フリーランスWebライター兼Web製作者。Webライターとしてガジェットメディアやプログラミングに関する記事を執筆する傍ら、LP制作とWordPressの改修案件もこなしつつ、活動しています。
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流暢な自然言語だけでなく、ユニークな機能も備えているChatGPT。そのなかでも注目を集めている機能が「Advanced data analysis」です。Advanced data analysisを使うと、自然言語でプログラムを生成したり写真やPDFなどのファイルを読み込んだりできます。
この記事では、ChatGPTの便利機能であるAdvanced data analysisの特徴と使い方、仕事に活かす方法について解説します。
Advanced data analysisとは
「Advanced data analysis」とは、ChatGPTに搭載されている機能のひとつで、以前「Code Interpreter(コードインタープリター)」という名称で利用されていました。
有料プランである「ChatGPT Plue」の会員のみ利用できる機能で、画像やExcelファイルなどの外部データを読み込んだり、自然言語でPythonのコードを生成・実行できるのが特徴です。
たとえば、写真や画像を読み込んで表面に文字を追加したり、分析したいデータと分析手法を日本語で記述して、Pythonで実行したりできます。
Advanced data analysisでKaggleのデータセットをグラフ化・分析してみた
Advanced data analysisは、Pythonを使ってデータ分析したい方や、外部データをプロンプトで編集したり解析したりしたい方におすすめです。
Pythonの基本的な文法を理解することで、Advanced data analysisをより使いこなせるようになります。
逆の言い方をすると、Pythonを理解していないとAdvanced data analysisを100%活用できません。
HTMLやCSSを習得しており、Pythonを一からしっかりと学びたい方は、Python研修を受けてみてはいかがでしょうか?
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Advanced data analysisでできること
Advanced data analysisでできることは以下の通りです。
- 画像やExcelなどの外部データの読み込み・編集
- 自然言語によるPythonコードの生成・実行
- 自然言語のみでデータ分析
- QRコードの生成
- PDFの翻訳や要約
なかでも自然言語を使ってPythonのコードを実行できるのは画期的で、データ分析の結果をグラフで表示したり、簡単なパワーポイントを作ったりできます。
Advanced data analysisの使い方
Advanced data analysisの使い方について、実際の操作画面を用いて解説します。
STEP
1
Advanced data analysisを有効化する
はじめに、ChatGPTトップ画面の左下にある「・・・」をクリックし、「Settings&Beta」をクリックします。
ChatGPTより
表示された画面上にある「Advanced data analysis」欄のスイッチぽ端をクリックして、緑色のオン状態にすると有効化できます。
ChatGPTより
STEP
2
トップページからAdvanced data analysisを指定
トップページの左上にある「New Chat」をクリックし、表示画面の上部にある「GPT-4」をクリックします。
ChatGPTより
表示された選択肢のなかにある「Advanced data analysis」をクリックしてチェックを入れたら準備完了です。
実際にAdvanced data analysisを使って画像を読み込み、文字を入力する編集作業をしてみましょう。
ChatGPTより
まず、チャット欄の左にある「+」を栗くして写真を指定。プロンプトで「画像の中心にFireworkという文字を入れてください。」と入力して実行します。
ChatGPTより
上記のように、読み込んだ画像をプロンプトによって編集することが可能です。
Advanced data analysisの利用例
Advanced data analysisの利用例は下記の通りです。
パワーポイントの作成
Pythonには、パワーポイントを編集したり作成したりできる「python-pptx」というライブラリがあります。Advanced data analysisでパワーポイントを作って欲しいと指示するだけで、「python-pptx」を実行してパワーポイント資料を作成できます。
たとえば、Advanced data analysisで下記のプロンプトを実行します。
Q:
これからAIについて学びたいと考えている方に向けて、「生成AIとは」という題材のプレゼン資料をパワーポイント形式で作ってください。
上記のプロンプトを実行した結果、下記のパワーポイント資料を生成できました。
各資料にChatGPTが生成した文章を記載するシンプルなパワーポイントができました。別途、資料内容をプロンプトで作りこみ、その内容をAdvanced data analysisでパワーポイント化すると資料の骨組みを簡単に作成できそうですね!
データのグラフ化
Advanced data analysisはPythonのライブラリなどを使い、データの内容を可視化することもできます。今回は、東京都が提供している「東京都の人口(推計)」の概要をもとに調査結果をグラフ化してみましょう。
Q:
ChatGPTより
調査情報を添付して「グラフ化してください。」というプロンプトを指定します。
A:
ChatGPTより
上記のように入力したデータを可視化できます。
QRコード生成
プロンプトにURLを入力し、「QRコードを生成してください」と入力するだけでQRコードを作成できます。今回は、TrendsのURLを例に作ってみましょう。
Q:
https://trends.codecamp.jp/ 上記URLのQRコードを生成して下さい。
A:
ChatGPTより
上記のように専用のQRコードを生成できます。Webサイトをスマホへ共有したいときなどに便利です。
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