株式会社ソルパックは2026年4月20日、IBM iを取り巻く企業課題を解決するため、IBM Bobを活用した次世代AIマネージドサービス「i_RODOR_i(イロドリ)」の提供を開始しました。
i_RODOR_iが対応するIBM iの三大課題と背景
IBM iは堅牢で信頼性やセキュリティレベルの高い基幹システムである一方、「技術者不足・スキル継承」「ブラックボックス化・属人化」「モダナイゼーション」という三大課題が深刻化しています。サポート切れが早まるハード更新負担や、柔軟性に乏しいオンプレ環境、BCP/DR対策の高コストが重なり、運用継続が困難な状態に直面しています。
担当者の運用負荷が上昇する一方、ブラックボックス化かつ属人化したシステムにより改善が進まず、24時間稼働を支える体制維持も限界に近づいています。IBM i技術者の高齢化・退職が進む中、若手育成は難航し、運用マニュアル不足とスキルギャップの加速によって、企業内のIBM iナレッジが失われつつある状況です。
IBM Bobと5つのソリューションで構成される支援体制
i_RODOR_iは、企業のIBM i環境を総合的に支援するため、5つのソリューションを中核として構成されています。オンプレからPowerVSへのクラウド移行支援や、IBM iの資産・設定・運用状況を解析する棚卸・可視化サービスなど、主な提供内容は次の5点です。
- PowerVS移行サービス
- 棚卸・可視化・影響分析サービス
- IBM iアプリケーション運用保守サービス(@M-ASP)
- IBM iコンシェルジュサービスセンター
- RPG研修サービス
IBM iアプリケーション運用保守サービスでは、IBM Bobを活用した効率的なアプリケーション保守・運用や、障害対応、監視までをワンストップで提供します。IBM iコンシェルジュサービスセンターでは、技術問い合わせや改善相談、日々の運用支援を専門家がサポートし、担当者の心理的負荷を軽減する体制を整えています。
i_RODOR_iの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | i_RODOR_i(イロドリ) |
| 提供企業 | 株式会社ソルパック |
| 中核技術 | IBM Bob(AIエージェント) |
| 対象ユーザー | IBM i運用企業 |
| 解決課題 | 技術継承・安定運用・運用効率 |
| 構成要素 | 5つの専門ソリューション |
trends編集部の一言
IBM iの運用課題をAIマネージドサービスという形でパッケージ化した点は、「属人化されたシステムをどう引き継ぐか」という多くの企業が抱える悩みに対して、具体的な解決手段を提示しています。特にIBM iコンシェルジュサービスセンターのように「困ったときにすぐ相談できる」窓口を設けている構成は、社内にIBM i専任の技術者が不在の企業にとって心理的な安心材料になりそうです。
5つのソリューションがクラウド移行から人材育成まで一貫してカバーしている設計は、個別に外部ベンダーを探す手間を省ける点で運用管理部門の担当者に響く内容だと感じます。棚卸・可視化サービスで既存資産の全体像を把握した上で、次のアクションを決められる流れは、DX推進の初手として社内提案に使いやすい構成ではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「IBM i 三大課題をAIで解決。ソルパックが次世代運用基盤「i_RODOR_i」を提供開始 | 株式会社 ソルパックのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000103126.html, (参照 26-04-20).
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