Stability AIの新AI「Stable Code 3B」、多言語対応と高性能コード補完
2024年1月17日、Stability AI Japanは新しいプログラミング向け生成AI[1]「Stable Code 3B」を発表した。
このAIは18種類のプログラミング言語に対応し、30億のパラメータを備える大規模言語モデルである。
特徴的なのは専用GPUを搭載しない一般的なノートパソコンでも、オフラインでの動作が可能であること。
「Stable LM 3B」の基礎モデルにコード特有のデータを加え、高い精度と応答性でコード補完を実現している。
非商用利用は無料だが、商用利用にはStability AIメンバーシップへの登録が必要となる。
「Stable Code 3B」の進化、小型化と高性能のバランス
「Stable Code 3B」は「Stable Code Alpha 3B」の大幅なアップデート版である。
先代モデルと比較して60%の小型化に成功しながら、同等のパフォーマンスを維持。
このモデルはFill in the Middle(FIM)機能やコンテキストサイズの拡張をサポートし、多言語に対応している。
最大16,384トークンのシーケンスで学習し、Rotary Embeddingsを実装しており、より柔軟な使用が可能だ。
新機能としてFIM機能が追加され、コード内の欠落セクションを自動で埋める能力を備えている。
「Stable Code 3B」と競合他社製品の性能比較
Stable Code 3Bは、Metaの「Code Llama 7B」など競合他社製品と比較しても、優れた性能を示している。
PHPやRustではCode Llama 7Bの性能を下回るものの、JavaScriptやJava、Python、C++では同等またはそれ以上の性能を発揮。
特に、Code Llama 7Bと比較して60%小型化しながらも、高いコード補完能力を維持している点が注目される。
さらに、DeepSeek Coderなど他のコーディング補助AIと比較しても、様々なプログラミング言語において優れた性能を示している。
これらの結果は、ユーザーにとって、より効率的かつ正確なコーディング体験を提供することを意味している。
References
- ^ STABILITY AI LTD. 「Stable Code 3B - エッジでのコーディング — Stability AI Japan」. https://ja.stability.ai/blog/stable-code-3b, (参照 24-01-17).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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