株式会社ベースマキナは、社内システムへの操作をAIエージェントが安全に定義・呼び出しできるようにする「エージェントスキル」「CLI」「公開API」の提供を開始しました。
ベースマキナによるAIエージェントの社内システム操作の定義と実行の仕組み
今回の提供開始により、社内ツールの呼び出し設定である「アクション」をTypeScriptコードとしてGitリポジトリで管理できるようになりました。CLIツール「bm」コマンドを使うことで、差分の自動検出、ドライランによる反映前プレビュー、開発環境から本番環境への段階的な反映、型による設定ミスの早期検出が可能です。
生成された設定はGitHubのPull Request上で人がレビューし、問題がない場合のみ反映できます。AIエージェントに設定案の作成を任せつつ、最終的な反映や許可は人と組織が管理する設計です。
今回提供を開始した主な機能は次の3点です。
- エージェントスキル:AIエージェントにベースマキナの設定づくりを委ねるためのスキル
- 公開API:環境一覧・アクション一覧・アクション詳細・アクション実行などを外部システムから操作できるREST API
- サービスアカウント:AIエージェントや外部システムを独立した実行主体として管理する機能
エージェントスキルは「bm-code-management」という名称で提供されています。対応するAIエージェントは、Claude Code、Codex、Cursor、GitHub Copilot CLI、Gemini CLIおよびAntigravityです。
公開APIは、CI/CDからの定型作業や自社スクリプトへの組み込み、AIエージェントからのツール実行に利用できる設計です。
ベースマキナの権限管理と監査ログで実現するAIネイティブなガバナンス
AIエージェントに社内システムの操作を任せる際には、過剰な権限付与や誤操作、実行履歴の不透明化といった課題が生じます。ベースマキナでは、アクションによる操作範囲の抽象化とサービスアカウント単位の権限管理を組み合わせています。
人によるレビュー設定と監査ログをあわせて活用することによって、AIエージェントが実行できる範囲を管理者が制御できるようになっています。
サービスアカウントは、AIエージェントや外部システムを人のユーザーとは独立した実行主体として扱う機能です。権限と監査対象を個別に管理でき、OIDC ID Tokenと紐づけた短命なトークンによる認証にも対応しています。
活用シーンとして、想定されているのは以下の業務です。
- 社内ツール改善要望への対応:AIエージェントが設定案を作成し、担当者は差分レビューを中心に対応可能
- 定期的な集計・運用作業:CI/CDジョブから公開API経由での自動化
- 複数システムにまたがる調査・情報収集の代行
「AIに作業を任せながら、最終的に何を反映し、どの操作を許可するかは人と組織が管理する」という設計思想のもと、安全なAI業務運用の実現を目指しています。
株式会社ベースマキナの「エージェントスキル」「CLI」「公開API」の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ベースマキナ(東京都中央区) |
| 代表取締役社長 | 髙橋誠二氏 |
| 提供機能 | エージェントスキル(bm-code-management)・CLI・公開API・サービスアカウント |
| 対応AIエージェント | Claude Code / Codex / Cursor / GitHub Copilot CLI / Gemini CLI / Antigravity |
| 主な用途 | 社内システム操作のコード管理・CI/CD連携・AIエージェントからのツール実行 |
| 権限管理 | サービスアカウント単位の権限設定・承認フロー・監査ログに対応 |
| 認証方式 | OIDC ID Tokenと紐づけた短命なトークン認証に対応 |
trends編集部の一言
AIエージェントに社内システムの操作を「任せる範囲」と「人が管理する範囲」を明確に分けた設計は、マーケティング業界の文脈に置き換えると、施策管理ツールやCRMへの操作権限をどこまでAIに委ねるかという問いに直結します。業界全体としては、AIへの権限委譲とガバナンス確保を両立する仕組みへの関心が急速に高まっている局面です。
Pull Requestでのレビューを挟む設計は、業界全体として「AIに任せるが人が承認する」という運用の標準形になっていく可能性があります。TypeScriptコードとしてアクションを管理し、Gitで差分を追える点は、エンジニアリング組織との協業において、検討材料になりそうです。
Claude CodeやCursorといった開発現場で普及しつつあるAIエージェントを、そのままベースマキナの設定作業に接続できる点にも注目が集まっています。AIネイティブな組織運営を模索している企業の間で、ガバナンスとスピードを両立する選択肢として関心が高まっています。
References
- ^ PR TIMES. 「ベースマキナ、AIで社内システムへの操作を定義・呼び出し可能にするスキル・CLI・API提供を開始。AIファーストな利用体験を実現。 | 株式会社ベースマキナのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000098195.html, (参照 26-05-23).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
【Git】remote設定を変更する方法
【VBA】コメントアウトを設定する方法
マークダウンで改行する方法
【CSS】notで複数の件を除外する方法
x86とx64の違いを分かりやすく解説
GitLabとGitHubの違いを解説
パソコンのメモリの目安を用途別に選ぶ方法
Linuxで環境変数を確認する方法
CapsLockキーを解除する方法
UbuntuのIPアドレスを確認する方法
ITやプログラミングに関するニュース
AITORAがAI検索での競合比較を可視化、対策レポートをモニター価格月額10万円〜で提供
株式会社MIXIが「Romi(Lacatanモデル)」の選べる声を全4種類に拡大、キャラ変との組み合わせが広がる
藤枝市役所が国産LLM「Sarashina」活用の窓口AI実証事業で総務省採択、ソフトバンクと協定締結
Hanji株式会社がAIチューター「Knock」に赤入れ添削機能を追加、数十秒〜1分程度で大学入試レベルまで対応
KozotaiがAIネイティブ会計ソフト「KOZOTAI」を正式リリース、自然言語入力だけで仕訳から決算書まで一貫処理
NTT西日本株式会社が大阪・福岡に次世代AI対応型データセンターを新設、西日本のAIインフラ強化へ
パテント・インテグレーション株式会社が「サマリア」の弁理士法対応を強化、利用規約改訂と注意喚起機能を追加
アステリアキャンバスがAI業務プラットフォーム「Bakusoku.AI」を提供開始、最短3分で業務ソフトウェアを自動生成
合同会社DMM.comが「DMMキャラトーク」を提供開始、1,000以上のパターンのキャラクターと1対1でトーク
株式会社アスレバがゴリラセールスAI商談を正式リリース、顧客の検討熱度が高い瞬間にAIが商談化を自動化
