社ビザスクが「ビザスクdirect」にAI案件作成サポート機能β版を追加、4つの設問で求人票作成を自動化
株式会社ジョイゾーが業務改善AI伴走サービス「スキル39」を提供開始、AIがAIを作る仕組みで現場の自走を支援
株式会社キャリアサバイバルが中部電力株式会社と「AI Manual Coach」を共同開発、熟練者の技術を可視化
INCLUSIVE Holdings株式会社が最高AI責任者(CAIO)を新設、グループ横断でAI・データ戦略を推進
株式会社ヘンリーが正幸会病院でクラウド型電子カルテ「Henry」の業務フロー再設計を実証、月386時間の削減を実現
ChatSenseのNotebook機能が「カスタム指示」を実装、前提条件の書き直し不要に
株式会社システムエグゼがデータマスキングサービスを提供開始、自治体の黒塗り・墨消し作業をAIで効率化
