800MHz帯とは?意味をわかりやすく簡単に解説
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800MHz帯とは
800MHz帯とは、周波数が700メガヘルツから900メガヘルツの範囲に含まれる電波の周波数帯域を指し、主に携帯電話やスマートフォンの通信に利用されています。この周波数帯は電波の伝搬特性に優れ、建物内部や地下でも電波が届きやすく、広いエリアをカバーできるため移動体通信に最適な特性を持ちます。
日本国内では、総務省が電波法に基づいて周波数の割り当てを管理しており、携帯電話事業者に対して特定の帯域が免許制で付与されています。国際的にも、移動通信システムの重要な周波数資源として位置づけられています。
800MHz帯の周波数範囲と割り当て状況
日本における800MHz帯の周波数割り当ては、上り回線が815メガヘルツ~850メガヘルツ、下り回線が860メガヘルツ~895メガヘルツの範囲で設定されています。この帯域は、携帯電話事業者であるNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社に分割して割り当てられ、各社が自社のネットワーク構築に活用しています。
| 事業者名 | 上り周波数帯 | 下り周波数帯 |
|---|---|---|
| NTTドコモ | 830-845MHz | 875-890MHz |
| KDDI | 815-830MHz | 860-875MHz |
| ソフトバンク | 845-850MHz | 890-895MHz |
各事業者は、これらの周波数帯域を使用して、LTEや4Gのサービスを提供し、都市部から郊外まで広範囲な通信エリアを確保しています。周波数の割り当ては、電波の有効利用と公平性を考慮して決定され、定期的な見直しが行われることで通信需要の変化に対応する体制が整えられています。
800MHz帯の電波伝搬特性と利用メリット
800MHz帯の電波は、波長が約37センチメートルと比較的長いため、障害物を回り込んで伝搬する回折特性に優れ、建物の壁やコンクリート構造物を透過しやすい性質があります。この特性により屋内や地下街、山間部など、電波が届きにくい環境でも、安定した通信品質を実現でき、基地局1局あたりのカバーエリアを広く設定できます。
| 特性項目 | 800MHz帯の性能 |
|---|---|
| 波長 | 約37センチメートル |
| 屋内浸透性 | 優れている |
| カバー範囲 | 半径数キロメートル |
| 基地局設置密度 | 低密度で運用可能 |
高周波数帯と比較して、基地局の設置数を抑えられるため、通信事業者にとって、インフラ整備コストを削減できる経済的メリットがあります。特に人口密度の低い地方エリアや離島などでは、限られた設備投資で広範囲をカバーできる800MHz帯の活用が、通信サービスの提供において重要な役割を果たしています。
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