株式会社Quest Researchは、新しい"トークフォーム"「コルクトーク」のβ版(無料Trialプラン)の提供開始を発表しました。
コルクトーク開発の背景と実績
株式会社Quest Researchはこれまで、定性・定量調査を一気通貫で提供するAIリサーチプロダクト群「コルクシリーズ」を開発・運用してきました。シリーズ内の「コルクインタビュー」に搭載されていたAIインタビュー機能は、累計約25,000人以上・同時接続ピーク100人以上・問い合わせ率約0.5%という実績を積み上げてきました。
運用を重ねる中で、「AIインタビューをもっと気軽に使いたい」「設計の自由度をより高めたい」「ChatGPTやClaudeなどのAIツールと連携してより効率化したい」というニーズが顕在化しています。こうした背景から、同機能の領域を独立・再設計し、アンケートフォームに代わる新しい調査の形として「コルクトーク」を開発しました。
コルクトークの3つの特長
アンケートフォームに代わる新しい調査体験として設計された、コルクトークの主な特長は次の3点です。
- ワークフロー型フロービルダーによる柔軟なインタビュー設計
- ChatGPTやClaudeなどのAIツールからの操作を可能にするMCP連携
- AIの問いかけ・操作・迷いまでタイムラインで確認できる回答レビュー機能
フロービルダーでは、AI判定を含む分岐・条件設定、定性と定量の設問の組み合わせ(SA/MA)、画像・動画の提示など、調査意図をそのまま動かせる設計が可能です。特定のブロックだけを本番前にテスト実行できるため、確認の手戻りを大幅に削減できます。
MCP(Model Context Protocol)対応は、β版からの搭載です。ChatGPTやClaudeなどのAIツールから、インタビューの設計や配信、回答レビュー、分析レポートの作成まで一気通貫で操作できる点が特徴です。リサーチ担当者の設計・分析にかかる工数を大幅に削減できるでしょう。
回答レビュー機能では、AIが何を聞き、対象者が何を見たかを同じタイムラインで確認できます。発話テキストだけではなく、提示物への反応や沈黙・操作の間まで文脈ごと把握できる設計です。「なぜそう答えたか」への深い理解につながる仕組みです。
コルクトークの提供プランと展示会出展情報
β版リリース時点では、無料のTrialプランに登録すれば誰でも利用できます。正式版リリース(2026年8月~9月想定)以降は、有料プランの提供を開始する予定です。
コルクトークβ版リリースに合わせ、リサーチ担当者やマーケターに向けて「マーケティング・セールスWorld 夏」への出展も予定しています。展示会の概要は以下の通りです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| イベント名 | マーケティング・セールスWorld 夏(主催:Bizcrew EXPO 実行委員会) |
| 日程 | 2026年7月8日(水)〜10日(金) 10:00〜17:00 |
| 会場 | 東京ビッグサイト 南ホール1 |
| ブース | S09-14 |
| 登壇セミナー | 7月10日(金)10:50~ 「AIインタビューに、リサーチャーの『技』を。」 登壇者:代表取締役CEO 南 健太氏 |
コルクトークのサービス・会社概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | コルクトーク |
| カテゴリ | トークフォーム(AIインタビュー) |
| 主な機能 | フロービルダーによるインタビュー設計 MCP連携(ChatGPT・Claude対応) 回答レビュー・文脈確認 分析レポート自動生成 |
| 特許 | AIインタビュー・分析機能における技術特許取得済み |
| 公式サイト | https://talk.qork.ai |
| 会社名 | 株式会社Quest Research |
| 所在地 | 東京都港区南青山1-12-3 LIFORK MINAMI AOYAMA |
| 設立 | 2018年11月1日 |
| 代表者 | 南 健太氏 |
trends編集部の一言
累計約25,000人以上のAIインタビュー実績から生まれたコルクトークは、アンケートフォームでは拾えない「なぜ」を深掘りするトークフォームとして設計されました。業界全体としては、定性調査の設計・分析を内製化したいというニーズは以前から顕在化しており、AIが一人ひとりに深掘りする仕組みはその流れに応える動きと捉えられます。
MCP(Model Context Protocol)対応をβ版から盛り込んでいる点は、AIエージェントとの連携が実務レベルに入り始めていることを示す一例です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、ChatGPTやClaudeから設計・分析まで一気通貫で操作できる設計は、リサーチの内製化をさらに後押しする動きとして、注目しておく価値があります。
「なぜそう答えたか」を沈黙や操作の間まで含めて文脈ごと確認できる回答レビュー機能は、定性調査の質を担保しようとする設計思想の表れです。AIが生成した回答をそのまま鵜呑みにするのではなく、検証可能な形で残す仕組みは、生成AIの活用が広がる中で同種サービスの開発方針としても興味深い動きです。
References
- ^ PR TIMES. 「【リサーチャーの『技』を、AIに】Quest Research、AIインタビュー「コルクトーク」β版を7月より無料トライアル提供開始 | 株式会社Quest Researchのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000153029.html, (参照 26-07-02).
