株式会社インフォマティクスが「空間情報 MCPサーバー」を開発、GISデータの検索・資料化を生成AIで自動化
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株式会社インフォマティクスは、GIS(地理情報システム)と生成AIをつなぐ「空間情報 MCPサーバー」を開発しました。
空間情報 MCPサーバーが解決する現場の課題
近年、自治体公開型GISの普及に伴い、都市計画や防災、福祉施設、観光情報など多種多様なデータがオープンデータ化されています。しかし、これらのデータを資料に活用する際には、地図上で情報を探し出し、テキストや数値を転記したり、地図画像のキャプチャを取って編集したりする手間が発生します。
「空間情報 MCPサーバー」は、このような作業負荷を軽減するために開発されました。GISと生成AIを接続するMCPサーバーを介することによって、AIに「○○周辺の避難所の情報をまとめて」と指示するだけで、位置の特定から一覧表の作成までを自動化できます。
空間情報 MCPサーバーとAIチャット機能の役割の違いと想定利用シーン
株式会社インフォマティクスは、自治体公開型GISでの地図検索や情報閲覧を支援する「AIチャット機能」もリリースしています。両機能は、利用者の目的に応じて異なる価値を提供するものです。主な違いは以下の通りです。
- 空間情報 MCPサーバー:GISの枠組みを超えた資料作成まで自動化
- AIチャット機能:GISポータル画面上での情報検索・操作を支援
いずれの機能も、同社のGISを導入している自治体のお客様向けにオプションとして提供されます。想定される利用シーンとしては、「GISの地図画像を資料に埋め込みたい」「避難所の情報を一覧にまとめ、地図上で位置を確認したい」などが挙げられます。
想定利用者は、「空間情報 MCPサーバー」対応のGISを導入している自治体(都市計画や防災、福祉、観光などの部署)が中心です。建築・不動産・観光分野の事業者や地域の学校、自治会など幅広い層も対象です。
空間情報 MCPサーバーとGC Naviの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社インフォマティクス |
| 本社所在地 | 川崎市幸区 |
| 代表取締役社長 | 齊藤大地氏 |
| 設立 | 1981年 |
| 事業内容 | GIS(地理情報システム)を中心とした空間情報ソリューションの提供 |
| GC Naviの概要 | 都市計画や防災、子育て支援、公共施設などの地理空間情報を地図上で公開・共有できるWebGIS |
| GC Navi導入実績 | 全国38自治体(2026年6月現在) |
| 対象製品 | まずGC Navi向けに提供開始、その他製品へ順次展開予定 |
| 使用データ | 背景地図:地理院タイル / 避難所データ:国土数値情報 |
| 公式サイト | https://www.informatix.co.jp/ |
trends編集部の一言
全国38自治体に導入されているWebGISのデータを、自然言語の指示だけで収集・資料化できるという点は、業界を問わずインパクトがあります。GIS業界全体としては、生成AIとの連携が実用段階に入る流れが加速しており、同種のMCPサーバー型連携は今後の空間情報活用の標準的なアーキテクチャになりうる動きと捉えられます。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、「地図データ」を「顧客データや市場データ」に読み替えたとき、同様の自動化が広がる予兆として、注目しておく価値がありそうです。GISという特定領域でMCPサーバーによる生成AI連携が実用段階に入ったことは、他の専門データベースへの応用を検討する際の良い参考事例になるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「GISと生成AIをつなぐ「空間情報 MCPサーバー」を開発 | 株式会社インフォマティクスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000034332.html, (参照 26-06-26).










