株式会社Neurosphereは、常駐型AIサービス「特命FDE(AI業務実装サービス)」の提供を開始しました。
特命FDEが「PoC止まり」を突破する常駐型AI実装の仕組み
多くの企業では生成AIツールの導入が進んでいますが、現場への配布だけでは、成果が出にくいのが実情です。「プロンプトの品質が個人に依存する属人化」「既存のシステムと連携していない業務未接続」「情報漏洩のリスク」といった壁にぶつかり、経営インパクトの創出に至っていないケースが多く見られます。
株式会社Neurosphereが提唱するのは、ツール配布ではなく「AIが動く環境を整え、既存の業務フローに直接組み込むこと」というアプローチです。そのための専門職として「FDE(Forward Development Engineer)」を位置づけています。
FDEは、開発エンジニアにとどまらず現場の業務フローや関係者を深く理解した上で、AIで解くべき課題を特定し投資対効果(ROI)を設計します。開発から定着までを推進する「業務とAIの橋渡し役」です。
特命FDEが提供する変革は次の3点です。
- 現場常駐×本部支援による通常の5倍速の実装
- 属人化を排除する「会社専用AI AGENT」の構築
- 業務システムと直結させる「AGENTIC RPA」への昇華
基本2名体制(コンサルタント+AIエンジニア)が顧客現場に常駐し、課題の構造化から要件定義・開発までを高速に進めます。技術選定やセキュリティ・ガバナンスの判断はNeurosphere本部がバックアップし、通常のコンサルティングファームの5倍のスピードでの提案・実装を可能にしました。
特命FDEの構想から定着までの導入ステップと提供体制
特命FDEは、単なるシステム納品にとどまらず、「AIが当たり前に使われる組織」への変革を段階的に伴走します。まず業務棚卸しとROI特定から着手し、ノウハウの分解と「会社専用AI AGENT」の構築へと進みます。その後、既存ツールとの連携によるAGENTIC RPA化という段階を経て、現場への定着と複数事業部への横展開まで一気通貫で対応する設計です。
SaaSや社内システムといった既存の業務ツールとAIを連携させることで、確認や入力、連絡、判断といった一連のプロセスを自動化しました。個人のノウハウに依存した状態から脱却し、誰でも同じ品質で業務を実行できる再現性の高い「資産」を組織に生み出します。
特命FDE(AI業務実装サービス)の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社Neurosphere |
| サービス名 | 特命FDE(AI業務実装サービス) |
| 基本体制 | 現場常駐チーム(コンサルタント+AIエンジニア)+本部知見サポート |
| 主な特徴 | 会社専用AI AGENT構築 AGENTIC RPA化 構想から定着までの一気通貫伴走 |
| 提供パッケージ | 1チームへの導入から複数事業部への横展開、GPU活用によるAI事業化支援まで |
| 所在地 | 東京都港区西新橋1丁目6−12 アイオス虎ノ門 4階 |
| 設立 | 2025年12月 |
| 代表者 | 根来 実氏 |
trends編集部の一言
「PoCは成功したが、現場では使われていない」という声は、マーケティングの現場でもよく耳にします。ツールを配布した直後は活用が進むように見えても、数ヶ月後には「使いこなせているのは一部のメンバーだけ」という状態に落ち着いてしまう傾向は、業界を問わず広く観察されてきました。
マーケティングの文脈に置き換えると、MAツールやCRMの導入時に感じる「システムは入ったが運用が定着しない」という課題と構造がよく似ています。コンサルタントとエンジニアが1チームとして現場に常駐し、通常の5倍速で実装を進める設計は、導入後の現場定着に課題を抱えてきた組織における判断材料のひとつになるでしょう。
「会社専用AI AGENT」と「AGENTIC RPA」という2つの概念を分けて提示している点にも、整理の明確さが見られます。AIをチャットツールとして単体で使うフェーズから、既存業務フローに組み込むフェーズへの移行を、サービスの設計そのもので体現しようとしている構造です。DX推進領域では、AIを既存業務フローへ統合する方向性への関心が高まっており、こうしたアプローチは業界全体の動向としても注目される取り組みと言えます。
References
- ^ PR TIMES. 「「AIツールを入れただけ」で終わらせない。AI実装の最前線に、特命でコミットする常駐型サービス「特命FDE」を提供開始 | 株式会社Neurosphereのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000178509.html, (参照 26-05-23).
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