グローバルセキュリティエキスパート株式会社は、生成AIを組み込んだWebアプリケーション向けのセキュリティ診断サービス「AIプロンプト診断(AI Prompt Security)」の提供を開始しました。
AIプロンプト診断(AI Prompt Security)が対応する生成AIセキュリティリスク
OWASP LLM Top 10の2025年版では、プロンプトインジェクションが最重要リスクの第1位に位置づけられています。本番AIデプロイメントの73%超でこの脆弱性が検出されている一方、AI固有のセキュリティ制御を導入済みの企業はわずか34%にとどまっていました。
生成AIを業務に組み込む企業が増える中で、導入スピードとセキュリティ対策の整備には大きなギャップが生じています。機密情報の漏洩、著作権侵害、ハルシネーションによる誤情報拡散など、生成AI特有のリスクは企業の信用を揺るがす重大なインシデントにつながる可能性が否定できません。適切な対策なしに生成AIを利用することは、経営リスクそのものです。
AIプロンプト診断(AI Prompt Security)の3つの特長
GSXの「AIプロンプト診断(AI Prompt Security)」には、次の3つの特長があります。
- OWASP LLM Top 10準拠の8カテゴリによる網羅的なリスク検査
- 経営層向け4段階総合評価と技術者向け具体的対策レポートを提供
- Defense in Depthに基づく包括的対策提案
コア診断項目として、プロンプトインジェクション(OWASP LLM01)・プロンプトリーク(OWASP LLM02)・データポイズニング(OWASP LLM04/LLM08)を検査します。これに加え、問題のある応答やアプリケーション脆弱性(OWASP LLM03/LLM05)、サービス拒否(OWASP LLM10)、機微データ漏洩(OWASP LLM07)など計8項目でLLMアプリケーションを取り巻く脅威ランドスケープを構造化して可視化します。
ChatGPT API等を自社システムに組み込む企業にとって、プロンプト設計や入力制御、データ管理は自社の責任範囲です。GSXは、20年以上の脆弱性診断実績をOWASP LLM Top 10と融合させた実践的な検査手法を提供します。
GSX「AIプロンプト診断(AI Prompt Security)」のサービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | グローバルセキュリティエキスパート株式会社(GSX) |
| 診断対象 | ChatGPT API等の生成AIを組み込んだWebアプリケーション(API組み込み開発) |
| 診断項目 | OWASP LLM Top 10に基づく8つの診断カテゴリ(プロンプトインジェクション、プロンプトリーク、問題のある応答、データポイズニング、サービス拒否、問題のあるサードパーティの利用、機微データ漏洩、アプリケーション脆弱性) |
| 成果物 | 総合評価レポート(4段階評価)、脆弱性診断報告書、具体的対策提案書 |
| 所在地 | 東京都港区海岸1-16-1 |
| 代表者 | 代表取締役社長 青柳 史郎氏 |
| 資本金 | 546百万円(2026年3月末) |
| 設立 | 2000年4月 |
| 証券コード | 4417(東京証券取引所グロース市場) |
trends編集部の一言
本番AIデプロイメントの73%超でプロンプトインジェクションの脆弱性が検出されているという数値は、生成AI活用の急速な広がりに対してセキュリティ整備が追いついていない実態を示しています。マーケティング業界の文脈に置き換えると、生成AIツールを業務フローに組み込む動きが加速する一方で、「使える状態」と「安全に使える状態」の間にある距離が、この数字に端的に表れていると捉えられます。
AI固有のセキュリティ制御を導入済みの企業がわずか34%にとどまるという現状は、業界全体としては導入を優先してきた動向の表れとも考えられます。経営層が直感的にリスクレベルを把握できる4段階評価と、開発現場が即座に動ける具体的対策レポートを提供する設計は、組織内の温度差を埋める実務的なアプローチとして、今後の企業の対策手法において注目される傾向です。
生成AIの活用範囲が広がるほど、「やらないリスク」と「やり続けるリスク」のどちらを取るかという経営判断は避けられなくなります。OWASP LLM Top 10という国際標準に準拠した診断は、グローバル展開を見据える企業の説明責任を満たす基準として、市場での採用が進むとみられます。
References
- ^ PR TIMES. 「GSXは生成AI時代のセキュリティリスクに備える「AIプロンプト診断」を提供開始 | グローバルセキュリティエキスパート株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000202.000007157.html, (参照 26-05-28).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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