アトミックソフトウェア株式会社は2026年4月21日、警備事業者向け一元管理システム「警備フォース」において、法定備付書類をはじめとした帳票の作成や保存、出力に対応した機能の提供を開始すると発表しました。
「警備フォース」が法定備付書類のクラウド管理機能を追加
警備業界では「人手不足」と「高齢化」の深刻化により、管理部門でも慢性的なリソース不足が続いています。法定備付書類は種類が多く、それぞれに作成タイミングや保存期間が定められているため、紙やExcelでの管理では転記ミスや更新漏れが発生しやすい構造です。
書類の不備は、公安委員会による是正指導や、場合によっては営業停止処分にも直結する経営リスクとなりえます。警察庁は令和7年12月に「省力化投資促進プラン」を策定し、法定備付書類の管理のITシステム化を、省力化に向けた取り組みの一つとして明示しました。
新機能がもたらす業務改善の具体的内容
今回の機能では、紙やExcelで作成していた法定備付書類を、システム上で効率的に作成できるようになります。「教育計画書」と「教育実施簿」の連携や、教育実施状況の警備員名簿への自動反映など、書類間の情報連携によって入力の手間や転記ミスを軽減する仕組みが整えられています。
- 書類間の情報連携による自動反映
- 作成書類のシステム上での一元保存
- 複数管理者による同時アクセス対応
- 書類のPDF出力による即時対応
作成した書類はシステム上に一元保存され、複数の管理者が同時にアクセスできるため、組織全体で書類管理を分担しながら運用できます。警備業法が定める書類を一元管理することによって、作成漏れや期限超過のリスクを抑えつつ、立入検査の通知を受けた際にもPDF出力で、即座に対応できる体制が構築されます。
「警備フォース」の概要と提供企業情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | 警備フォース |
| 対象 | 1号・2号警備事業者 |
| 主な機能 | 管制業務、請求・給与、売上分析、帳票管理 |
| 提供企業 | アトミックソフトウェア株式会社 |
| 所在地 | 東京都品川区西五反田 |
| 設立 | 2020年11月 |
| 補助金対応 | IT導入補助金2025年認定(最大50%補助) |
trends編集部の一言
警備業界の書類管理は、警備業法で厳格に定められているだけに、紙やExcelでの運用を続ける現場にとっては日常的に負荷がかかるポイントだと感じます。書類間のデータ連携が自動化されるだけで、確認作業が大幅に減る効果が見込めるため、法定書類という厳密さが求められる領域でも業務効率の改善が期待できそうです。
警察庁が「集中省力化投資期間」を設定し、IT導入補助金の対象にもなっている点は、導入を検討する企業にとって追い風になるのではないでしょうか。管理部門のリソースが限られている中小規模の警備会社で、法令対応の属人化を解消したいと考えている管理責任者にとっては、具体的な検討材料になりそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「警備事業者向け一元管理システム「警備フォース」、法定備付書類のクラウド管理でDXを実現 | アトミックソフトウェア株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000177196.html, (参照 26-04-22).
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