株式会社サードスコープは2026年4月16日、AI業務支援プラットフォーム「Kanata」のβ版無料モニター枠を50社へ拡充し、正式リリース日を2026年5月7日に決定したと発表しました。
業務支援プラットフォーム「Kanata」のβ版モニター枠拡充と正式リリース
「Kanata」は、人材教育から業務効率化まで幅広いタスクに対応した、法人向け業務支援SaaSで、日本・イギリス・シンガポールの3カ国で共同開発されています。2026年3月5日より30社限定でβ版の無料モニター募集を開始していましたが、好評につき早期に定員へ到達したため、モニター枠を30社から50社へ拡充する運びとなりました。
正式リリース日は2026年5月7日に設定されており、β版の無料モニターは正式リリース後も、引き続き利用できます。開発元のサードスコープは、LLM(Large Language Models)の活用を直観的に行えるUIおよびUXデザインを提供し、日々の業務を通じて運用が強固になる構造を目指す方針を示しました。
「Kanata」が備える3つの主要機能
「Kanata」には、AI技術を活用した複数の業務支援機能が搭載されており、eラーニングから議事録作成まで日常業務の幅広い場面をカバーする設計です。サードスコープが公開した情報によると、主な機能は次の3点となっています。
- eラーニング×AI対話型学習
- 社内プロンプトの共有・管理
- 議事録生成とアクション提案
eラーニングではAIチャット機能との組み合わせにより、受講者が学習中の疑問をその場で確認しやすくなるほか、学習ログの活用で、つまずきやすいポイントの把握にもつなげられます。共有・管理機能では有用な定型文をライブラリーとして蓄積し、個人に依存しがちなノウハウの組織的な再利用を促進する仕組みです。
3カ国横断イベント「Generative AI LSTX」の展開
サードスコープは、複数国横断型の「勉強会」および「交流会」である「Generative AI LSTX」を展開しており、2026年3月19日にロンドンで初回を開催したのち、3月27日にはシンガポールでも実施しました。各国のAI活用事例や課題を共有するコンセプトのもと、行政機関や金融機関、IT関連企業、スタートアップのCEOなど多様なバックグラウンドの参加者が集まっています。
- 国際的ネットワークの構築
- 各業界間の交流促進
- AI活用の課題整理と共有
- パネルディスカッションの実施
ロンドンおよびシンガポールでのイベントでは、パネルディスカッションやネットワーキングタイムを通じて、各国におけるAIへの向き合い方を見つめ直す、活発な情報交換が行われました。日本での開催は、「Kanata」の正式リリースと同日となる2026年5月7日に、東京・渋谷のGMO Yours・フクラスで予定されています。
「Kanata」と「Generative AI LSTX in Tokyo」の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | Kanata |
| 提供企業 | 株式会社サードスコープ |
| 正式リリース日 | 2026年5月7日 |
| β版モニター枠 | 50社(30社から拡充) |
| 共同開発拠点 | 日本・イギリス・シンガポール |
| 東京イベント名 | Generative AI LSTX in Tokyo |
| 東京イベント日 | 2026年5月7日 |
| 東京イベント会場 | GMO Yours・フクラス |
trends編集部の一言
eラーニングにAIチャットを組み合わせる発想は、社内研修の運用で試行錯誤してきた経験と、重なる部分がありました。社内向けにノーコードツールの使い方をまとめた学習コンテンツを作った際、受講者からの質問対応に時間を取られた記憶があり、学習中の疑問をその場でAIが補足する仕組みは運用負荷の軽減につながりそうです。
ライブラリー化という機能も、チーム内でのナレッジ共有に課題を感じている担当者にとって、検討材料になりそうだと感じました。日々の業務で個人が蓄積したノウハウは属人化しやすく、再利用の仕組みがないまま埋もれてしまうケースも多いため、組織的な管理基盤を持つ業務支援サービスの登場は選択肢の一つになるはずです。
References
- ^ PR TIMES. 「サードスコープ、AIによる業務フロー構築を支援する「Kanata」の無料β版モニター枠を拡充 | 株式会社サードスコープのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000071080.html, (参照 26-04-17).
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