株式会社DataCurrentは、AI分析エージェントサービス「OwnSight Agent(オウンサイト・エージェント)」の提供を開始しました。
OwnSight Agentが目指す現場定着の詳細
生成AIやLLMの発展によりデータ分析の利便性は高まっているものの、実際のビジネス現場へ実装する段階では、業務プロセスへの組み込みやAI精度を担保するためのデータ整備など、多くの壁が存在しています。従来のSaaSツールのように「プロダクトを導入するだけ」では、現場で使いこなされず、形骸化してしまうケースも少なくありません。
「OwnSight Agent」は、業務理解から要件整理、実装、本番展開、実務への定着までを伴走する「定着一体型プロダクトモデル」として開発されました。
強みのひとつは、ユーザーのスキルに応じた「2つのモード」です。正しい集計数値をライトに知りたい方向けの「厳格モード」と、データを多角的に深掘り・要因分析したい方向けの「探索モード」を用意しており、「何を聞けばいいかわからない人」でも自然言語でエージェントに質問できます。
一部のデータ人材への依存を防ぎ、複数部門でのデータ活用能力を底上げする設計です。
顧客のクラウド環境内部に専用のAI分析エージェントを構築する点も特徴です。セマンティックレイヤーや社内用語集、業務知識などの「自社固有のナレッジ」を学習させることで、実務に即した精度の高い回答を実現します。
日々のナレッジの追加や利用ログの蓄積により、AIが自律的に「進化」し続ける仕組みとなっています。
OwnSight Agentの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社DataCurrent |
| 本社 | 東京都港区 |
| 代表取締役社長 | 多田 哲郎氏 |
| 設立 | 2019年6月3日 |
| サービス名 | OwnSight Agent(オウンサイト・エージェント) |
| サービス概要 | 自社特化型のAI分析エージェントサービス |
| 主な特徴 | 厳格モード・探索モードの2モード 自社固有ナレッジの学習による自律的な進化 コンサルタントによる活用支援パック |
| 対応クラウド環境 | Google Cloud(BigQuery・Lookerなど) |
| 所属グループ | 株式会社CARTA HOLDINGSグループ |
trends編集部の一言
「何を聞けばいいかわからない人」でも自然言語でデータ分析できる仕組みは、業種を問わず、関心を引く発表です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、データ分析が一部の担当者に依存しがちで、「数値を見られる人」と「見られない人」の差が組織全体の意思決定速度を左右するという課題は、業界全体で繰り返し語られてきたテーマと言えます。
ツール導入だけでは現場に定着しないという課題感も、業界を問わず、共感を呼びそうです。マーケティング業界でも、新しいツールを導入した直後は活用が進んでも、半年後には一部のメンバーしか使わなくなっているという状況がしばしば指摘されてきました。コンサルティングによる伴走支援を組み合わせ、「自走状態」を目指す設計は、業界全体における定着化の難しさに対するひとつの解とも捉えられます。
AIエージェントが利用ログを蓄積しながら、自律的に精度を高めていく仕組みも興味深い点です。組織固有のナレッジを学習資産として積み上げていく発想は、マーケティング業界における顧客データ活用の文脈にも置き換えられる視点ではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「DataCurrent、AIは「導入」から「定着」へ。現場の業務に寄り添い、データに基づく意思決定を根づかせるAI分析基盤「OwnSight Agent」を提供開始 | 株式会社DataCurrentのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000059513.html, (参照 26-07-01).
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