PHPで日本語の曜日を表示したい場合、date関数やDateTimeクラスを使用しても、英語表記の曜日しか取得できません。日本語で曜日を取得するには、曜日番号を取得した後、日本語の曜日を格納した配列を使用する必要があります。
曜日番号とは、日曜日を0、土曜日を6として各曜日に割り当てられた数値のことで、この番号を配列のインデックスとして使用することによって、日本語の曜日を表示できます。この記事では、PHPで日本語の曜日を取得する具体的な方法を解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
PHPのdate関数で日本語の曜日を取得する方法
date関数は、指定した日時を任意の形式で表示できるPHPの組み込み関数です。フォーマット文字に「w」を指定すると、曜日を0から6の数値で取得できます。この数値と日本語の曜日を格納した配列を組み合わせることによって、日本語の曜日を表示できます。
日本語の曜日を取得する方法として、以下の2つがあります。
- 現在の曜日を日本語で取得する
- 指定日の曜日を日本語で取得する
それぞれの方法について、具体的なコード例とともに詳しく解説していきます。
【PR】プログラミングや生成AIを無料で学べる「コードキャンプフリー」
現在の曜日を日本語で取得する
現在の曜日を日本語で取得するには、まず日本語の曜日を格納した配列を用意します。配列の要素順は日曜日を0番目として、土曜日を6番目まで順番に並べることが重要です。date関数のフォーマット文字「w」は、日曜日を0、月曜日を1、土曜日を6として返すため、この順序と一致させる必要があります。
<?php
$week = array('日', '月', '火', '水', '木', '金', '土');
$today = date('w');
echo $week[$today] . '曜日';
?>
上記のコードでは、date('w')で現在の曜日番号を取得し、その番号を配列$weekのインデックスとして使用しています。例えば、実行日が金曜日であれば、date('w')は5を返すため、$week[5]が実行され「金」が出力されます。配列の要素に「曜日」という文字を含めずに格納しているため、出力時に「曜日」を連結しています。
指定日の曜日を日本語で取得する
指定日の曜日を日本語で取得する場合は、date関数の第2引数にタイムスタンプを指定します。タイムスタンプとは、1970年1月1日0時0分0秒からの経過秒数を表す数値です。strtotime関数を使用すると、日付文字列をタイムスタンプに変換できます。
<?php
$week = array('日', '月', '火', '水', '木', '金', '土');
$date = '2024-05-15';
$weekday = date('w', strtotime($date));
echo $date . 'は' . $week[$weekday] . '曜日です';
?>
上記のコードでは、strtotime関数で日付文字列'2024-05-15'をタイムスタンプに変換しています。そして、date関数の第2引数に渡すことによって、指定した日付の曜日番号を取得できます。strtotime関数は'2024-05-15'のような形式だけではなく、'next Monday'や'+1 week'のような相対的な日付指定にも対応しています。
【PR】『Python』を学べる企業・個人向けのプログラミングコース
PHPのDateTimeクラスで日本語の曜日を取得する方法
DateTimeクラスは、日付と時刻を扱うためのオブジェクト指向型のクラスです。date関数と同様に、フォーマットメソッドで「w」を指定することによって、曜日番号を取得できます。DateTimeクラスを使用する利点は、日付の計算や操作がオブジェクト指向で直感的に記述できる点にあります。
date関数と同じく配列を使用する方法ですが、DateTimeオブジェクトのメソッドを使用する点が異なります。以下で具体的な実装方法を解説します。
現在の曜日を日本語で取得する
DateTimeクラスで現在の曜日を日本語で取得するには、newキーワードでDateTimeオブジェクトを作成し、formatメソッドで曜日番号を取得します。コンストラクタに'now'を指定すると、現在時のオブジェクトが作成されますが、引数を省略した場合も同じ結果になります。
<?php
$week = array('日', '月', '火', '水', '木', '金', '土');
$datetime = new DateTime();
$weekday = $datetime->format('w');
echo $week[$weekday] . '曜日';
?>
上記のコードでは、new DateTime()で現在時のオブジェクトを作成し、format('w')メソッドで曜日番号を取得しています。取得した曜日番号を配列のインデックスとして使用する点は、date関数と同じです。
DateTimeクラスを使用する場合、日付の加算や減算などの操作をメソッドチェーンで記述できるため、複雑な日付計算が必要な場合に便利です。
指定日の曜日を日本語で取得する
指定日の曜日を取得する場合は、DateTimeクラスのコンストラクタに日付文字列を渡します。strtotime関数を使用する必要がなく、日付文字列を直接指定できる点がdate関数との違いです。
コンストラクタは'2024-05-15'のような形式だけではなく、'next Monday'のように相対的な日付指定にも対応しています。
<?php
$week = array('日', '月', '火', '水', '木', '金', '土');
$datetime = new DateTime('2024-05-15');
$weekday = $datetime->format('w');
echo $datetime->format('Y-m-d') . 'は' . $week[$weekday] . '曜日です';
?>
上記のコードでは、new DateTime('2024-05-15')で指定日のDateTimeオブジェクトを作成し、format('w')で曜日番号を取得しています。format('Y-m-d')を使用すると、DateTimeオブジェクトが保持している日付を指定した形式で出力できます。
DateTimeクラスを使用する利点は、タイムゾーンの設定やDateIntervalクラスとの組み合わせによる柔軟な日付操作が可能な点です。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
【PHP】コードの動作確認をローカル・オンラインで行う方法
MacでWordPressのローカル環境を構築する方法を解説
【Mac用】miテキストエディタのインストール方法や使い方を解説
Photoshopで文字入れする方法と入力テキストの編集方法
写真を切り抜いてコラージュを作る方法とおすすめアプリ・ツールを紹介
Yahoo APIの使い方やデータの取得方法を簡単に解説
【Xcode】シミュレーター(Simulator)の起動方法とエラー対処法を解説
Photoshopの無料筆ブラシをダウンロードする方法やおすすめを紹介
KeynoteとPowerPointの違いや変換方法などから徹底比較
ITやプログラミングに関するニュース
沖縄県とISCOがDXセミナーを開催、AI時代の上流工程における生産性向上を解説
株式会社アスクとi4laboが共催ウェビナー開催、フィジカルAIとROS活用の最新動向を解説
株式会社Staywayが事業承継M&A補助金セミナーを開催、最大2000万円の補助金活用法を解説
株式会社AI ShiftがAIエージェント活用ウェビナーを開催、ハンズオンで実践的なノウハウを解説
ファブリカコミュニケーションズがAI活用セミナーを開催、中古車販売の業務効率化と収益向上を支援
新電元工業が無料ウェビナー開催、MOSFET損失計算ツールの使い方と原理を解説
株式会社MS-Japanが税理士向けウェビナーを開催、キャリア形成や独立開業を解説
デリバリーコンサルティングとキャムが共催ウェビナー開催、基幹業務のシステム化と自動化を解説
リロホテルソリューションズら3社が共催ウェビナー開催、宿泊施設の売上向上と効率化を解説
株式会社アスマークがインサイト発見セミナーを開催、写真調査から無意識を捉える手法を解説




