AGREEBIT株式会社は、日本人10万人規模のAIペルソナパネルを活用した次世代リサーチプラットフォーム「D-Persona」を正式リリースしました。
D-Personaが可視化する生成AIでは代替できない生活者のいまの反応
ChatGPTをはじめとする一般的な生成AIは、インターネット上の膨大な学習データをもとに、平均的な回答を生成する仕組みです。「特定の属性を持つ多様な消費者が、いまどう反応するか」を個別にシミュレーションすることは困難でした。
D-Personaは「日本人10万人のパネルに、いま聞ける。」をコンセプトに開発されました。平均化されたAIの推測ではなく、多様な立場や価値観を持った生活者視点のリアルな反応を収集できる点が特徴です。
操作は、3ステップで完結します。検索バーに自然な日本語で質問を入力し、年代や性別、職業、居住地などの属性でペルソナを絞り込みます。あとは10万人規模のパネルからクリックでスタートするだけです。
回答はリアルタイムにストリーム表示され、LLMが傾向を分析します。年代などの属性別に集計した結果をPDFやCSVで書き出すことも可能です。
サービスの主な特長は次の3点です。
- 質問から分析まで最短1分で完了する圧倒的なスピード
- 10万人規模のペルソナパネルへリアルタイムで意見収集
- 専門知識不要で使える属性別クロス分析機能
標準提供のペルソナパネルに加え、企業や自治体が独自に保有するアンケートデータやインタビューデータ、顧客データ(CRMデータ)などをインプットとした「専用ペルソナ群」のカスタム構築にも対応しています。自社の既存顧客や特定地域住民の特徴を学習した専用ペルソナを生成し、常設型バーチャルリサーチパネルとして、繰り返し活用できます。
新商品開発から自治体施策まで広がるD-Personaの活用シーン
D-Personaは、商品開発やマーケティングなど、幅広いシーンで活用できました。具体的な用途例は以下の通りです。
- 新企画・新商品コンセプトのアイデア出しと評価
- 価格帯・訴求コピーの事前シミュレーション
- 新商品ネーミングのA/Bテスト
- 広告クリエイティブや飲食店新メニューの事前検証
- 自治体施策に対する市民意識調査
「20代女性はどう感じるか」「子育て世帯と単身世帯で評価はどう違うか」といったクロス分析を、専門知識なしで直感的に行うできます。標準モードのほか、GPT-4oを使用した高精度モードを選択可能で、精度と速度を用途に応じて使い分けられます。
D-Personaの概要と料金プラン
同サービスの概要と料金プランは以下の通りです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | AGREEBIT株式会社 |
| サービス名 | D-Persona |
| カテゴリ | 次世代リサーチプラットフォーム |
| ペルソナ規模 | 日本人10万人規模 |
| 最短回答時間 | 最短1分(質問入力からAI集計・分析完了まで) |
| 主な機能 | リアルタイム意見収集・LLM分析・クロス集計・PDF/CSVエクスポート |
| AIモデル | 標準/高精度(GPT-4o)から選択可能 |
| カスタム対応 | 独自データを用いた専用ペルソナ群の構築(個別見積もり) |
| 料金プラン | Free:月額0円 / 200クレジット(履歴保存3件) Mini:月額980円 / 500クレジット(履歴保存100件) Lite:月額1,980円 / 1,500クレジット(履歴保存300件) Standard:月額4,980円 / 5,000クレジット(履歴保存1,000件) Pro:月額14,800円 / 15,000クレジット(履歴保存無制限) |
| 初期費用 | 0円(全プラン共通・年払いで1ヶ月分お得) |
| サービスサイト | https://d-persona.jp/ |
| 開発元について | 国立大学法人京都大学・名古屋工業大学発スタートアップ。AIエージェント開発・マルチエージェント開発・分析事業およびAI人材教育事業を展開 |
| 設立 | 2019年3月5日 |
| 資本金 | 11,650,100円(資本準備金含む) |
| 代表取締役 | 桑原英人氏 |
trends編集部の一言
「最短1分で10万人規模のペルソナから反応を収集できる」という点は、数字として、見るだけでも相当なインパクトがあります。マーケティングリサーチ業界全体としては、調査の即時性と低コスト化への需要が高まる一方で、従来は調査会社への依頼や数週間単位のリードタイムが不可避でした。その工程が大幅に圧縮されるとすれば、意思決定のスピード感が業界横断で変わる可能性があります。
注目したのは、カスタムペルソナ構築の機能です。マーケティングの文脈に置き換えると、自社の顧客データをインプットして「自社ユーザー像」をAIで再現し、新しいコンセプトや価格帯を繰り返し検証できる環境は、これまで大手企業だけが持てた「常設パネル」に近い仕組みを中小規模の組織にも開放する取り組みと言えるでしょう。国立大学法人京都大学・名古屋工業大学発のスタートアップという技術的な背景も、精度への信頼感につながる材料として、注目しておく価値がありそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「ChatGPTの先へ“いまの反応”を最短1分で可視化!日本人10万規模の多様なペルソナと対話する次世代AIリサーチ『D-Persona』を提供開始 | AGREEBIT株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000059668.html, (参照 26-06-11).
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