株式会社ライトアップは2026年6月、社員一人ひとりを"24時間対話できるAI"に変える人格AIプラットフォーム「社員名鑑AI」の提供を開始しました。
社員名鑑AIが解決する採用と営業の課題
採用でも営業でも、求職者や顧客は「会社」ではなく「人」を見て選ぶようになりました。しかし多くの企業では、その"人"の魅力を伝える窓口が十分に整っていません。
採用の場面では、求職者が「どんな人と働けるのか」を重視するにもかかわらず、社員紹介は数行のプロフィールにとどまりがちです。営業の場面では、見込み客が担当者を重視するにもかかわらず、サービスサイトで出会えるのは問い合わせフォームだけという状況が続いています。夜間や休日に関心が高まっても、その場で応えられる相手が社内にいない——こうした機会損失の構造が背景にあります。
「社員名鑑AI」は、社員紹介ページの高機能版ではありません。AIが一人を取材するたびに、その人の"対話できるAI"が一つ生まれる仕組みです。社員が一人増えるたびに対話できる窓口が増え、これまで個人に属していた知識や人柄、実績が会社の資産として残りました。
社員名鑑AIの3つの特徴
「社員名鑑AI」には、採用・営業の現場で機能する設計上の特徴が次の3点です。
- 採用・営業の2モード設計で、求職者と見込み客に情報を自動で出し分け
- 本人の声を再現したAI電話に対応し、深夜・休日も"その人"と通話可能
- 社員10名なら10、50名なら50と社員数ぶんの人格AIを自動生成
訪問者の文脈に応じて、求職者には入社経緯や成長、人間関係を、見込み客には専門性・実績・対応スタンスをそれぞれ自動で出し分けます。AIチャットに加えてAI電話にも対応しており、深夜や休日でも訪問者が"その人"と話せる体制が整いました。
社員名鑑AIの5ステップ導入フロー
社員は、AIからの質問にチャットで答えるだけで、残りの工程はAIが仕上げます。立ち上げは最短3週間で可能です。所要時間は社員1名あたり約10分で、導入ステップは以下の通りです。
- STEP1:AIインタビュー(社員がAIの質問にチャットで回答・約10分)
- STEP2:記事化・本人確認(AIが読み物へ自動編集し本人が内容を確認)
- STEP3:ナレッジ学習(本人の知識・判断軸・話し方をAIが学習)
- STEP4:チャット・電話化(AIチャットと本人の声で応対するAI電話を構築)
- STEP5:公開・運用(採用サイト・サービスサイトに埋め込み運用を開始)
運用にあたっては、すべての応対の冒頭で「AIによる応対」であることを明示します。本人の声の利用は書面同意を前提とし、退職時には音声とナレッジを削除します。金額や契約、採用合否などの重要な判断はAIが回答せず、人の担当者へ引き継ぐ設計です。
社員名鑑AIの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ライトアップ |
| 市場 | 東証グロース(証券コード:6580) |
| サービス名 | 社員名鑑AI |
| カテゴリ | 人格AIプラットフォーム |
| 提供開始 | 2026年6月(先着10社で先行導入企業を募集) |
| 主な機能 | AIインタビューによる取材・記事生成・AIチャット・AI電話 |
| 立ち上げ期間 | 最短3週間 |
| インタビュー所要時間 | 1名あたり約10分 |
| 所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー32F |
| 設立 | 2002年4月 |
| 資本金 | 3億8,638万円 |
| 公式サイト | https://www.writeup.jp |
trends編集部の一言
月間1,000体超の受注実績を持つ株式会社ライトアップが、中小企業向けの人格AIプラットフォームに踏み込んだ点は、業界全体として、注目に値する動きです。マーケティング業界の文脈に置き換えると、「担当者の顔が見えないと問い合わせのハードルが上がる」という課題は業界横断で長く語られてきたテーマであり、"人で選ばれる"設計を24時間体制で実現しようとする方向性は、業界全体のコミュニケーション構造の転換を象徴する動きと読み取れます。
1名あたり約10分のインタビューで人格AIが生成される手軽さは、中小企業におけるAI実装の現実的な選択肢として定着していく可能性を示したと言えるでしょう。マーケティング業界の動向としても、個人の専門性をコンテンツ化し継続発信する仕組みへの関心が高まっており、先着10社という先行導入の枠を活用した早期のデータ蓄積の動きが加速するものとみられます。
References
- ^ PR TIMES. 「ライトアップ、社員一人ひとりを“対話できるAI”に変える「社員名鑑AI」を提供開始 | 株式会社ライトアップのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000383.000042366.html, (参照 26-06-05).
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