株式会社HERPは、『HERP AI Recruiter(ハープAIリクルーター)』β版において、新機能の連続リリース第四弾として「面接官イネーブルメント機能」の提供を開始しました。
HERP AI Recruiter 面接官イネーブルメント機能の概要と提供背景
採用活動において、面接の質は採用成果を大きく左右します。しかし、面接スキルは属人化しやすく、人事や採用責任者が各面接官のスキルを把握するのは難しいため、面接力の向上が多くの企業で課題です。
これまでの面接官へのフィードバックは、採用担当者による面接同席など工数のかかる方法が中心で、面接官が自分の面接を客観的に振り返る仕組みがありませんでした。
AI議事録ツールの普及により、面接の録画や文字起こしデータの蓄積が可能になりました。一方で、膨大な面接データを手作業で振り返るのは困難であり、面接データを面接官の成長に活かしきれていない状況が続いています。
株式会社HERPは、こうした「面接のブラックボックス化」を解消し、組織として面接力を把握・改善できる仕組みを実現するため、「面接官イネーブルメント機能」を開発したのです。
HERP AI Recruiterにおける2つの軸でのフィードバックの仕組み
「面接官イネーブルメント機能」は、「アトラクト(魅力づけ)」と「ジャッジ(見極め)」の2つの軸で選考内容を分析します。実際の発言を引用しながら、良かった点と改善できる点のフィードバックレポートを自動生成する設計です。
各項目には5段階のスコアと、良かった点・改善できる点・総括コメントが提示されます。面接官は、自分の面接を客観的に振り返り、次の選考に向けた改善点を確認できます。
カジュアル面談や面接、オファー面談など、選考ステップに応じてアトラクトとジャッジの評価の比重が調整される点も特徴です。
また、ダッシュボード機能により人事・採用責任者は、以下の情報を横断的に確認できます。
- 組織全体の平均スコアと傾向
- 面接官ごとのスコア一覧
- 各面接官の面接履歴
ダッシュボードから得られるデータを活用することによって、データに基づいた面接官の成長支援や採用プロセスの改善が実現します。
これまで組織として共通基準では把握できなかった選考内容を、客観的な指標で管理できるようになりました。
HERP AI Recruiter 面接官イネーブルメント機能の詳細
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社HERP |
| 対象サービス | HERP AI Recruiter(ハープAIリクルーター)β版 |
| 連携サービス | HERP Hire(採用管理システム) |
| 分析の軸 | アトラクト(魅力づけ)/ジャッジ(見極め)の2つの観点 |
| スコア形式 | 5段階のスコア+良かった点・改善できる点・総括コメント |
| ダッシュボード | 組織全体の平均スコア・面接官ごとのスコア一覧・各面接官の履歴 |
| 代表取締役 | 庄田一郎氏 |
| 所在地 | 東京都品川区西五反田一丁目2番10号 CIRCLES五反田3階 |
| 設立 | 2017年3月24日 |
trends編集部の一言
「面接官ごとのスコア一覧を組織横断で確認できる」という点は、採用領域に限らず、マーケティングの現場でもチームメンバーの活動を客観指標で可視化したいという課題と重なります。業界全体としても、属人化した暗黙知をデータで扱えるようにする動きは加速しており、この機能はその流れを採用プロセスに持ち込んだ事例として注目されます。
マーケティングの文脈に置き換えると、「ベテランの商談力をどう組織の財産にするか」という問いに近い構図と言えるでしょう。AI議事録ツールで蓄積されたデータが、個人の振り返りにとどまらず組織の改善サイクルに接続される設計は、同様の課題を抱える組織におけるデータ活用の共通モデルとして業界全体から注目される動きとなりつつあるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「『HERP AI Recruiter』、新機能リリース第四弾として「面接官イネーブルメント機能」を提供開始 | 株式会社HERPのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000030340.html, (参照 26-06-03).
