株式会社ValorizeAIは、営業活動の前工程をAIで自動化するセールスAIエージェントの提供を開始しました。
ValorizeAIのセールスAIエージェントが解決する営業前工程の課題
多くの企業において、新規開拓営業は依然として人脈や経験、リソースに依存しやすい状況です。ターゲット選定や営業リスト作成、顧客情報の収集などの営業前工程には多くのリソースが必要とされてきました。
一方で、営業人材の採用・育成には時間とコストがかかります。十分な営業体制を構築できず、優れたサービスや商品を持ちながらも、商談機会を十分に創出できない企業も少なくありません。
株式会社ValorizeAIはこれまで、Sales BPO事業を通じて営業戦略の設計から実行・改善までを支援してきました。その知見をもとに、属人的な新規開拓営業をAIによって、再現性のある仕組みへ変えることを目指し、本サービスの提供に至りました。
ValorizeAIのセールスAIエージェントの3つの主要機能
今回提供を開始するセールスAIエージェントが備える主な機能は次の3点です。
- 数百万社の独自企業データベースを活用した営業リスト作成
- 企業HPのお問い合わせフォームへのアプローチを支援するフォーム営業支援
- ターゲット顧客情報と商材情報をもとにしたメール文面の生成・送信
営業リスト作成では、業種や従業員規模、エリア、売上規模などのデータから見込み顧客候補を抽出します。商材情報を読み込ませることで、AIがターゲット顧客を推奨する機能も開発中です。
フォーム営業支援では、企業ごとに異なるフォーム構造や入力項目に対応しながら、個別の文面を生成します。送信前に人間による確認フローを設定できるため、営業品質を保ちながら継続的なアプローチが可能です。
メール生成・送信では、業種やエリア、従業員規模、顧客の特徴・自社サービスの提供価値・導入メリット・事例などを踏まえ、個別最適化された提案文面を自動生成します。人間による最終確認を挟みながら、送信および反応確認までを支援する設計です。
ValorizeAIのセールスAIエージェントから「Sales AI OS」への拡張計画
株式会社ValorizeAIは今後、現在提供している3機能に加え、ターゲット顧客の推奨機能やトークアシスト機能などを順次追加していく予定です。分析ダッシュボード機能や他ツール連携も拡張計画に含まれています。これらを統合した営業活動のインフラとなる「Sales AI OS」への拡張を計画しています。
今後の開発では、誰に、いつ、どのような内容でアプローチすべきかをAIが支援し、フォローや後追いまで含めた営業活動の再現性向上を図ります。また、複数の営業ツールを行き来することなく、1つのツール上で営業業務を完結できる状態を目指しました。
ValorizeAIのセールスAIエージェント概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ValorizeAI |
| 代表者 | 代表取締役 鈴木 創也氏 |
| 所在地 | 東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB棟 4/5階(TVCH内) |
| 設立 | 2024年11月11日 |
| 事業内容 | セールスAIエージェント事業、Sales BPO事業、コンサルティング事業 |
| 主な機能 | 営業リスト作成(数百万社の独自企業データベース活用) フォーム営業支援 メール生成・送信 |
| 今後の展望 | 統合型セールスAIエージェント「Sales AI OS」への拡張予定 |
| サービスサイト | https://sales-ai.valorize-ai.com/ |
trends編集部の一言
数百万社の企業データベースからターゲットを抽出し、フォーム営業からメール送信まで前工程を一気通貫で自動化する設計は、営業リソースの課題を抱える企業にとってインパクトのある発表です。業界全体としては、リスト整備やアプローチ文の作成といった営業前工程の工数削減は共通の課題として認識されており、AIによる自動化の動きには業界を超えた関心が集まっています。
「AIに任せる範囲」と「人が判断する範囲」を明確に分けた設計も注目されます。送信前の人間による確認フローを設定できる点は、営業品質を担保しながらスケールを図る設計思想として、マーケティング領域でも業界横断的に参照される考え方です。Sales BPO事業で積み上げた実務知見をAIに組み込むアプローチは、単なるツール提供との差別化として、注目しておく価値がある動きと言えます。
References
- ^ PR TIMES. 「株式会社ValorizeAI、営業の前工程を自動化するセールスAIエージェントを提供開始 | 株式会社Valorize AIのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000162313.html, (参照 26-05-30).
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