株式会社マルチブックは2026年4月21日、グローバルクラウドERP「multibook」において、AIが契約書を解析し新リース会計基準に基づく判定を自動化する「AIリース判定」機能をリリースしました。
multibookの「AIリース判定」機能が会計担当者の判定業務を効率化
「AIリース判定」は、リース契約書をアップロードするとAIが契約内容を解析し、資産の特定および支配要件を確認する「リース識別」と、期間・金額要件を確認する「オンバランス判定」の2段階を自動で処理します。従来は契約書を人手で読み込む必要があり、多くの工数がかかっていましたが、本機能によって会計担当者の「業務効率」と「精度」を大幅に向上させるとしています。
なお、判定結果はあくまでAIによる一次判定という位置づけであり、最終的な会計処理は専門家との協議に基づいて行うことが推奨されています。2026年3月25日にリリース済みのAI OCR契約書自動読取機能では、契約番号やリース開始日・終了日、月額利用料などの重要情報を自動抽出し、multibookリース資産マスタに自動設定できる仕組みが提供されています。
multibookが目指すグローバルAI ERPの進化ロードマップ
マルチブックは、リース機能にとどまらず、ERP全領域でAIを活用した機能強化を加速する方針を示しています。世界の拠点の財務・会計業務を、「ONE multibook」として統合するグローバルAI ERPへの進化を掲げており、主な取り組みは次の3点です。
- multibook-MCPの開発・準備
- AI ERPによるグループ経営管理の自動化
- AI駆動BPOサービスの高度化
multibook-MCPは、AIの大規模言語モデルとERPを標準プロトコルで接続する技術です。ChatGPTやClaudeなどのAIツールとmultibookを直接連携させ、自然言語による財務データの照会・分析・仕訳生成を可能にする構想となっています。
AI駆動BPOでは、仕訳入力や照合、レポート作成などの定型業務をAIが担い、人間は例外処理や判断、コンサルティングに集中できる体制を目指しています。
multibookの「AIリース判定」機能と会社概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 機能名 | AIリース判定 |
| リリース日 | 2026年4月21日 |
| 対象サービス | multibook |
| 判定内容 | リース識別、オンバランス判定 |
| 提供企業 | 株式会社マルチブック |
| 本社 | 東京都品川区 |
| 設立 | 2000年9月 |
| 導入実績 | 35カ国以上・600社以上 |
trends編集部の一言
新リース会計基準への対応は、契約書の読み込みと判定に手間がかかる領域です。契約書をアップロードするだけで識別とオンバランス判定が自動処理される仕組みは、経理部門の実務担当者やバックオフィスの業務改善に取り組む方にとって検討材料になりそうです。
AI OCRによる契約情報の自動抽出と組み合わせて、段階的に自動化範囲を広げられる設計は、一括導入のハードルを下げる意味で実用的だと感じました。MCP連携によるAIツールとの接続構想も含め、ERP全体をAIで拡張していく方向性は今後の経理DXを考える上で注目しておきたいポイントです。
References
- ^ PR TIMES. 「マルチブック、AIによる新リース会計基準対応「AIリース判定」機能をリリース | 株式会社マルチブックのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000258.000015843.html, (参照 26-04-21).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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