Pythonのint()とは?意味をわかりやすく簡単に解説

Pythonのint()とは?意味をわかりやすく簡単に解説

公開: 更新:


int()とは

Pythonの組み込み関数であるint()は、整数型(integer)オブジェクトを生成するために使用されます。この関数は文字列浮動小数点数を整数に変換する際に便利です。int()関数はプログラミングにおいて、型変換や数値操作を行う場面で頻繁に活用されます。

int()関数は引数として与えられた値を整数に変換しようと試みますが、変換できない場合はValueErrorを発生させます。たとえば文字列「123」は整数123に変換できますが、「abc」のような数値でない文字列は変換できません。

int()関数はオプションとして基数(base)を指定できるため、2進数や16進数などの異なる進数表現の文字列を整数に変換することも可能。デフォルトの基数は10進数(base=10)です。


Python基礎・実践(Django)

企業・法人向けのPython研修では、基礎から応用まで体系的に学べます。

Python研修の詳細

DX社員研修

企業・法人向けのDX研修では、実務に繋がるリスキリングでITレベルを向上させます。

DX研修の詳細

Javaエンジニア育成研修

企業・法人向けのJavaエンジニア育成研修では、Javaの基礎から応用まで確実に習得できます。

Java研修の詳細

新卒・新入社員向け研修

企業・法人に新入社員・新卒社員に向けたプログラミング研修を提供しています。

新入社員研修の詳細

コードキャンプのIT研修を全て見る

int()の応用と活用例

int()の応用と活用例について、以下3つを簡単に解説します。

  • 文字列からの整数変換
  • 浮動小数点数の切り捨て
  • 異なる進数表現の変換

文字列からの整数変換

int()関数は数値を表す文字列を整数に変換する際に有効。文字列から整数への変換はデータの正規化や、計算処理の準備段階として欠かせない操作です。

user_input = "42"
number = int(user_input)
result = number * 2
print(f"入力値の2倍は {result} です。")

上記はユーザーから入力された文字列「42」を、int()関数で整数に変換しているコード例です。これにより数値演算が可能となり、結果として84が出力されます。このような変換は、Web開発やデータ分析の分野で頻繁に行われる操作です。

int()関数は文字列が有効な整数表現でない場合、ValueErrorを発生させる点に注意が必要です。そのため実際のアプリケーションでは、try-except文を使用してエラーハンドリングを行うことが推奨されます。

おすすめのPython研修一覧

Python研修を提供しているおすすめの企業・法人を一覧で掲載しております。

Python研修の一覧を見る

おすすめのDX研修一覧

DX研修を提供しているおすすめの企業・法人を一覧で掲載しております。

DX研修の一覧を見る

おすすめのJava研修一覧

Java研修を提供しているおすすめの企業・法人を一覧で掲載しております。

Java研修の一覧を見る

おすすめのJavaScript研修一覧

JavaScript研修を提供しているおすすめの企業・法人を一覧で掲載しております。

JavaScript研修の一覧を見る

浮動小数点数の切り捨て

int()関数は浮動小数点数を整数に変換する際、小数部分を切り捨てるのが特徴です。これは数値の丸め操作や、精度調整が必要な場面で役立ちます。財務計算や統計処理など、小数点以下を考慮しない計算が求められる場面で活用されます。

float_number = 3.14159
integer_part = int(float_number)
print(f"円周率の整数部分は {integer_part} です。")

このサンプルコードでは、円周率を表す浮動小数点数3.14159をint()関数で整数に変換しています。結果として小数部分が切り捨てられ、整数部分の3のみが出力されます。この動作は数学的な床関数(floor function)と同様の効果を持っているのです。

int()による切り捨ては常に0方向への丸めとなる点に注意が必要です。負の数の場合は-3.14は-3に変換されます。より複雑な丸め操作が必要な場合はmathモジュールのfloor()や、ceil()関数を使用することが望ましいでしょう。

異なる進数表現の変換

int()関数は第二引数に基数(base)を指定することで、異なる進数表現の文字列を10進整数に変換する機能を提供しています。これはコンピューターサイエンスや暗号技術、ネットワーク通信などさまざまな分野で活用される高度な機能です。

binary_string = "1010"
decimal_number = int(binary_string, 2)
print(f"2進数 {binary_string} は、10進数で {decimal_number} です。")

このコード例では2進数表現の文字列「1010」を10進数に変換しています。int()関数の第二引数に2を指定することで入力を2進数として解釈し、結果として10進数の10が得られるのです。この機能はプログラミングの基礎概念である、数値表現の理解を深めるのに役立ちます。

int()関数は2進数(base=2)から36進数(base=36)まで、幅広い基数をサポートしています。これにより16進数(base=16)や8進数(base=8)など、コンピューター科学で頻繁に使用される進数表現の変換も容易に実行可能です。

※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。

ITやプログラミングに関するコラム


ITやプログラミングに関するニュース

ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。

コードキャンプDX人材育成研修 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア フューチャーアーキテクト株式会社が実現した新入社員向けIT研修プログラムでタスクフォース制度が主体的な学びと成長を生み出す - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプDX人材育成研修 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/【IT新入社員研修】オンラインとオフラインの最適バランスを実現したFutureOneの導入事例 - IT・プログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/【新入社員研修】柔軟なハイブリッド型Java研修で実現した新卒20名の成長と成果|サークレイス株式会社 - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/現場により近いところにデジタルを根付かせるDX基礎講座研修|株式会社ブリヂストン - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア コードキャンプIT・プログラミング研修事例/業務の効率化・DX推進に向けたIT人材育成への第一歩|株式会社カナエ - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア 企業・法人向けのIT・プログラミング研修 - ITやプログラミングを知って学べるコネクトメディア

新着記事

対象者別で探す

子供(小学生・中学生・高校生)向け
プログラミング教室検索する

子供(小学生・中学生・高校生)がロボットやプログラミング言語を学ぶことができるオフラインからオンラインスクールを検索、比較することが可能です。

子供(小学生・中学生・高校生)
プログラミング教室検索する

ITやプログラムなどの
最新情報を検索する

日々、新しいITやプログラミング言語の情報が流れていきますが、特定の情報を時系列でニュースやコラムを確認することができます。

ITやプログラムなどの
最新情報を検索する