ZETA株式会社は2026年4月22日、AIレコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」の「マルチアングルレコメンド」がChatGPTアプリに対応したことを発表しました。
ZETA RECOMMENDのChatGPTアプリ対応と背景
ECにおける検索は、ユーザーの意図を捉える最も重要な起点として位置づけられてきましたが、近年は生成AIの普及により、曖昧なニーズを対話で補完する購買行動が拡大しています。ZETAでは「ZETA CXシリーズ」のAIエージェント対応を推進しており、OpenAI「Apps in ChatGPT」への対応や、連携基盤「ZETA LINK for AI」の提供を通じて購買体験強化に取り組んできました。
検索やレコメンド、コンテンツを横断して複数の観点で商品群を提示する「デジタルシェルフ」は、海外で新たな購買インターフェースとして注目を集めています。このデジタルシェルフを対話インターフェースで動的に構成・表示する取り組みは現時点で限定的であり、ZETAは「会話検索」と「レコメンド」を統合した機能の提供を開始しました。
マルチアングルレコメンドの主な特長
今回のChatGPTアプリ対応では、「ZETA SEARCH」と「ZETA RECOMMEND」が連携し、ユーザーの問いかけをコンテキストとして活用する仕組みが導入されています。単一のリストではなく「棚」として、複数の視点から商品群を提示することによって、比較・発見しやすい購買導線を構築しており、注目すべきポイントは次の4点です。
- 複数のレコメンド軸による比較・発見体験
- 会話検索とレコメンドの統合
- ZETA HASHTAGとの連携による提案軸の拡張
- 曖昧な商品名でも条件ベースで最適商品を提示
「ZETA HASHTAG」との連携では、商品特徴や利用シーン、トレンドワードを表すハッシュタグをレコメンド軸として活用しています。従来の類似商品表示にとどまらないテーマ性のある商品提案を実現し、クチコミやQ&A、検索クエリなどを横断的に活用することによって、CVRやAOV(Average Order Value)、LTVといった主要KPIの向上に寄与する狙いです。
ZETA RECOMMENDのChatGPTアプリ対応の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 対応機能 | マルチアングルレコメンド |
| 対応先 | ChatGPTアプリ |
| 提供企業 | ZETA株式会社 |
| 連携製品 | ZETA SEARCHやZETA HASHTAG |
| 対象ユーザー | ECサイト運営企業 |
| 活用領域 | エージェンティックコマース |
trends編集部の一言
ECサイトの運営支援でレコメンド機能を検討したことがありますが、ユーザーの曖昧な意図を拾い上げて商品を提案する仕組みは、実装のハードルが高い領域でした。今回の対応はChatGPTの対話インターフェース上で「棚」として商品群を複数軸で提示する点が特徴的で、従来の検索窓から結果一覧という導線とは異なるアプローチとして、実務での活用イメージが湧きます。
特に「敏感肌向け」「人と被らない」のような自然言語の問いかけからレコメンドが生成される仕組みは、商品数が多いECサイトほど効果を発揮しそうだと感じました。EC領域でAIエージェント対応を模索している担当者にとっては、「会話検索」と「レコメンド」を統合した購買体験設計の具体例として参考になる取り組みです。
References
- ^ PR TIMES. 「「ZETA RECOMMEND」のマルチアングル表示がChatGPTアプリに対応 | ZETA株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000605.000038104.html, (参照 26-04-22).
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