株式会社カワムラホームは2026年5月8日、NextValue株式会社の伴走支援のもと、全社横断型の「AIシフトプロジェクト」を開始しました。
カワムラホームがAI導入を進める背景
道北エリアでトップクラスの実績を持つ株式会社カワムラホームは、直近5年間で連続二桁成長を達成しました。旭川に加え、札幌や新潟、福岡への拠点拡大も視野に入れており、挑戦を続ける組織風土がAI導入の基盤になっているようです。
一方、地方では少子高齢化に伴う人手不足が深刻化しており、住宅業界ではDXの遅れも課題となっています。同社は事業成長と生産性向上の両立を目指し、社内にAI特化プロジェクトチームを設置しました。
AIシフトプロジェクトの主な機能
同プロジェクトでは、AIを組織へ定着させるため、研修や情報共有、コミュニティ形成を並行して進める方針です。AI活用で生まれた時間を顧客対応や自己研鑽へ充てる構想も掲げており、主な機能は次の3点です。
- 基礎学習からAPI連携による自動化まで、Lv.1〜5に沿って学ぶ研修機能
- 社内イントラ「Kawamura AI SHIFT」でのユースケース共有や、「冒険書」をモチーフにした「AIクエスト」を展開するメディア機能
- 月次事例報告会や表彰制度(金・銀・銅賞)を通じたナレッジ共有を行うコミュニティ機能
加えて、管理本部やマーケティング、人事、CX、設計の重点5部署に対し、NextValue株式会社がプロジェクトマネージャーとして参画しました。月2回の定例ミーティングや開発支援を通じ、現場業務に沿ったAIツールの設計と実装を進める構成です。
AIシフトプロジェクトの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 実施企業 | 株式会社カワムラホーム |
| 伴走支援 | NextValue株式会社 |
| 発表日 | 2026年5月8日 |
| 対象プロジェクト | AIシフトプロジェクト |
| 主な機能 | 研修機能 メディア機能 コミュニティ機能 |
| 対象部署 | 管理本部 マーケティング 人事 CX 設計 |
| 目的 | 生産性向上 顧客満足度向上 社員満足度向上 |
| 今後の方針 | 「100億を150人で実現する」ほどの圧倒的な生産性向上の実現 |
| 関連URL | https://inc.kawamurahome.jp/ https://nextvalue-asahikawa.com/ |
trends編集部の一言
地方企業がAI活用を単なる業務効率化ではなく、社員満足度や働き方改革まで含めて設計している点は注目したい動きだと感じます。特に、住宅業界のように現場対応が多い業種で、全社横断型のAI推進を掲げた点は学びの多い事例ではないでしょうか。
また、社内イントラによるユースケース共有や「AIクエスト」のような継続学習施策は、AI定着の観点で示唆がありそうです。単発研修で終わらせず、社内文化として浸透を図る構成は、今後のDX推進でも重要な要素になると考えます。
さらに、重点部署へ段階的に導入し、現場に合わせた開発支援を進める体制は、地方企業のAI活用モデルとして他社の検討材料になりそうです。人手不足が続く中、業務生産性と組織運営をどう両立するかが今後の焦点になるでしょう。
References
- ^ PR TIMES. 「「日本一AIを使いこなす住まいカンパニーへ」5年連続二桁成長のカワムラホームが、NextValueと全社AIシフトを始動 | NextValue株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000182394.html, (参照 26-05-09).
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