マルチモーダル二足歩行ロボット「TRON 1」登場！具体的な機能や料金について紹介

LimX Dynamicsが開発したマルチモーダル二足歩行ロボット「TRON 1」が注目を集めています。

『マルチモーダル二足歩行ロボット』
モジュラー設計によりフットエンドを簡単に切り替えることができるhttps://t.co/ws62oGTLka#bipedal #robot #Wheeled_Legged #SelfBalancing #locomotion #Python #Sim2Real #OpenSource #SDK #TRON1 #LimXDynamics pic.twitter.com/i2tsVCFDx8

— T.Yamazaki (@ZappyZappy7) October 16, 2024

二足歩行スタイルで段差や足場の悪い場所でも安定した状態で歩いたり、歩行スタイルを変えてアクロバティックな動きを実現したりできます。

TRON 1を活用して開発や研究を進めることで、ヒューマノイドロボットの性能向上やあたら医師サポートアイテムの登場に貢献することも考えられます。

そこで今回は二足歩行ロボット「TRON 1」の特徴や、具体的な機能を詳しく紹介します。

TRON 1はロボティクス分野で研究と開発をサポートする、LimX Dynamicsが開発したマルチモーダル二足歩行ロボットです。^[1]

このロボットは1台で3つの異なる歩行モードを備え、二足歩行をメインに多様な動作を実現できます。ほかにもさまざまなアルゴリズムの開発や、検証に活用できる点が魅力です。

TRON 1は多くの研究者や開発者にとって革新的なツールとなります。3つの歩行モードを活用することで複雑な動作や動作パターンの研究がより効率的に進められ、幅広い分野で応用できます。

料金は2024年12月31日までの限定で早期購入プログラムにより、1万5,000ドルから予約可能です。

TRON 1は下記3つのフットエンドモードを持っており、それぞれ動作の特徴が異なります。

• ポイントフット：シンプルな二足歩行形態で操作が簡単
• ソール：ヒューマノイドの足形態で立ち上がり歩行可能
• ホイール：あらゆる地形を走破できるモビリティを実現

各フットモードによってできることが違うため、単純な操作性から全地形での移動能力までさまざまな用途に対応します。

TRON 1はロボットの開発や、研究をサポートするために設計された多機能プラットフォームです。

初心者でも簡単に使える操作性が特徴で、複雑な設定は不要。内蔵された高性能なモーション制御アルゴリズムにより、出荷後すぐに使い始めることができます。

TRON 1は強化学習（RL）に最適な環境を提供しており、Pythonを使った簡単なプログラミングで複雑な知識がなくても研究を始めることも可能。シミュレーションから実機への移行もワンクリックで可能で、実験やテストをシームレスに実行できます。

TRON 1は上記のような特徴があるので、効率的に研究を進めたい開発者にとっておすすめの選択肢です。

TRON 1は初心者からプロフェッショナルまで、幅広い層に向けたヒューマノイドロボットです。動作制御を学びたい方から最先端の強化学習研究を行う専門家まで、誰でも簡単に使用できるのが特徴です。

特に学術研究やアルゴリズムの検証、産業探査、工学教育を行う研究者にとって、TRON 1は不可欠なテストベッドとなるでしょう。

多機能かつ使いやすく拡張性も高いため、ロボティクス分野での新たなイノベーションを実現するための開発アイテムとして最適です。

References

1. ^ Limx Dynamics. 「TRON1 - The Ultimate Modular Exoskeleton for Industrial Support」. https://www.limxdynamics.com/en/tron1, (参照 2024-10-19).